汚れし正義の女神

  | 投稿者: 月華守屋

週間少年ジャンプにて連載されている「レディ・ジャスティス」よりユースティティアこと剣崎天利さんの凌辱小説です。
本編は、どうも力の設定がいまいちなのですが、対等な悪役が出てきたことで面白くなればなぁと思っています。掲載順位も下ですが応援しております。




 日本一の治安の悪さを誇る臨海都市・剛寒市。毎日のように刃傷沙汰が飛び交う最悪の街の住民たちは、とある世界最強の女により悪の手から守られていた……。
 名をユースティティアと言う。


「あんぎゃぁああ!」
 盛大な音を立てて巨漢の男が吹き飛び、鉄で出来た壁にぶつかった。轟音と一緒に男の体は壁にめり込んで、泡を吹きながら滑り落ちる。地面に尻餅をついた男は俯いて気を失った。
 男が吹き飛んだ起点には、男の半分くらいしかない体格の人影があった。穴が開いた天井から降りてくる太陽の光がちょうど当たって、その姿をくっきりと浮かび上がらせる。そこには、体を煤で汚した女性が立っていた。 着ている服は露出度が高く、肌にぴったりとしており体のラインをはっきりと見せつけているため、服と言えるのか微妙な線だ。戦闘自体は激しかったのかところどころ破れており、顔の仮面も半分が剥がれ落ちている。顔の見える部分の幼さは年相応のもの。
 ただ、体つきはもう大人の女性に匹敵するほどの成熟を見せていた。大きな二つの乳房にくびれた腰。そして程良い大きさの尻は年齢関係なく男性の視線を釘付けにするもの。今、この場には気絶した男と少女しかいないため隠すこともしていない。
「はぁ……またコスチュームがボロボロ……また修理してもらわないと」
 ため息混じりに言って、少女は歩き出す。歩を進める内に右掌を掲げて何度か閉じたり開いたりを繰り返しながら今の戦いを振り返った。
(これで0.4パーセントの力か……少しずつだけど相手も強くなってる。油断しないようにしないと)
 少女――剣崎天利(あめり)はぐっと右掌に力を込めて頷いた。
 天利は幼いときから超怪力・鋼鉄の身体・飛翔能力・悪を見通す右目・透視能力を持つ左目を有する超能力者で、それらの凶悪な力を制御するために人生を費やしてきた。過剰な力は少し力を出すだけでも周囲に甚大な被害を及ぼす。それは数字でいえば0.1パーセント単位で調整すべきものであり、精神的にも落ち着けるように気を配ってきた。そうして高校生となった今は、剛寒の平和を守る正義の味方「ユースティティア」として仮面を被りつつ戦っている。鋼鉄の身体は全く傷つかないが、普通の強度の服はあっという間に壊れてしまい、いつも半裸や全裸になっていた。
「今回は誰もいなくてよかった」
 167センチと女子としては長身で、バストサイズは90にヒップサイズも87と豊満な体つきは、聴衆の好奇の視線を集めてしまう。だからこそコスチュームを作ってもらっていたが、やはり彼女の戦いには少し強度不足。そのため、周りに人がいないところでの戦いは彼女にとって望ましかった。
 気絶した男の傍にやってきた天利は手を伸ばして男を持ち上げようとする。だが、その瞬間に天利は天井から落ちてきた液体を被っていた。
「わっ……なにこれ……」
 天利は自分の体を流れ落ちる粘ついた液体に気持ち悪くなり、拭おうとする。だが、その前に別方向から声が聞こえてきたために身構えた。
「おーおー。水も滴るいい女ってところか」
「お前は……」
 天利の前に現れたのは金髪の男だった。黒いジャケットに白いシャツ。黒ジーンズという姿。顔は鼻が大きめなこと以外はその他大勢と大差ない。天利も道端ですれ違えば気付かない可能性は高い。あくまで外見だけなら。
 その男――マリスを見て天利は眉を顰める。人間の内側にあるはずの「悪意」が彼女の目に全く映らない。それが逆に特異性を持ち、彼女に彼の存在を認識させた。
