08 B-HEADS FACE70
全長233cm 幅70cm ボリューム120ℓ

4月はじめの週の平日午後から南の風がちょろっと上がってきたのでMAUI SAILのTR-4
8.4u、フィンはいにしえの名品カーチス44cmでテストしてみました。
風はクロスオンでMAX 8m/secの軽い感じでした。
まず乗ってみて思ったのは短い!前モデルよりも12cmも全長が短くなっているため
初めは違和感がありました。しかし、いったんプレーニングに入るとものすごく軽快な走りが味わえ「これでほんとに幅が70cmもあるのか?」って感じでした。走り出しもマウイセイルのよさも手伝ってかものすごくいい感じで、セイルにちょっとでも手ごたえを感じたらちょい下を向けて軽くパンプしてやるだけでリフトし、走り出しているって感じです。ジャスト〜ちょいオーバーくらいの風域でもボードがヒールしすぎて疲れるなんてこともなく走りは軽快そのものでした。
全長が短くなることのメリットはボードコントロールが良くなること、相対的に接水長を短くできるのでトップスピードが上がることまた、物理的にボード全体が硬くなることなどが考えられます。
デメリットとしては@すばやいリフトが得にくいこと、Aロッカーラインが長く取れないためにノーズが刺さることなどが考えられます。
このボードはこれらの@のデメリットをボトム全体にダブルコンケーブを入れ水流によってすばやいリフトを可能にし、Aのデメリットにはノーズ先端の5cmの部分(不自然にも見えるちょっと尖がったノーズ)の部分で解消していると考えられます。
実際、走り出しは以前乗ったどのボードよりも速い感じでしたし、ノーズが刺さりやすい下りの走りでもノーズが海面に刺さる不安は全く感じることはありませんでした。
また、このモデルの特徴はテイルのとがった形状にも見られます。この形状は10年位前にはやったフラッパーボードのコンセプトでもあるプレーニング中の接水面積を減らすための工夫の一環ではないかと思われます。フラッパーボードでは吹いてきたときのコントロールの難しさ、フィンのスピンアウトの問題などで現在多くのメーカーで採用されているカットオフテイルなどに変わってきたのですが、カットオフテイルではちょっと海面が荒れてきたときに変な挙動が現れてしまいます。(ゆえにカットオフテイルは海面の荒れの少ないであろう大きいサイズのボードに多く採用されています。)
微風〜中風までで安定した走りと接水面積の減少の両方を満足させるべく、このモデルのテイルの形状になったのではないかと考えられます。
使用されるフィンについてですが、ボードの対オーバー性能が短くなったこともあって非常に良いのでパワーのあるフィンでも問題なく乗りこなせてしまうと思います。
乗り方のコツについてですがノンプレーニング時に接水長が短いためにセイル、足などで変な力を加えると簡単にラフしてしまうことがありました。これを解消するには上のブローをよく読んでリフトするであろうブローが来る直前にボードをアビーム方向に向けて、頑張ってパンピングなんぞをしてリフトさせちゃってください。要はブローが入った瞬間の不安定なところをかわしちゃえば全く問題はないと思います。
(すぐに慣れますから別に意識しなくてもいいくらいのコツです。)
さて、実際のボード選びの基準ですが小生が考えるに体重が75〜60kgくらいの方の場合
セイルサイズ最大が9.5〜9.0位でレースに良く出る方、もしくは出てみようと狙っている方はアンダー風域で優位性のあるFACE 70以上を
セイルサイズ最大が8.5以下であまりレースには出ないけど、ストリートレーサー系の方は一回りコンパクトな感じで走ることのできるFACE 65が良いのではないかと思います。
今年のFACEは更によくなっています。今年も多くのレースシーンで活躍しそうなボードであることに間違いないと思います。