
メソジスト運動の創始者ジョン・ウェスレーが始めた、アカウンタビリティー・グループ(相互に説明責任を負い合うグループ)は、今日、さまざまな形態に変化して存在しています。
ウェスレーは、青年時代の霊的探求の中で、自分の霊的成長にとって共同体が重要であることを、見出しました。オックスフォード大学在学中の1729年、ウェスレーは、男子学生から成る小グループをつくりました。その目的は、神に全く身を献げたいとの願いを、日々の生活の中で実践するために、お互いに説明責任を負い合う、というものでした。
何年か後、ウェスレーは、モラヴィア兄弟団の類似したグループに参加しました。
これらの小グループによって霊的成長を助けられる経験をしたウェスレーは、神に示されて、これらの小グループのやり方を組み合わせたものを、メソジスト運動に導入しました。
その後の実践から得た経験に基づき、ウェスレーは、すべてのメソジスト会員を「会」と「組」に参加させ、共に祈り、教え合い、互いに罪を告白し、支え合う機会を、提供しました。
ウェスレーは、霊的生活を深めたいと願う人々に、「会」と「組」に加わるよう、熱心に勧めました。毎週の会合は、祈りをもって始まり、お互いが、自分の魂の真の状態について、自由に語り合い、祈りをもって閉じました。こうした小グループの参加により、「みんなが私を見守り、また、私がみんなを見守ることができる。そこにこそ、この小グループの存在意義がある」と、ウェスレーは語りました。
ローズ・メアリー・ドハーティー
Rose Mary Dougherty
ローズ・メアリー・ドハーティー『グループ・スピリチュアル・ディレクション』pp.10-11.
Rose Mary Dougherty,
Group Spiritual Direction; Community for Discernment, Paulist Press, N.Y.1995, pp.10-11.