暗殺者ichiyo ステージ2 バッドエンド1ー2

  | 投稿者: 月華守屋

月刊ヒーローズで不定期連載されている暗殺者ichiyoのバッドエンド物です。
女暗殺者が敵に捕まり体も心も犯されるルートを書いていきます。
正規ルートは本誌orコミックスで。




 リングの上には男達が二十人ほどひしめき合っていた。溢れた男達は見やすい観客席に移動して、自分達の番を待ちながら性欲を高めている。抑圧されていた欲求が苦痛の後で解放される様を想像し、それだけで下半身が白い液体で濡れた。もったいないと分かっていても、男達には止められない。一度射精しても止まらずに、今か今かと出番を待ち受ける。
「おご……ご……ぎ……ぁあ……」
 性欲を向けられた対象は、リングの中央で三人の男達の肉棒を咥えさせられていた。一本は膣。一本は菊座へとねじ込まれ、三本目は大きめのリングギャグをはめ込まれた口へと。無理矢理こじ開けられていて、入ってきたに区棒を噛みちぎることもできず、舌の表面にペニスがすれて恥垢の味がナツに吐き気を運んでくる。各所から上ってくる痛みに悲鳴を上げないことが彼女のプライドの高さを示しているようで、男達は何としてでも普通の女と変わらぬ悲鳴を上げさせようとして腰を動かしていく。
「おおう!? ようやく濡れてきたんじゃねぇか! 俺のスペルマだけじゃなくてよぉ!」
 膣に挿入している男との結合部からは血が流れていた。ナツは処女ではない。暗殺の過程の中でターゲットと夜を供にし、絶頂に達したところで殺すということも経験している。自分の体を暗殺に特化する中で、女ということも最大の武器とするナツには今更凌辱による苦しみというのは意味があまりない。それでも、無理矢理押し広げられた膣は耐えきれず血を流し、体を守るために愛液が漏れ出た。
「ケツマンコもいい具合にしまってるぜぇ。こっちも処女じゃねぇな!」
「おうおう! 女暗殺者様はターゲットに奉仕もしてたってことかぁ! 俺らもしてもらいてー!」
「ばーか! 死ぬだろ! ――うっ!」
 口に挿入して動かしていた男が他二人を笑った直後にうめき、ナツの頭を押さえて臀部に口を押しつける。男の体の痙攣と共にナツの細い喉元が動き、液体を飲み込んでいく様が周囲にも分かった。しばらくペニスを含ませていた男はペニスを抜き取り、絶頂に達したことで満足げにうなずいた。それだけでは終わらず、しばらくしたらまた蹂躙を再開しようと一度観客席に戻る。ナツの口の中からは既に精液はほぼすべて胃の中へと落ちていた。かすかに残ったものをナツは吐き出す。
「おえぇえ」
「おら! こっちにかけんな!」
 前から膣を貫いている男が思いきりナツの左頬を殴りとばす。威力に一瞬意識が飛んだナツだったが、すぐに鋭い眼光を向けなおすナツに男は恍惚の表情を浮かべると腰の動きを激しくした。
「あっあっあっあっおっ……うぅ……ぅっ! う"う"う……おぅっ!?」
 腰の動きにあわせて口から漏れる声を、次のペニスが塞ぐ。頭を横向けにさせられて目の前の男を睨みつけることができなくなった。それでもナツは目を閉じず、苦しさに耐えていた。
(絶対……負けない……生きている限り、必ず……機会は巡ってくる……)
 ナツは自分の状態を確認する。
