今、教育が民主主義が危ない!!
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2009/11/23
新自由主義 行き着く先は 国有化(米GM国有化に寄せて)
【都〜区 トーク】
◇ 馬鹿にしていたんだが
つい10年ほど前まで、北欧の国々といえは、誰もがひどく馬鹿にしていた気がする。
「あの高福祉の高負担は何なんだ。貧しい移民は増え、高い税負担に耐えかねた金持ちはどんどん逃げる」
「労働者に与える条件が良すぎるから、企業も自国での設備投資をしないで海外流出していくだろう。もうこうなると、残るのは失業者と老人と財政破綻した国家だ。ああいう悪循環の国に絶対なってはいけない」
「ああいう国の考えは亡国の道である」
政治家も財界も評論象も、固有名詞を挙げて、北欧の諸国を問題視していた。実は私もそう思っていた。
それから10年、高福祉に耐えかねた北欧の国々はすべて崩壊したであろうか。また、グローバルスタンダードを掲げ、雇用制度を「自由化」した国は世界で支配的地位を固めたであろうか。
残念ながらどっちも違っていた。というか、グローバルスタンダードの多くの国で起きたのは、100年に一度?の大不況、そして恐るぺき少子化の波であり、結果的に将来の高負担国家は間違いないことになってしまった。
流動的な身分のままで安定した人生設計が描けない中では、国民は誰も結婚しない。出産もしない。子供に対する教育投資もしない。家も買わないし取も持たない。年金も払わない。
一方、お金に国境はないから、税金を払わずに済んだお金や、労働者に払わないで済んで余ったお金はすべて海外投資に向かった。そしてその結果は……であった。
一方で、ああいう国は潰れると名指しして馬鹿にした国では、子供に対する教育投資も進み、研究も進み、従業員のスキル向上も進んだ。コンピューター、携帯電話から大型エンジンまで世界有数な地位を占めるようになった。
教育熱心で従業員のスキル向上の進む国、それはつい20年ほど前のわが国の姿であったはずだ。この国はこの10年何をやっていたのだろう。 (白夜)
『都政新報』(2009/8/7)
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