本当だって!
お祖父さんは目を吊り上げて言いました。
ああ、分かった、分かった
お皿をひっくり返したような円盤が飛んで来て謎の怪光線を当てられると体が宙に浮いて円盤の中に引きずり込まれて身体検査されたんだろ?
院長先生が呆れ顔で言いました。
※全くその通りでした。
先生!
横で聞いていた若い駐在さんが心配そうに院長先生の顔を見ながら言いました。
心配無いよ、極端に体力を消耗したんで幻覚を見たんだよ。
良くある事だ。
そうですか。
駐在さんは院長先生の説明に納得したようでした。
そして駐在さんは交番に帰って書類を作成し本署に届けました。
そうか、その男性は疲労のため幻覚を見たというのだな。
広間でカウンター越しに係長が言いました。
ええ、医師の話では一時的なもので体力が回復したら元に戻るそうです。
その話、もう少し詳しく聞かせてくれませんか?
2人の会話を隣でそれとなく聞いていた地元の新聞社の記者が言いました。
彼は今年入社したばかりで研修中の新米記者です。
何か記事を拾って来い!
と編集長に言われ警察署に来たのです。
研修中ですから本当に新聞に載る訳ではありません。
そんな事から駐在さんは気軽な気持ちで、お祖父さんが言った事を全て話しました。
ところがレポートを読んだ編集長が
これは面白い!
という事で早速翌日の朝刊に
UFOが男性を誘拐!
警察署も確認
という見出しで大きく取り扱いました。
−続く−