 両腕は後ろで縛られており、さらに指は五本ともまっすぐに伸ばされた状態で固定されていた。つま先も靴をはかされて足指を使った動きを封じられ、さらに縄で太股とふくらはぎを連結して固定されている。四肢を使える状態ならばどんなに追いつめられても反撃するということを身にしみて分かった闘士達は反撃の芽を摘んだ上で肉便器としてナツの輪姦を開始した。気を失っている状態でリングギャグまでつけられ、気づいたのは最初に挿入されたペニスが精液を放出した時。自分の状況を理解して、泣き叫ぶなとという男達を喜ばせる行動を絶対にせず、再度暗殺のチャンスを見つけだそうと決断した。目覚めても抵抗の光を失わないナツに、男達は歪んだ性欲をぶつけていく。精液が体の中に吐き出されて、抱えきれない量が対外へと流れるごとにナツは一つ一つ自分の欠片がこぼれ落ちていくのを感じる。暗殺者ichiyoとしての自分の中にかすかに残っている、女である火口ナツとしての人格が。
(感じてしまう……なん、て……くそ……)
 女を捨てているとしても体は正直に男達の猛威から逃れたかる。快楽に沈みたいと思考はとろけ、快感が全身を支配して自分の指令を受け付けなくなる。乳房を揉まれて乳首を摘まれれば気持ちよさに体も心も震えた。
 ナツは目を閉じて現実から目を背けてしまいたい衝動にあらがうことでしか目を開けられなくなっていた。いつしか下衆な敵達を睨みつけることで敵意を失わないことから、自分が負けないことへと変わっている。そのことに気づいて、ナツはリングギャグを強く噛んで意識を持たせる。
(負けられない……こんな、やつらに……あぐあ……)
 こじ開けられた口に挿入されるペニスが、精液を大量に口の中へと溢れさせる。入れ方が悪かったのか大半が喉の奥に入ることはなく口の中にたまる。当然ナツは舌を向いて男の欲望をばらまいていた。
「なにするんだおらぁあ!」
「がふっ!?」
 下にいた男が腹部を殴りつけるのと同時に口を攻めていた男がナツの頭を殴りつける。脳しんとうに意識が飛び、腹部からの痛みに復活する。それでも激痛に意識がもうろうとしている状態で白目をむいていたナツの顔へと、挿入前に耐えられなかった男達が精液を吹き付けた。
「ああ……あああ……」
 熱くどろりとした液体が顔面にかけられて滴り落ちていく。下から突き上げていた男がうめき、膣の中へと精液を大量に吐き出すと、菊座を貫いていた男も同時に達する。二カ所から体内へと放出された精液は混ざりあうことはなかったが、胎内でお互いに刺激しあい、ナツはこれまで以上に強烈な衝撃を受けてしまった。
「うぁああああああ!!」
 閉じることのできない口から悲鳴が漏れる。悲鳴を終えて大きく体を震えさせるナツの様子に、男達は確実に変化を見て取った。二人がペニスを抜き去って膣と菊座から白い液体が流れ出すのを見ながら次の男が挿入する。再びサンドイッチにされてナツは目を閉じてしまった。体の内側を毛虫が這って小さな棘で突き刺してくるみたいにナツはくすぐったさに身をよじる。乳房への愛撫は続いており、前から攻めている男は乳首を口に含んで強めに噛んだ。乳首が少し切れて血が出るも、ナツには噛まれた痛みよりも股間や菊座の痛みのほうが強くなっていて気づけなかった。
「おいおい。さっきまで睨みつけてたのによぉ。気持ちよくて目ぇあけてられねぇか?」
「あおお……ぐ……」
 相手に言われて初めて気づき、ナツはゆっくりと目を開く。閉じていたことで阻まれていた涙が一筋、頬を流れて落ちていく。
「おお、泣いてるんじゃねぇか!?」
「さんざんなぶられてさすがに辛いのかよ」
「気持ちよすぎて泣いてるんじゃないか!?」
 ナツの涙に反応して、男達は愛撫を激しく続ける。ペニスをねじ込んでいる三人だけではなく、乳房を一つずつ男達が分担して揉みつつ、乳首をなめ回す。さらにはクリトリスを指でいじるだけの男。どこから持ってきたのかジェルをわき腹から腹部へと塗りたくる男まで出てきた。塗られたジェルは引き延ばされて乳首やクリトリスまで届く。抽送している男のペニスにも付着して直接膣内にも塗られた。愛液や膣内の血。スペルマと一緒になって抽送の手助けがされる。効果として、男達の絶頂への平均的な到達時間が速まった。
