小千谷ロケの2日目です!!
もうこれ以上飲めない、食べられないというくらい美食三昧の前日だったのに、朝目覚めればすっかりおなかがすいて、我が胃の健康を喜んだらいいのか、恐れたらいいのか……。ホテルの朝食もしっかり食べて撮影スタート。

越後型染めの小紋に着替えた「姉さん」。本日は、会館内で開催されている、小千谷縮の実演をレポートするシーンの撮影です。

苧績み(「おうみ」と読みます)の黒崎キイさん。芋績みとは、原料の青芋を指で割いて髪の毛よりも細い糸にしていく作業です。1反分の糸を作るのに熟練した方でも3カ月毎日やり続けなければなりません。こうした実演は珍しく、地元の新聞社のカメラマンと同時撮影!

地機を実演するのは市川ハナさん。地機は織り子さん自らが経糸を腰当てで引っぱりながら織っていくため、たいへん身体に負担がかかるうえ、操作も複雑で、芋績み同様、後継者不足に悩まされています。ハナさんは後継者の育成にも貢献していらっしゃいます。

こちらは「湯もみ」という仕上げの作業です。糸に付いた糊を落とし、小千谷縮の特徴であるシボを出します。

「湯もみ」のレポートをする「姉さん」の横に、いつの間にか「芋績み」のキイさんが! 休憩に入ったのだそうです。「私も初めて湯もみを見るのよ!」とのこと。

「これが小千谷縮の湯もみの特徴です! よく見ててくださいね!!」と長谷川幸平さん。水槽の角に立てた棒に反物をかけて、ねじりながら引っぱります。

こうして、男性の力で引っ張りながらねじることで、小千谷縮の「縮」の部分、シボが生まれるのです。

さて、実演の撮影を終えて、一同また車に乗って移動です。「山本山」という海苔屋さん? ではなく、小千谷の里山に登っています。

「里の秋」とはこういう風景をいうのでしょうか。

樋口先生のおすすめスポットに到着!! こういうふうに信濃川が蛇行しているのは、この辺りの魚沼地域だけで、この入り組んだ地形が、深い霧を発生させ、おいしい米を作り上げるのだそうです。

しばし、絶景に見とれます。

美しい棚田。

絶景を背景にさっそく撮影です。

私たちが撮影している間に樋口先生は、車のトランクからゴソゴソといろいろなものを取り出し組み立て始めました。

なんと、絶景ランチのおまけが付いていたのです。

山本山に登る前に、樋口先生が用意してくださったお弁当。これがまた、ごはんも鮭も、その他のお惣菜もみんな美味しかったんです!

今座っているチェアで、いつもここで昼寝をしているという樋口先生。この風景もまた、作品づくりのインスピレーションになってきました。

2日間の中で、一番幸せそうな顔かも?のカメラマン和田氏。

町に戻り「姉さん」最後のカットです。小千谷の町の特徴である坂道の途中で。

「地機」の継承者の一人である、桜井恵子さんにもモデルをしていただきました。今回のロケでは、他にもたくさんの方に、あらゆる小千谷産のきもののモデルになってもらっています。

最後に「長者盛」をお土産に買って、無事帰路に着きました。
今回の2日間に渡る取材と撮影が、盛りだくさんの内容で見事なスケジュール進行で楽しく進めていけたのは、現地ボランティアスタッフを買って出ていただいたTAKA様こと、樋口先生のお力によるところが大きかったと思います。この場を借りて感謝させていただきます!!

6