 最近、悪党達を倒すと必ず影が見え隠れする存在・マリスは生まれたときから天利と同様に特別な力を持ち、かつ悪意がなかった。世の中の物差しで「悪」とされる行為を悪意なくやってのける純粋悪。彼はユースティティアにとって悪側の黒幕と言っていい人物だった。
 その力は相手の力の数値かを得意とする天利にとっても未だに計り知れない。
「その液体は俺からのプレゼントだ」
「プレゼント……?」
「そこのでくの坊を見て見ろよ」
「!?」
 天利はマリスの言葉に自分が倒した男を見る。すると、倒れていた男の体は真っ白になり、体も急激に小さくなっていた。天利の二倍はあった体格が半分以下にまで縮小し、呼吸は途絶えている。はっきりと死が浮かんでいる男を見て天利も混乱を隠しきれない。
 最後には、男だったモノは燃えてその身を消滅させた。
「一体これは――」
「すぐに分かる」
 視線を男からマリスに戻した瞬間、すぐ横からマリスの声がする。振り向こうとした矢先に腹部に衝撃が走り、天利はその場から吹き飛ばされていた。
「がふぁああああああ!?」
 人生で感じたことのない衝撃に体はまるで風に吹き飛ばされる枯れ葉のように飛び、壁に激突していた。腹部だけではなく壁に叩きつけられた背中からも強い衝撃を受けて、床に倒れた天利は俯せの状態から立ち上がることができずに咳込んでしまう。体にいくら力を込めても上半身は起きあがらず、前後からくる激痛によって息さえも満足に出来ない。結果、尻を突き上げるようなだらしない体勢のままでマリスが接近してくるのを待つしかなかった。
(なに……これ……一体……どうした、の……)
 腹をパンチされて吹き飛ばされた。それはこれまで悪人と戦ってきた中でも何度か経験はある。だが、鋼鉄の身体は彼女にダメージを許さず、服が破れるくらいだった。
 しかし、今は明らかに内臓のほうまでダメージを受けている。特に腹に拳を受けた激痛は人生で始めての経験であり、胃の内容物が逆流して口から吐き出されてしまった。
「げぼっ……うぇ……げえぇ……」
「おーおー。汚ねぇなぁ。でも、変態どもにはスーパーヒロインのゲロって需要あるのかな」
 マリスは倒れたままの天利の髪の毛を掴んで持ち上げる。毛根から引き抜かれそうな力に対抗するために天利は何とか膝に力を入れて立ち上がるが、両膝は笑い、体に力も入らないため髪を引っ張られている今の状態が皮肉にもバランスを保っていた。
「ぐ……は……離せ……」
「これくらいですんでいるのが流石だな、ユーシィ。まあ、俺の手加減が上手いからだけどな」
 動けない天利の頭を掴んだマリスは、彼女の体を抱え込んで膝蹴りを鳩尾に叩きつける。息が詰まった天利は腹部を押さえて後退しようとしたが、後頭部をしっかりと掴んだマリスは密着した状態で何度も右膝を前方に振る。
「あぐあっ! ぐはっ! おごっ! ぐえっ!? あっ……ごほっ!?」
 鳩尾に膝頭がぶつかる度に鈍い音と共に天利のくぐもった悲鳴が聞こえて、マリスはゲラゲラと高笑いをし続ける。やがて天利が抵抗しなくなり、蹴りに対して苦鳴を上げるだけになったところでようやく彼女の体を介抱した。その際にコスチュームを掴んで力を込めて天利の体から引き離す。
「あぐっ……あ……ああ……」
 背中から倒れた天利の格好は上半身のコスチュームが完全に剥がれて乳房が剥き出しになっていた。股間も右足から繋がるコスチュームの三角地帯が破れていて、もう少し引き裂けば陰部が丸見えだった。一歩間違えば全裸に見える体勢からでも、天利は上半身を起こして震えながら胸元に右手を移動させた。股間は両足を閉じてできるだけマリスの視界から乙女の秘部を隠そうとする。
「まだそういう表情ができることは、誉めてやるよ」
「な、にを……したの……」
 天利は自分の体に何が起こっているのか気づき、マリスを睨みつける。 全く力が働かなくなっているためにその鋭い視線はスーパーヒロインのものではなく、ただの女子高生のものになっていた。マリスは高笑いで天利を嘲笑した後で告げた。
