「第7夜 幼馴染の絆とも言い難い、小中学生男女交際事情を語る」
萌え属性論
前回は学校生活を介しての幼馴染の間柄がなすのは小学5年から中学までのおよそ5年間になるだろう、ということについて話をしました。
まぁこの5年間に築く異性の友人が長じて幼馴染への間柄へとつながるだろう、という見解を出しましたが、実際のところこれは結構個人差があったりします。
ひとつは男子に主として言えることですが、精神的な成熟に至らずギャングエイジの思考を引きずるパターン。
そしてもうひとつですが、ある意味これがいかにも現代的というか性情報氾濫等で性体験率がだんだん早熟化していること。
この両極端の思考行動パターンが健全な幼馴染関係の構築の阻害になるのはわかるでしょう。前者はそもそも異性への関心を持たないゆえそういう関係構築そのものを意識しませんし、後者は逆に生々しい恋愛・セックスに直結しますことで幼馴染のレベルを越えて恋愛ドラマのるつぼにもぐりこんでいくことを示すからです。
ここでこの傾向について調べてみました。
調査サンプルは1999年東京都調査データから。
前者については面白いことに中学1年から3年の間「異性の友人がいるか」に対して
興味ない層というのが女子はどの学年も変わらず20%程度な一方で、男子は1年で34%、2年で30%、3年で23%。つまり男子の中には10%ほどギャングエイジの思考をひきずるせいで幼馴染的な異性の友人を作ることを放棄してしまう層がいることが伺えます。さらにそもそも異性への関心が低い層が20%ほど、つまり30%くらいは自分の意思で幼馴染つくりを放棄してしまう層がいるわけですね。
さてそんな中特定の交際相手がいると回答する層は中学1年男子が5.5%、2年3年は約14%。ただ結構無回答が多い(約20%)ので、おそらく20%弱レベルまで達するかなと推測できます。
ちなみに相手の年代は同じ中学生が87.6%。高校生が5.3%、小学生が4.7%。
で最近もっぱら言われている性体験率が諸説あるものの中学3年男子で7〜10%くらい。サンプルが異なるためクロス集計できないのが辛いところですが、想定するに10%ほどは逆にいくとこまでいっちゃってると見たほうが適切かもしれません。
ちなみに女子中学生の場合は相手の年代で高校生8.1%はともかく男子には皆無だった社会人その他2.4%いるのっては何だかなぁと思いますがね。まぁ女子中学生の性体験論はまた別の機会にしておきますけど。
総括しますと、第5夜で親の事情で地縁の幼馴染を作る機会が喪われた層が25〜30%くらいいると書きましたが、
それとは別に異性への関心の低さのせいで学校生活繋がりでの幼馴染を作る機会が喪われる層が別個にまた25〜30%存在するもの
と考えられるわけです。
この二要素を総括すると世の男子の半数は地縁からみもしくは小学校高学年から中学までの間に親しい異性の友人を作ることに不首尾だったと考えられます。さらに約10%ほどはどっちも不首尾だった、いわば「幼馴染負け組」と考えられます。
一方でおそらく10%ほどはもうそんなの通り越しての恋愛だのセックスだのに進んで幼馴染どうこうもちゃんちゃら、ってな層もいることはいるんですけどね。
このあたりをもうちょっと整理して、幼馴染論についていったん結びとしたいと思います。今夜はここいらへんで、それではではでは。