キャキャ・・・。
フフ。
だいたいこの辺りからだと思う。
毎晩4時くらいまで作業してたんじゃないかな。
どんな作業って、大きな野菜作ったりね。
42羽のニワトリ作ったりね。
パタパタ飛ぶ蝶々を3匹作ったりね。
相変わらず小判布をチクチクやってたりね。
巨大ウワバミの仕掛けを考えたりね。
ま、とにかく細かい作業なんです。
大道具の方も着々と仕上がってきているみたい。
基本的に細かい作業が好きな僕は、どうも大雑把に仕上げる事が出来ず墓穴を掘っていくタイプ。
苦労を自分で呼び込んでは朝帰りの日々を送るのでした。
だからね、この日から9月3日まではね、ただひたすら作業の日々でね、もう台風16号で表に出られない人がいたとか、稽古が一日潰れたとか、そんな最中やっぱり僕は朝まで作業していたのに徳島市内組のとある一部の人たちはスロット打ちに行っていて停電にあって真っ暗闇の中4時間近くも缶詰状態になっていたとか、会館の前の大きな看板がものの見事に吹き飛ばされていく瞬間を見たとか、そんな強風の真っ只中に出来たてホヤホヤの大道具を運んできた棟梁の橋本さんが鍵のかかった楽屋口の外で「開けろぉ!開けろぉ!開けんかぁ!」とパニック状態で叫んでいたり、パチンコ屋で缶詰状態になっていた人々が家に帰ると自宅の屋根瓦が吹き飛んで隣りのBMWを凹ましてしまっていたとか、台風一過で僕が再び片山家の帰宅の戸に着く頃ものすごく大きくて明るい月が出ていてビックリしたとか、阿南市のホームセンターダイキには果たして何回買い物に出かけたんだろうかとか、「わらぞうり」を手に入れる為に最後の最後まで右往左往したとか、出来上がった蛇踊り用のウワバミがものすごく重くてとても手におえるものではなくなってしまっていた為に急遽脳外科手術を施し脳ミソをすっぽりくりぬいて軽くしようとしてみたもののやっぱり無茶苦茶重かったとか、結局そのウワバミの頭を操る黒子の一員に僕とミホ姉がなってしまったりとか、幅2730cmのウワバミの口から長〜い長〜い舌が伸びるようにしてほしいという発注を受けて、大慌てで長さ10数mの舌を作ったり、その伸びる舌ダンスにヒロコがなってしまったりとか、主役の田の久の早替えで衣装チーフの片山ゆう子さんが黒子で入ることになったりとか、日を追うごとに山賊か海賊のように変貌していく僕がいたりとか、予定していたゲネプロがやっぱりお流れになったりとか、今回の芝居で多用している竹を切り出しに富井副部長に駆けずり回ってもらったりとか、ニワトリ42羽を操る竹が足らなくて僕も竹を切り出しに遠藤さんの実家の山にお母さんと入ったりとか、夜中の地震で一時騒然としたとかね・・・。
思い出せば苦労話は山のように出てくる。
それに負けないくらい楽しかったことや素敵な出会いもあった。
市民ミュージカルの醍醐味はやはり限界に挑戦できるところ。
手を抜けばあっという間に見抜かれなめられてしまう。
とにかく今もてる自分の力を振り絞って全力投球でぶつかっていく。
いつでも笑顔を忘れず、どんな苦境に陥っても前向きに。
最後まで諦めない。
そこに、何ものにもかえ難い達成感があり、次の作品への意欲が湧いてくる。
参加する全ての市民に対し、楽しい想い出、苦しい想い出をキッチリ残すのも市民ミュージカルに参加するときの重要な要素であると僕は考える。
さて、そんなわけで、話はすっ飛んで9月4日まで進む。