「あの液体は俺が手を貸した組織で開発していた、能力者の能力を吸い取るスライムさ」
「スライム……能力を、奪う?」
「そうだ。元々は、俺の能力をなくすことができるのかって興味があってな。研究に協力してやったのさ。結局、吸い取りきれなかったが。俺やお前のような存在仕様になってるから、中途半端な力を持つ奴らだと、しおれた花みたいに白く燃え尽きる」
 先ほど、一緒に液体を被った男が消滅したことが記憶によみがえる。彼は力を吸い取られ過ぎて死んだということ。ならば、天利なら――ユースティティアならばどうなるのか。
 困惑したままの天利にマリスが腕を伸ばし、乳首を隠していた腕を剥ぎ取ると乳房を力任せに掴む。異性に見られるだけではなく直に触れられて、天利は羞恥によって頭に血が上った。これまで、悪者との戦いで服が破れたときと同様に、冷静さを失ってしまう。
「い……いやぁあああ!」
 反射的に突き出される右拳。これまでならば冷静さを失って放たれた拳は空間を爆発させ、衝撃波によって彼女が思ってもみない被害を周囲に起こした。
 だが、天利の拳はマリスの顔にぶつかっても弱々しい音を立てるだけ。
「え……あ……ああ……」
「どうした? 思った以上に威力が出ないか?」
 天利は真っ赤になっていた顔を青ざめさせて、左腕も使って交互にマリスの顔面に拳をぶつける。しかし、マリスは全く効いた様子もない。天利も顔を殴った拳の方が痛くなり、やがて動きを止めてしまった。
「あ……ああ……力……が……」
「さっきお前に蹴りを入れたときの力はよぉ」
「あっぐ……」
 乳房から髪の毛へと掴む場所をかえてマリスは天利を無理矢理立たせる。顔面を包んでいたマスクを剥ぎ取り、下腹部の布を引き裂こうと腕を伸ばすと天利がとっさに両腕で掴んでくる。だが、弱々しい力では全く止められずにマリスは天利の陰部を覆っていた布を引き裂き、乙女の秘所をさらけ出した。
「いやぁあああああああああ!!」
 綺麗に整えられた陰毛の下にある膣口は全くといっていいほど使われていない。今は汚れた廃工場で転がったせいで薄汚れていたが、マリスから見れば処女性を十分に保っている。ほくそ笑んだマリスは髪の毛から頭部を掴みなおして、右腕一本で天利の体を持ち上げる。
「あっ……がっ……いあっ……痛い……いたっ……あああ!」
 万力で締め付けられるような痛みと共に持ち上げられ、首に負担がかかる。ばたつかせた足がマリスの体に当たっても何もダメージはない。逆に自分の足が痛みにしびれてしまい、天利は事ここに至ってようやく事態の危機を悟った。
(力が消えた……私は、今はただの女の子なんだ……)
 幼いときから制御してきた力が全て自分の中から消え去った。それは自分の一部の欠落。力の大きさからすればほとんどの要素を占めていた。
 この状況での力の喪失は命の危険でしかない。
「さっきの、お前への攻撃な。どれくらいの力だったか分かるか?」
 マリスの問いかけにも痛みを堪えるのに必死で天利は答えられない。マリスはその様子に満足げに笑みを浮かべながら言葉を続けた。
「さっきは0.00001パーセント、だ」
 数字が耳に飛び込んできたところで天利の視線はマリスを向く。振り上げられた拳が頬にヒットしたと同時に頭から掌がはずされたことで天利は床に転がった。顔への打撃によって脳しんとうが起こり、天利は横に倒れたまま起きあがれない。朦朧としていく中でマリスの言葉を反芻する。
 数値を相手に言うのは天利も行っていた。自分の力を幼いときから数値化してきた影響からで、普段の力を使えばだいたい0.1パーセントもあればたいていの悪人は倒せる。だが、自分が発する力よりも更に少ない数字での攻撃が自分を再起不能にするのは、彼女を守る力がなくなってしまったからに違いない。
「い、いや……たすけ、て……」
 こみ上げてきたのはこれまで感じたことのない感情だった。
