オルタナティブ・ワーシップ(非伝統的礼拝)の祭典、
グリーンベルト・フェスティバルが、今年も8月26日(金)から29日(月)まで、イギリスのチェトナム競馬場を会場に開催されます。
1970年代に非国教派の若いキリスト者が始めたこの祭典は、さしずめ「キリスト教版ウッドストックフェスティバル」といった感じです。
毎年8月中旬のバンクホリデー(英国の一般公休日)に、キリスト者の一大テント村が緑の野原に出現し、オルタナティブ・ワーシップ(非伝統的礼拝)、聖餐式、ポップアート、フォーク、ロック、ジャズ、クラシック、ゴスペル、フィルム上映、社会正義を訴えるイベント、討論会、詩の朗読、講演、演劇、ダンス、パントマイム、コメディー、ワークショップ、カフェ、食堂、市場、子どものアトラクション等々、文化の全領域を福音化する「祭典」が四日間にわたって開催されます。英国国教会から非国教派まで、あらゆる教派、あらゆる年齢層、あらゆる人種の1万人以上のキリスト者が集まります。
1980年代の隆盛期を過ぎ、90年代前半になると規模が縮小しましたが、90年代後半より会場をチェトナム競馬場に移して以降、多彩なキリスト者が集まるようになり、近年は毎年2万人以上が参加するようになりました。
イギリスの救世軍の毎年恒例のユースイベント「ルーツ」(Roots)も、グリーンベルト・フェスティバルから大きなインスピレーションを受けています。
昨年のグリーンベルト・フェスティバルには、さまざまなオルタナティブ・ワーシップ(非伝統的礼拝)のグループが参加して、実験的礼拝やイベントを行いました。オルタナティブ・ワーシップの先駆的人物である
ジョニー・ベイカーが、このフェスティバルの運営委員を務めています。セントポール大聖堂の聖堂参事会員である
ルーシー・ウィンケットは、昨年のフェスィバルで、非伝統的礼拝のひとつで詩の朗読と歌を演じました。今年は、インドから、キリスト教の礼拝音楽をインドの古典音楽のスタイルで表現するユニット
「アラドゥハナ」も参加する予定です。
グリーンベルト・フェスティバルでは、非伝統的礼拝やアートや音楽だけでなく、さまざまなNGO(非政府組織)による環境保護や社会正義の追求、世界の貧困の解消をテーマにしたイベントも行われます。これは、「片手に聖書、片手に新聞」のスピリチュアリティー、と呼ばれています。グリーンベルト・フェスティバルの協力団体
「クリスチャン・エイド」は
、「貧困を過去のものに」(Make Poverty History)の運動を推進している中心的なNGOのひとつです。
グリーンベルト・フェスティバルは、参加者たち(グリーンベルター)が「ムーブメントではない。同じものを世界の他の地に広めようと思わない。新しい教会や教派を作ろうとするのではない」という自覚を持ってやっているところも、大きな特徴です。
以下は、昨年のグリーンベルト・フェスティバルの様子を伝える写真です。(
2004年グリーンベルト・フェスティバル・フォトギャラリーより)
グリーンベルト・フェスティバル
Greebelt Festival
www.greenbelt.org.uk