『竹崎順子(TakezakiJunko)』徳富健次郎』(蘆花『Roka』)述

 女性の地位を向上するためには、まずは教育を充実させなければならぬ…と困難を乗り越えていく姿には涙なくしては読めません。

 
 

 明治維新の立役者・薩長土肥は、その後日清・日露・満洲・中国・対英米…侵略戦争へつき進む道をとってしまいました。有徳の国づくり有道の国づくりで、世界各国の経済交流を活発化することによって平和な国際環境を達成していくという横井小楠(YOKOI SHONAN)の構想に基づいて、熊本県人が明治以来の日本を担っていけば、ずいぶん違った世界ができていたのではないかと思えます。

 

 『竹崎順子(TAKEZAKI・JUNKO)』
には、横井小楠の弟子・竹崎律次郎(TAKEZAKI RITSUJIROU)・順子(JUNKO)夫婦の教育への情熱を描きながら小楠の思想と熊本バンドに代表される、日本の精神的な向上を促す、熊本のよき流れが詳しく描かれています。

 郷土の偉人のことをよく知ることで、教育のあり方や今日の世界をどうすればいいのか考える材料にすることができるのではないでしょうか。

             
               横井小楠や矢嶋楫子、西郷軍も
               通過したと思われる河原旧道

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 竹崎律次郎(茶堂)・順子夫婦の塾が、西原村布田の会所の少し上にあったという記述があります。  この小説を書いた徳富蘆花は、竹崎順子のおいにあたります。蘆花自身も竹崎夫婦の本山の日新堂という塾に通っていたことがあるとか。  教育県・熊本の基礎を築いたのが竹崎夫婦であり、その出発点が西原村にあったことになりますから、記念すべき場所ではあります。

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