 何かを心の底から恐れること。
 苦手な生物を見て悪寒が走ることはあれど、襲われても自分の力なら簡単に倒せるとして、天利は本当の恐怖というものを体験したことはなかった。だが、今は力を封じられ、少し指を鳴らせば殺されそうな状況であり、天利は自分が気づかぬ内に体を震わせてしまう。
「どうした、ユーシィ。俺が怖いのか? 純粋な正義の君が」
「いや……こ、こないで……」
 マリスは芝居がかった仕草で天利に近づくと、後ずさる天利の両膝を掴んだ。陰部を見せないように閉じられた股をマリスはほんの少しずつ力を込めて広げていく。多少の抵抗など無意味であるのは天利にも分かりきっているが、あえて徐々に広がっていくようにマリスが力を調整していた。
「いつもみたいに『貴様にこの街を好きにはさせない!』って凛々しく言ってくれよ。あれ、言ってなかったか?」
(怖い……勝てない……力、なくしちゃ……助けて……誰か助けて……)
 天利は心の底から生まれる恐怖に全身が震え出す。口もガチガチと歯が鳴らされて、呼吸を乱す原因になっていた。マリスはそんな天利の顔を見ながら股を広げていき、やがてM字開脚の体勢に固定した。
「ほら。ご開帳だ」
「ぁ……あああ……ひっ……ひぃ……」
 またしても露わになる秘部。最初は吊された状態であり、股で閉じてはいた。しかし今度はしっかりと押し広げられて全く隠すことがない。まるでマリスの眼力が膣の奥まで覗いているように思えて天利は目を閉じて顔を背ける。両手を乳房の前に持ってきて、乳首を見せないようにするのが精一杯だった。
「ユーシィ。綺麗なマンコだねぇ」
「……」
「体の奥まで覗かれてるって思っていないか? そうだよ。俺の目の力からすれば膣口から中に入って、奥の奥まで見られるんだ」
「――っ!?」
 マリスの言葉に目を見開いた天利は、醜悪な笑みを浮かべているマリスを見て言っていることは真実だと悟ってしまう。マリスの眼力は視点を変え、開かれた膣から下腹部へと進入する。破れていない処女膜を抜けていき、子宮口まで覗かれている気配を確かに感じる。自分の奥の奥まで覗かれているという事実に、天利は羞恥で顔が真っ赤に染まった。涙を浮かべ、唇が戦慄いても、力が暴発することはない。その暴発する力自体が今は身体に附着した特殊なスライムに押さえ込まれているからだ。
「さあ、て。ユーシィ……天利ちゃんの味を楽しむとするか」
 マリスが股の間に顔を近づける。更に膣内を覗かれる恐怖に天利は両腕を伸ばしてマリスの頭を押さえようとした。しかし、掌が当たっても頭は全く動きに影響を受けず、すぐ膣口に唇がつく。穴に入り込む舌の感触に天利は脳まで一気に痺れが上ってきた。
「はうっ! いっはあっ!?」
 生娘であることは間違いない天利だったが、マリスの舌が膣内を舐め回すことで全身に電流が迸る。マリスがしていることは同じ方向に同じペースで舌を回転させることだけだが、一回転するごとに天利の腰は跳ね上がっていく。回転から前後への抽送に切り替わり、膣内を強く舐めると、今度は愛液が滲み出てきた。更に激しさを増すために両膝を掴んでいた掌を引き寄せて腰を掴む。指が肌に食い込むほどの力で固定すると、一気に舌の運動を加速させる。
「んはっ! あっ! あっ! あっ! あっ! ああうっ! ふあっ……んっんっんっんっんっんっ……やっはぁああ! 気持ち悪い! やめ! やめてぇ!」
「嫌なら……いつでも……離れていいんだぜ……」
「あふぅう! あんっ! はあっ! ひぃいいいい!」
 じゅるじゅると大きく音を立てながら、マリスは膣内から滲み出す愛液を舐め取っていく。人間の伸ばせる長さを軽く凌駕して、マリスの舌はどんどん膣内へ進入してくる。下腹部の奥まで入ってくるざらついた感触に天利は背筋に悪寒が走って、がっちりと目を閉じた。股間から這いあがってくる感覚はこれまでの彼女の人生で存在しないもの。くすぐったさが続いて、じっとしていられない。胸の奥に切なさが募り、力一杯悲鳴を上げたくなる。
