08 MAUI SAIL TR-4 7.6u
LUFF482cm、BOOM229cm、使用マストSRS RACE 100%/460
浅野則夫プロのセイルをそのまんまお借りしちゃいました。
比較的薄めのフォイル、リーチの落ち具合などはとってもいい感じです。
全体的にはあっさり目のデザイン。しかしながら走っている姿はとてもかっこよくこれぞ機能美って感じでした。
先日、浅野則夫プロが当店に遊びに来てくれたときに何の気なしに「TR-4に乗ってみたい!」とお願いしたところ「当分レースも無いですから自分のでよかったらどうぞ」と快く7.6uのセットをお借りしましたのでテストライドできる風を待ち望んでいました。
2月26日 南西の風が午後には強まる予報でしたが、思っていたより上がってこなかったのでB-HEADS WORKS 65 ノリオプロトにてテストしてみました。
セッティングに関しては今時のワイドスリーブセイルのセッティング方法で何の問題もないです。まずは、規定値どおりにセッティングして早速テストしてみました。
まず、このセイルの特徴でもある9本バテンから来るセイルの重さを若干心配していたのですが走らないときでも重さを感じることは無く、むしろ他のセイルより1段軽い感じがしました。セイル自体の自重も軽減されているのでしょうが、それよりもとてもバランスがいいセイルなんだと思います。
さて、実際アンダーながらも走り始めるとフォイルはしっかりしているのにとてもしなやかなセイルだという印象を受けました。
アンダー風域ではパワー感がそれほどあるわけではないのに走り続けることができました。RS-SLALOMのところで述べたように風効率が非常にいいんだろうなって思いました。(パワー感がそれほど無いので風に対して良い位置にセイルを置いておく意識を持ってないとベターなアタックアングルが崩れボードは止まっちゃいますのでお気をつけあそばせ・・・)
徐々に風が上がってきてオーバー風域(他の方は6.5位でジャストくらい)になってきましたが、フォイルは崩れることなくコントロールしきれれば風の強さがグングンスピードに転化されていく感じがしました。
それから、このセイル、カムの返りが非常にいいです。(緩めのラフカーブによると思われます。)ジャイブ後のセイル返しもアンダーのときに2回くらい足で押して返したものの、ジャスト〜オーバーではその必要はありませんでした。
総合的に見てダウンの数値は規定値付近で何の問題もなさそうで、アウトをカニンガムで変えられるようにしておけばアンダー〜オーバーまでかなりの風域に対応できちゃいそうです。
前述しましたがこのセイルの特徴の9本バテンで何故こんなにも使用感も含めて軽いのかを自分なりに考えましたがシーム等を極力減らし自重を軽減して他メーカーより1本多いバテンで(パネルの間隔を相対的に狭くできるので)ドラフト&スキンテンション(パネルの面張力)を出しているんだろうなって考えられます。また、バテンの間隔が狭くなることにより更にブーム付近のドラフトを固定することができると思いますので敢えてラフカーブをきつくする必要が無くなりセイル全体のしなやかさが出せるんだろうな〜なんて考えちゃいました。(間違っていたらごめんなさい・・・)
このセイルの乗り方のコツですが前にも書きましたが特にマストを立てて、セイルに引っ張られるような感じ(セイルはいいと思われる位置に置いておくだけ)を心がけてください。このセイルはブームポジションが低めに、また他のセイルに比べてクリューのポジションも低く設定されています。旧来のセイルの引き込みかた(アフターレイキが強めの乗り方)をするとブームがすぐに海面に当たりますぜ!
ブーム低め、ハーネスライン長めでよりマストを立てる事を強要されるデザインだと思います。しかしそれに慣れてくるととってもいい感じにスピードに乗せてくれるセイルだと思いますよ。(自分の乗り方がそういう感じなのでちょっと嬉しいかも!)
浅野プロがMAUI SAILのブログで書いていたようにほんとに良いセイルなんだなと感心させられました。
http://www.mauisailsjapan.com/