「おぉおお……そうら!」
「あがぁあああ!」
 太く大きいペニスを強引に奥までねじ込まれ、ナツは痛みに息ができずに仰け反る。その口にはペニスが挿入されていたが、今の悲鳴によって口の大きさが広がり、隙間から溢れ出た。ペニスを引き抜いたところで今度は体勢を変えて、膣を貫く男は完全に寝転がる。尻を突き出した状態で尻の穴は広げられて貫かれている中、下にいる男は口を埋めているペニスを持つ男の袋を見ながら突くことになるため、視線は自然と乳房に行って専用の愛撫者と一緒に乳房をこね回す。
(このままじゃ……いしきが……さっきと、おな……じ……)
 暴力に屈して意識を失ってから今の状況となっている。ここで頭からつま先まで快感に染まっている今の状況で気を失ってしまっては、二度と立ち直れないかもしれない。
(感じているのは間違いない……認めるしかない……でも、負けていない……心が、負けなければ……)
「ああああ!!」
 脇から塗られたジェルが感度を上げているのか、ナツは体を手が這い回り、膣や菊座が貫かれ、舌の上をペニスが通る度に快感に陥っていた。ナツは数えるのを止めてしまったが、小さな絶頂ならもう少しで三桁いくほどまでになっている。体は完全にナツの制御を離れて外部からの刺激に翻弄されるしかない。そして、いずれは精神までも。
(っっ!? ま、また……中に……)
 胃袋の中。膣や菊座の中に精液が出される。自分でも胃袋や下腹部が重たくなっているのが分かる。吐き出されて、体外に排出されない精液が体の中にたまっているのだ。熱く重たい精液が毒素のように自分の体を浸食していく。毛穴から逆流して外まで出ればいいという妄想が浮かんだことで自分の弱さを自覚したが、坂から転がり落ちるように止めることができない。
「ひ……あ……」
 リングギャグに阻まれても、自分が弱い言葉を発してしまったことにナツは絶望する。自分の心までもが自分の意思を離れて折れかけて弱い言葉を発する。心も体も同じ自分であり、何も変わらない。ならば、屈しているのは結局自分自身なのではないか。
 これまで暗殺者ichiyoとして世界を股に掛けてきたナツにとって、ここまで苛烈な凌辱は初めてであり、だからこそ自分の分からなかった部分を見せつけられることになってしまった。
「おらおら! どんどん飲めよ!」
 下にいる男に怒鳴られないようにと、口を使う男はナツの顔を固定して確実に喉奥へと精液を駆けるために後頭部を掴んで精液を出す。口腔内に溜まることはなくなったが、確実に胃袋を犯していく精液の感触に吐き気を止められない。
「ぉおえ……ぇ……ぁあ……あ……」
 ペニスが抜かれた後でえづいたことで、口から精液の臭いが鼻孔へと入ってくる。体の中が精液に浸りきっている証明となって、惨めさがナツを襲うがそうした感情は全て、快感に上書きされる。挿入されたペニスがざらついた舌にすれることでもクリトリスや乳首と同様のしびれを自覚して、体中が性感帯となったのかと思ったことが、ナツの限界を越えることとなった。
「ぁあああああああああ!!!」
 口からペニスが抜かれると同時に吼えるナツ。それは自分を鼓舞するということや、犯されていることでの悲鳴でもない。現状をどうにかすることができず、ただ叫ぶしかできない証。自分に迫る男達の魔の手をただ声だけで振り払おうとしている。呆気にとられた男達はすぐにナツの状態を看破して、悲鳴を押さえるためにペニスを突っ込んだ。
「むぐぁあああ! ぁああああ゛!」
「うるせぇんだよ! ずっとチンポくわえさせてやるよ!」