(負けない……私は……負けたくない……よぉ……)
 しかし天利は歯を食いしばり、悲鳴を押さえる。両手は乳房を隠すように交差させて、拳を握り込む。だが、力が全くこもらない両手に心の中の絶望は深まるばかり。このまま女の子として恐怖に負けてしまえば、もしかしたら楽になれるかもしれない。しかし、一方で天利の中の『ユースティティア』は告げる。
(たとえ力がなくなろうとも、自分は正義を執行するユースティティアだ)
 純粋な正義。悪意がない天利が生まれつき力を与えられて、正義の味方として戦うことは決まっていたのかもしれない。その力がなくなったとしても、悪意に染まらない純粋な心は変わらない。ならば、自分はまだ正義の味方なのだ。
(負けたくない……私は……負けない……こんなことで……あ――)
 一度壊れた精神が再び立ち直ろうとしたそのときだった。
 股間の奥へと進入していた舌が、行き止まりにたどり着いたような感覚が伝わってくる。そして、行き止まりに対して舌が一度離れた後で深く突き込まれた。その瞬間、天利はこれまで以上の衝撃に体が仰け反り、絶叫した。
「きゃぁあああああああ! はぁあああああああ!!」
 マリスの舌は閉じられた子宮口に到達しており、隙間に舌の先がねじ込まれて強引に中へと進入していた。女としてもっとも重要な器官。男の精子を受け止めて子をなすための場所に軽々しく進入した舌は、蹂躙するかのように荒れ狂い、内側を舐めていく。体は衝撃を緩和するために愛液を大量に分泌させて、股間から舌の隙間を通って流れ落ちる。マリスは愛液の洪水を口や鼻で吸い取りながら舌での暴力を続けていく。
「はぁあああ! 痛い! 痛いぃいいい! 痛いから! こわ……壊れ……壊れる! 壊れちゃう! ひぃぎぃいいい! やあああああ! やめて! 許して! ぎゃぁあああああああああ!」
 天利が絶叫して全身に力を込めて硬直する。胸の前で交差した手は二の腕を掴んで体を抱くようにし、M字に開かれた両足のつま先は反りきって攣ってしまった。足を攣った事による痛みを感じる前に、股間の奥を蹂躙された痛みによって天利は完全に気を失い、見開かれた目が白目になっていた。
「かはっ……けほっ……けほっけほっけほっ! げぼっ!?」
 意識を失ったまま咳込んだ天利は、最後に胃液を吐き出す。子宮への蹂躙は体内を押し上げて胃を圧迫し、痙攣させるほどだ。
 ゆっくりとマリスが舌を引き抜いて口を離しても大の字になったまま目を覚まさなかった。股間からはマリスの唾液と天利の愛液が混ざって流れ出している。ピンク色になっているのは、舌での蹂躙によって膣内を傷つけた結果だった。
「処女膜までは破れていないだろう……そろそろいただくとするか」
 マリスはしゃがみ込んで天利の股を大きく開く。気を失ったままの天利はそそり立つマリスの男根が膣の中に進入することに全く抵抗しなかった。初めて男根を受け入れるはずなのに、マリスもさしたる抵抗は感じずにすんなりとペニスは挿入される。ただ、処女膜を貫いたことで再び血が流れ出した。
「んっ……い……痛い……ぁ……ああ……」
 更に、処女喪失の痛みによって天利は目を覚ましていた。
「はっ!? い……いや! いやぁああ! 抜いて! 抜いてぇええ!」
「嫌か? そんなに。スムーズに入っているだろう?」
 マリスは天利の両腕を掴んで腰を振り始める。速度こそゆっくりだが突き込む強さを大きくして、一回一回のピストン運動の度に乳房が上下に揺れる。空気を震わせて揺れる乳房の音が聞こえるようで、天利の羞恥心は更に高まった。だが、股間の痛みが徐々に快感に変わっていき、天利の脳内を浸食していくと恥ずかしさを感じる余裕もなくなる。痛みも悲しさも巻き込まれて、とろけていく。思考力が低下して、目の前で自分を凌辱している相手が誰なのかさえ忘れかけて、天利は何とか気を保とうと唇を強く噛んだ。犬歯で刻まれた傷跡から血が流れだし、その痛みで気を保とうとした天利は、その思惑も空しくマリスに唇を塞がれてしまう。
