Worldwide windsurfing information weblog,,,だったブログです(^^)

2014/4/17

Graham Goes to Japan  windsurfing general

先日御前崎で開催されたWorld Performance 2014は大成功だったみたいですね。Ezzy Sailsのウェブサイトに大会に出場したGraham Ezzyのレポートがアップされていたので、ちょっと訳してみました。かなり意訳もあるのでご勘弁ください!

http://www.news.ezzy.com/graham-goes-to-japan/

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気象予報に刺激を受けた私は、大会開始の直前になってワールド・パフォーマンス2014出場のため日本に飛び立ちました。[最高の]コンディションは、Ezzyの3バテン・セイル"Takas"を競技の場で使う機会とともに現れたのです。

高校時代の私は「ウィンドサーフィンという一風変わったスポーツにハマっている奴」という目で周りから見られていたこともあり、必ずしもたくさん友達がいたわけではありませんでした。そうしたなかアレックス・ムッソリーニは数少ない親しい友達の一人でした。5歳年上の彼は私にとってウインドの仲間であるとともにメンター(※精神的な指導者)のような存在でした。私がPWAツアーに初めて参戦した2005年、ムッソ(※ムッソリーニ選手)は遠征仲間であると同時に、様々なことを私に教えてくれました。(恐らく、私の父が彼に「息子が生きてツアーから帰ってくること」を約束させていたのではないかと思います。)

その年以降の全てのPWAコンテストで、我々はヒート表では常にお互い反対側にいたため、「決勝で会おうぜ」という感じで冗談を言い合っていましたが、実際に二人が決勝で対戦する機会はありませんでした。一緒に旅をした夏から約10年が経過し、マウイで育った我々も各々別の道に進むことになりました --- ムッソは今、二人の子供と奥さんとともにテネリフェ(※カナリア諸島の島)でほとんどの時間を過ごしているのです。しかし今月最初の週末、とうとう我々はファイナルで対戦することになったのです!そう、日本で!

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4月の御前崎はウェイブには適していないということもあり、当初私はWorld Performance 2014に参加する予定はありませんでした。しかし大会前日にWingGuruを覗いてみると、なんと星マークばバッチリついているのを発見。友人で元プロウィンドサーファーの小倉さんに電話をしたところ「いいコンディションになるぞ!」という返事をもらったので、すぐにチケットを予約。数時間のうちにパッキングとうたた寝をすませ、私は日本行の飛行機に搭乗したのです。

World Performanceは欧米と日本のウィンドサーフィンを融合させたものと言えます。日本のトップ・ウェイブライダーが、外国人選手達(我々のことを日本語で”ガイジン”といいます)と競い合うというフォーマットです。前回の大会では、ビクター・フェルナンデスとともに私は2位になりました(その年の”ガイジン”選手には、Camille Juban、 Dany Bruch、Tyson PoorやFrancisco Goyaなどがいました)。今年の招待選手には去年参加したフランシスコや私の他、アロハクラシックに参加したトップライダー達--- Bernd Roediger、Morgan Nourioux、そして世界2位のアレックスが加わりました。

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世界のどのウィンドサーフィンの大会よりも、日本の大会で欧米の選手はロックスターのような歓迎を受けます。おびただしい数の写真やサインをお願いされましたが、ちょっと多すぎて戸惑いを覚えた位です。 一見するとガイジン選手は”与える側”にいるように感じられましたが―――写真撮影の旅に笑顔で応じるため頬肉がつってしまったり、ポスターや紙以外に靴やiPhone、ハンドバックまでサインしました―――それは誤りでした。我々ガイジン・ウィンドサーファーこそ、日本のウィンドサーフィンカルチャーに加えてもらったということで素晴らしいプレゼントを”貰った側”だったのです。

日本はクローズドな(※閉じた)国である言えます。[他国から]移住することは極めて困難です。ペリー提督が力をもって日米和親条約をもって開国させる前、日本は200年間にも及び他国との交易が閉ざされていました。そうした外部からの隔絶のようなものは今も存在し、ウィンドサーフィンにおいても日本のプロ選手の中には海外の大会に参加をしなかったり、欧米のウィンド雑誌に記事を出すようなこともない人もいるのです。

ワールドパフォーマンス大会に外国人選手として参加することは非常に名誉なことです。我々はこのローカルの人達手造りの素晴らしい大会に招待してもらったのです。お寿司やお酒をごちそうになり、彼らのウィンドサーフィンが何たるか見せてもらいました。我々は本当に幸せ者です。