 ペニスを挿入した男はナツの鼻をつまみ、息を吸う経路を口だけにしたところで口はペニスで塞ぐ。吼え続けるナツはすぐに酸欠となり、むせながら体を痙攣させた先でついに白目をむいて動きを止めた。膣を攻めていた男は接合部から生暖かい液体が流れてくるのを感じて嫌悪感に悲鳴を上げる。
「うわ!? こいつ小便もらしやがった!」
「気ぃ失ったんだろさ!」
 絶叫を止めたナツを少しだけ休んでから再度犯し始める男達。力強く闘士達を倒してきた者が全く無防備で犯されることに一度果てた男達もまた復活して次の機会を狙う。
 ナツが解放されて目覚めるのは、これから一日後のことになった。

 * * *

 そして。
 地下闘技場へと続く道から帰ってくる男は傷だらけになって顔を青く染めていた。腰にはチャンピオンベルトを巻いており、現状では地下闘技場最強の闘士。その資格を取るための戦いをようやく終えたところだった。前回のチャンピオンは暗殺者の手によって帰らぬ人となり、後を次ぐ者の選定は最終的に闘士達に委ねようと決められたのだ。事情を知らない一般人は突然のチャンピオン失踪劇に憶測を飛び交わせたが、最後には「クーロン城から抜けようとしたから」という最も行方不明者、死亡者が多い理由で片づけられた。
「――ぁ……ああ……あんっ……あっ……んっ……」
 男が向かう先からは艶めかしい声が届いてくる。自分達の待機場所よりは手前で、闘技場へ出る時には必ず通る場所にあるそこは、今や休憩場所となっていた。
「おう。やってるか」
「おうよ。この女。何度やっても膣や菊座がゆるゆるにならねぇ。ここまでくると化け物のように思うぜ」
「あれから三ヶ月経ってもこれだけ耐えれられるなら大したもんだよな」
 のぞき込んだ新チャンピオンの視線の先には、倒れたナツがいた。服は何も着ておらず全裸で、三ヶ月間毎日輪姦され続けた跡が体中に刻まれている。毎日体は洗浄されているが、髪の毛や体に付着した精液の臭いは染み込んでいよいよ取れなくなってきていた。今日もまた午前零時からずっと男のペニスが彼女を貫いているため、夜の八時ともなると汗と精液の臭いが混じった濃度が濃い空気が漂っている。
 手足の腱が切られて動かすことができなくなったため、両手足の拘束は外され、口もリングギャグが同様にとられていた。ペニスを噛みちぎられる可能性があるため実際には膣と菊座だけが使われていて、口から漏れる女暗殺者のあえぎ声を楽しんで、精液を顔へかけるプレイを楽しむのが最近の地下闘士達の日課。
「そういや、こいつ。生理きてないんじゃねぇか?」
「はっは。こりゃいいや。俺らの誰かの子供を妊娠してるってことか」
「堕ろすけど……な!」
「あぁああ!」
 今攻めている二人が同時に果てて、ナツは精液の感触に身を震わせた。左腕に残る幾本もの注射の痕は、彼女へ注入された薬の量を物語る。増幅された快感にナツの鉄の意志も周りから腐食が進み、中に入っている彼女の柔らかい部分――女の部分を浸食していった。
「あうあ! あ……あっ……んぐぅ……く……ひ……ぁ……あっ!」
 ペニスが引き抜かれても、再び挿入されてもナツの体は反応する。もはや女として男達からの凌辱に快楽を運ぶ道具と化した肉体に、ナツの意識もかき乱され粉々になる。理性的に考えられなくなり、単純な思いだけが残っていく。
(父さん……母さん……ミキオ……殺す……マフィア……ころ、す……)
