今、教育が民主主義が危ない!!
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2008/7/18
「連載:「国旗」をテサインしてみたら(1)」
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☆ 「国旗」をデザインしてみたら(1)
遠藤 勝
1999年2月28日広島県立世羅高校長の自死を口実に、野中官房長官(当時)は3月2日の記者会見で「内閣として法制化を検討する時期に来ている」と発言。その発言をきっかけに、「日の丸・君が代」に関する新聞やTVの報道が一挙に増大した。
新年度4月。6年生最初の授業。「いま、国旗・国歌を法律で決めようという議論がおこっていますが、もし国旗のデザインが公募されたら、みなさんだったらどんなものにしますか?」と問いかけた。すると一瞬、子どもたちはとまどいのようすを示した。
子どもたちのイメージを具体化するため、テレビ朝日の『ニュースステーション』で放映された「世界各国に見る『国旗と国歌』論 国旗と国歌お国の事情」の録画を見せた。
そこには、オーストラリアで現在進行中の国旗公募のようすがわかりやすく報道されていた。
子どもたちは、ビデオを見おわるとすぐに作品づくりに取りかった。図工室に常備してある図鑑やイラスト集などをめくる子。友だち同士で相談しあう子。図工室の中をうろうろと歩き回る子。友だちのやっているのをのぞき込む子。一人で黙々とアイディアをねる子。しばらくして突然「できた!と大きな声。その後、次々と作品が完成。
「日本といえば富士山」「いいえ、桜よ」「いやいや、鶴だ」と、図工室中にぎやかになった。たった1回、90分間の授業だったが、子どもたちは色を塗ったり、色画用紙を切ったりはったりして、さまざまなデザインの「国旗」を仕上げた。
「日の丸」の歴史やその果たしてきた役割に関して、まったく知識のなかった子どもたちの作品は、当然のことながら「日の丸」をあしらった図柄が多かった。
一方、「日本列島の形がタツノオトシゴに似ている」との理由からタツノオトシゴに桜をあしらったものや、桜の花びらが舞う中を、朝日を背に鶴が羽をひろげるもの。満開の桜の木。東京タワー。平和の象徴としてのハトが飛び交うもの、などがあった。
4月以降、国旗・国歌の法制化という、これまでは考えられなかった流れが進行していた。週に一度の図工の授業の始まりの短い時間で、TV報道の録画などを資料に「国旗」「国歌」を考えていった。
毎回5分程度の短い時間だったが、いろいろな意見や考えがあるということは明確にして行った。
21世紀を生きる子どもたちが、一人ひとり自分の意見や考えをもっためにも「日の丸・君が代」の歴史的事実を知って欲しいと願った。
1学期が終わり夏休みに、この作品のことを知った記者が取材に訪れ、国旗・国歌法が衆議院を通過した日、「私が国旗を描くなら」として、子どもたちの写真が掲載された。
(続)
『ほっととーく 62』より
「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会
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