コンディションについて:御前崎はギンチョー(※ポルトガル・リスボン近郊のウィンドスポット)に似た強烈なスタボータック/オンショア・コンディションで、押し寄せるような砂や鋭い岩にあふれています。ダブルエリミネーションの日は、セールサイズ4.2でロゴハイのコンディションでした。ローカルの人曰く、「一年のうちでもベストコンディション」とのことでした。

セーリングについて語り始める前に、ひとこと言っておかなければいけないことは、日本のウィンドサーファーはパンチの効いた力強いウェーブでのターンについては、我々ガイジンよりもはるかに上手い、という点です。絶妙なタイミングと勇気、そして栄光("glory")に到達するぞという信念をもって、彼らはウェイブのノド元めがけボードをプッシュするのです。時には激しいクラッシュをともなって! それもかなりハードな! 一方、我々ガイジン選手はジャンプやトリックで一日の長があり、このおかげで[大会でも]トップ4を占めることができました。

それぞれ3位と4位になったBerndとMorganは、アロハクラシックでも見せた状況に応じた対応能力("contest awareness")をもって私に強い印象を残しました。それぞれ17歳と19歳の彼らは、私が彼らの年齢であった時よりもはるかに優秀なコンペティターだと思います!

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Berndは必要な時に常に冷静沈着なライディングを見せ、それはまるでKevin Pritchardのようでした。

ファイナルはAlexと私の二人の対戦に。ここでAlexは私が今まで見た中で最も高いバックループを見せてくれました。Jonas Ceballosが2003年のPozoで見せたものすごいバックループを覚えていますか? もうこれ以上は高くにいけないというような位置で空中パンピングし、更に4メートル上空に行ったのです。今回のAlexのバックループもまさにそんな感じでした。フロントサイド360とゴイターを含めた彼のウェイブライディングも安定していました。

Alexとのファイナルで、私はスピードのあるTaka、バックサイド360、ワンハンド・ゴイターを成功させ、自分の競技人生でもベストなヒートとなりました。ジャンプ面でもワンハンドプッシュループやバックループ、(最後は海面についてしまいましたが)ダブルループをメークしました。

このファイナルは日本人のプロ2名と観客によってジャッジされました。Alexが一人のプロジャッジ、私がもう一人のプロジャッジの票を得たことで、最後は観客の投票結果に全てを委ねることになりました。Alexと私は隣に並びあって、ジャッジによる観客の投票結果の集計を待ちました。結果は86対81でAlexの勝利。私は幸せな気持ちで彼を抱擁しました。心の底から勝ちたかった反面、自分が満足できるライディングが出来、親友が勝利したことにとても満足しました。

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そのとき、私は競技に関するあることを学びました --- ヒートにおいて自分の対戦相手のことを好き("like")な場合で、彼が[自分を下して]勝ちあがっても自分もハッピーでいられる状況のとき、実は自分としてベストなライディングができる、ということです。自分の中にネガティブなエネルギーがないとき、ヒートよりもウェイブそのものに集中できるのです。自分のベストなライディングが出来さえすれば、競技に負けること自体は悪いことではないのです。

競技終了後も観客の皆さんからの声援が続いたのですが、その時、私は今までのウィンドサーフィン競技の場で経験したことがないことが起こりました。なんと観客が我々にアンコールをリクエストしてきたのです。 そしてAlexと私はで海に戻り、再びヒートと同じ時間二人だけでウェイブライディングをしたのです。今回はジャッジなし。二人の友人のみのセッションです。

私は[ウィンドサーフィンを職業とする]プロであるとと同時に一人のファンでもあります。Alexのようなレジェンドが、ヨーロッパ以外のコンディションでリップし、そして勝利することを見ることが本当に好きなんです。アレックスがマウイで成長し、05年にギンチョーで初めて表彰台に上がったことをウィンド業界の人々は忘れているかもしれません。アレックスは今はテネリフェに住んでいるかもしれませんが、彼の技術はオンショアのport tack 360や(彼が得意とするところの)Takaだけではないのです。

この秋でアレックスは30歳に、私は25歳になり、我々はそれぞれ[人生の]新しいステージに入ります。日本でのこのイベントは、いい意味での前触れ/兆候のようなものだと思うのです。
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