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2008/11/9
「右翼都議に同調する特異な都教委の思想」
Y暴走する都教委
【金曜アンテナ】
◆ 都教委の分限免職 最高裁判例無視明白に
〜右翼都議に同調する特異な都教委の思想
平和教育を実践し都教育委員会から分限免職された増田都子教諭(本欄9月19日号、10月10日号)の処分案を起草した、都教委人事部の元幹部らが10月30日、東京地裁での免職取り消し裁判で、「厳密、慎重」さを求める最高裁判例に反する不当な「適格性の判断」を行なっていたことが明らかになった。
地方公務員法上「職に必要な適格性を欠く」等、任命権者(教育委員会等)の恣意的な裁量で実行できてしまう分限処分は、1973年9月14日、長束小事件の最高裁判決で、免職の場合、「特に厳密、慎重であることが要求される」との判例が確定している。
これを受け、増田さん側弁護士が「分限免職の決定過程で、増田さんの授業プリントを全部読んだか。多くの生徒や保護者の増田さんへの信頼の声や、授業など学校での職務状況への校長の評価を考慮したか」と問うた。
すると、05年度に都教委人事部職員課管理主事として分限免職の原議案を作成した橋爪昭男・豊島区立明豊中校長と、その上司の人事部主任管理主事だった勝部純明・都立国分寺高校長は「プリントは一部しか見ていない。生徒からの評価等はまったく考慮しなかった」などと証言。都合の良い材料だけでクビにする都教委の、最高裁判例違反が浮き彫りになった。「初めに分限免職ありき」なのだ。
次に、増田さん側弁護士が「15年戦争は侵略戦争というのは政府の公式見解ですが」と問うと、橋爪校長は「私はそうは思わない。見解の相違だ」と明言。
「そういうあなたの見解によって、古賀都議の侵略戦争否定発言を歴史偽造主義者と教えてはいけないということか」との問いにも「そうです」と回答した。
勝部校長も「(前記)都議発言を授業で批判するのは、誹謗中傷」との見解を示した。これにより、右翼都議に同調する特異な都教委の思想によって、首切り処分が出たことが明白になった。
(永野厚男・教育ライター)
『週刊金曜日』(2008/11/07【金曜アンテナ】)
http://www.kinyobi.co.jp/pages/vol726/antena
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