 内に残るのは復讐心。家族を殺された憎しみ。だが、暗殺に失敗して地下に閉じこめられ、身動きできない体にされて男達の性欲のはけ口となる。闘士達が性病に冒されないために、一日の終わりには丁寧に洗われるが、膣や菊座の奥までしっかりと「掃除」されることは暗殺者としてのナツには最も堪えた。丁寧に体を調整されている感覚が強まり、薬のせいもあって何度も絶頂に到達させられて、潮を噴いた。ただの愛撫だけで達している自分が、もう暗殺者ではないのではないかという現実を見せつけられる。
 ちょうど60人目の男の精を出されて、ナツは一度解放された。場所を向かい側にある部屋に移されて横に寝かせられたナツの体へと簡単に水がかけられ、モップで擦られる。たいていの精液は水で流れるが、最初の方に付着した物はもう乾いて張り付いており、水の勢いだけでは剥がれ落ちない。それでも30人目の時に一度同じことをしているが、その時は水洗いだけだったためすぐに精液の臭いが強まっていたのだ。
「こいつ。腹の中に赤ん坊いるのか?」
 掃除係の男が自分の出番を待つ男達に問いかける。男達はげびた笑いを浮かべながら肯定した。
「これだけ犯してやってるんだ。できないほうがおかしだろ」
「女暗殺者のガキかぁ……それはそれでおもしろそうだな」
「腹がパンパンになった女とセックスなんてやりたくねぇな」
 簡易洗浄が終わり、部屋から引きずり出されたナツは再び凌辱部屋へと戻される。床に仰向けで転がされたナツを見下ろすのは三人の男。チャンピオンとなったばかりの男に、他二人。ナツはいつしか失っていた意識が覚醒してもぼんやりと三人の姿を視界に映し、呟くのが精一杯だった。
「ころ……してや……る……」
 あえぎ声を出し続けて掠れてしまったナツの声からの言葉。それは男達にまた醜悪な欲望を吹き出させる。彼女の穴を犯そうと全裸になったが、チャンピオンは男二人を制してナツの足を持ち、部屋から文字通り引きずり出した。そのまま足を持って闘技場の方へと進んでいく。ナツは引きずられることにも抵抗できず、両宇を万歳の状態にして、髪の毛も後ろに流れた。引きずられている間も男達二人に覗きこまれていたため、ナツは屈服しない証として鋭く眼光を向けた。
 やがて闘技場の扉が開かれ、リングへと続く道に入る。ナツの背中はひやりとした固い通路を抜けて、やがてマットの上に投げ入れられる。マットは固いが弾力があり、ナツの体は跳ねてうつ伏せになる。自分がなぶられ、凌辱された場所。ここから、さらなる地獄へと堕ちたのだが、反射的に仰向けになって視線を展覧席に向けた。すでに工業を終えているために、華竜の姿はない。
(華、竜……)
 暗殺し損ねたターゲットの様子を思い浮かべて、ナツの中に残っている復讐心がかすかに燃え上がる。腱が切れていて二の腕から先や太股から下をうまく動かせないが、立ち上がろうとする。斜めに上がった胸元を、蹴りの衝撃が貫いてナツはマットに叩きつけられた。
「げほっ!?」
「はは。流産がてら技の練習してやるよ!」
 ナツの乳房の間に右足を叩きつけたチャンピオンは足を退かせてからナツの髪の毛を掴んで強引に立たせる。密着した状態で膝蹴りを放つ度に、ナツの口から苦しい悲鳴が漏れ出る。
「あうっ! あ゛! がはっ! がっ……げぼっ!」
 チャンピオンも渾身の一撃を放ったのか、ナツは胃液を口から垂れ流す。更にチャンピオンはナツの体を離すと顔を殴りつけた。反動に飛ばされた先には二人目の男。ムエタイのポーズを取ると、右足を振ってナツの横腹を蹴り付ける。
「あぁあああ!!」
 支えられない体をよろめかせた先には三人目。ナツの体を抱えると気合いの声と共に持ち上げる。逆さまにして肩でナツの上半身を支え、両足首を掴んで全開に広げさせる。股裂きと同時にくる圧迫感にナツは酸欠になって顔を青ざめさせたが、男は飛び上がってマットに勢いよく座り込んだ。飛び降りた衝撃がナツの体を貫通し、両足を開かされていたことにより股関節も悲鳴を上げる。解放されて倒れたナツはうつ伏せになって股間を押さえた。
「股裂きいいねぇ。骨盤ひろがったろ」
「おいおい。せっかくきっついマンコがガバガバになったらどうするんだよ」
 笑いながらチャンピオンはナツの腹部を蹴り付ける。少し大きくなり、新しい命の存在を感じさせる腹部へと、次から次へと足跡が付く。
「ぎゃあ! あぐあ!? ぎゃん! あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ」
 決定的な何かが壊れた音と共に、ナツは血を吐いた。度重なる腹部や胸部への蹴りのために骨が折れたのかもしれない。だが、ナツは股の間から生暖かい液体が流れていくのが一番感じ取れた。男達は鼻をつまみ、笑いながら口にする。
「おーでたでたー。これが流産してるのか?」
「女痛めつけて、堕ろさせるのとか楽しいな」
「げへへへへ」
 下衆達の赤ん坊を望まぬ形で孕まされ、更に流産させられる。子宮へのダメージが大きいことは明白だった。もともと暗殺者などしている自分が普通の暮らしができると思っていなかったナツだが、自然と視界がぼやけてくる。
(なん、で……涙なんか……)
 仰向けで顔を左に倒しているナツ。瞳から涙が流れて左側へと落ちていく。チャンピオンはその様子を見ながらしゃがみこみ、乳房を強く握る。
「――っっ!」
 急に震える体と固くなる乳首。薬の効果はまだ続いており、乳房を捕まれただけでナツの体は絶頂に達した。
「さぁて。邪魔物は消えたから、更に楽しませてもらおうかい」
 男達の手が伸びる。ナツはこみ上げてくる感情を口から出さないように必死にこらえ、目を閉じた。
 瞳を閉じて外界との繋がりを押さえなければいけないほどに彼女はもう戻れないところまできていたのだった。

 * * *

「あんっ……あんっ! あっあっあっ……あぁんっ! ふぅんあ! あっあっあっあっあっあ! はぁあ! やはぁん! ふぅん……んっんっんっんっんっんあああ!」
 じゃらり、と鎖の音が鳴る中でナツの嬌声が部屋に反響した。男がナツの菊座からペニスを抜くと大量の精液が流れ落ちていく。放出した精液だけではなく、口から胃袋に入った物も含まれていた。
「はっ……はっ……はっ……」
 天井から吊された鎖に両手を縛られて無理矢理吊されているナツ。高さを調節されて今は座り込んで体が前の方へ伸びている形になっている。尻を攻めていた男はたっぷりと性欲を吐き出して満足だったのか、何も言わずに部屋から去った。次に入ってきた男もまた菊座に挿入し、力が入らなくなっているナツの体を反射的に飛ばす。嬌声を上げる顔は伸びた髪の毛に阻まれて見えない。肩くらいまでだった色素の薄い髪の毛は、彼女が監禁された時から一年も経つと前髪や後ろ髪という区別はなく伸びて、終始俯いているナツの表情を隠していた。
「ああっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ!」
 ナツの中には、もう何も残ってはいなかった。度重なる快楽に狂う薬を注射された左腕の肘裏は内出血でおどろおどろしい色になっている。更に腹部には一筋の傷跡。堕胎をさせるのがめんどうだと、闇医者に命じて子宮を摘出した痕。女としての象徴奪われたナツにとって、何もできることはなかったのだ。
「あんっ! あんっ! あんっっっっ! あぁああああああ!!!」
 涙を流しながら快楽に狂うナツ。
 暗殺者ichiyoの最後だった。
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