「んぶぅう! あおあおあああっっ」
 進入してきた舌を噛もうとしても、口内を蹂躙するそれの力に押し流されて抵抗できない。口内を舌がくすぐるたびに脳が痺れて「噛む」という命令が下せなかった。
(頭が……ぼうっと……して……ダメ……気持ち……いいよ……)
 抱きしめられたまま唇を奪われ、かつ股間へのピストン運動は止まらない。マリスの両腕は天利の背中に回されて、彼女の両腕を絞め上げていた。顔を固定するのはマリスの唇と舌で、口内を舐めつくし、自分の唾液を次々と送り込んでいく。腰は別の生き物のように臀部を天利の股間へと叩きつけ、性感を高める。
「んっ……んっ! んんっ! んんんんふぅううううううう!?」
 体が小刻みに震えて、最後に爆発したかのように大きな動きとなる。マリスは天利の一歩先を呼んでがっちりと両腕で上半身を押さえ込んだ。絶頂に達してしまったことに天利自身も気づけなかったが、マリスには一目瞭然だった。
 マリスは抱きしめた状態のまま天利の上半身を起こすと、股間が結合したままで、ペニスがより深く突き刺さり、子宮口にまで到達する。
 天利は先ほど舌でつつかれたときの衝撃を思い出した体はまた快感にうち震えた。
「んふぅ……ふぁ……あああ……あふっ……ひいっ!?」
「天利ちゃん。いい顔してるじゃないか。もっともっと楽しんでよ」
 マリスは天利の唇から離れて顔全体を見る。天利は快感と疲労によって茹でられたように真っ赤で、瞳も溢れ出す涙により充血していた。黒目は上向きになり、口をだらしなく開けた涎を垂らしている。
 強く気高く凛々しく都市の平和を守っていたユースティティアの面影はそこにはなく、ただ快楽に翻弄されてアヘ顔を晒す少女がいるだけ。
 だが、一度達したことがほんの少しだけ意識をまとめたのか、天利は気力を総動員してユースティティアとしてマリスを蕩けた瞳で睨みつけながら告げる。
「だれ……がっ……きもち……よく……なんっか……こんなことして……恥ずかしく……ないのか! 力が……あるのに……卑怯、な……悪いこと……して……」
 アヘ顔のままでも天利は最後の抵抗と言わんばかりにマリスに向けて説教を始める。しかしマリスは答えずに動きを激しくしていった。
「あうっ! あっ! ああっ! んっんっんっんっあっあっあっあっあっあっ……ダメ……だめだめだめだめっ! まけな――ああ!」
 がっちりと抱きしめていた状態からマリスは天利の二の腕を持つと、前後に勢いよく揺らしていく。膣が下腹部にこすれて剥き出しになったクリトリスが更に刺激されると、天利の顔は涙と鼻水、涎でぐしゃぐしゃになっていく。
「ま、まひぇないのぉ……わひゃひ……まへ……はぅああああ! はな、話……はなし聞いて……話、聞いて! あぅうああああ! まけあひゃあっ!? はな……し……話……はぁんっ! あんっあんっあんっあんっあんっあんっあんっああああ! いや……気持ち……きもちいい! 気持ちいいよぉ……ふぁ、へ! だめぇええあああああ!」
 マリスが動かし方を工夫して深く突き込んだ状態でクリトリスをこすりあげる。すると天利の体は耐えられず、二度目の絶頂に達してしまった。きゅうっと締まる膣と硬直する体。マリスから顔が見えなくなるほど仰け反り、大口を開けている天利は目をトロケさせて快楽の余韻を味わった。
「いい絶頂ぶりだったねぇ、あ、め、りちゃん」
「あ……あひゃ……ああ……や……ああ……」
 マリスの問いかけにも天利は答えられない。すでに頭の中はぐちゃぐちゃで思考もバラバラ。マリスが何を言っているのかも理解できず、自分が何をしているのかさえ曖昧。ただただ、全身を迸る快感に翻弄され、気持ちよさに頭が熱くなっている。意識はあっても瞳には快楽に濁り、気持ちよさに涙を流しながらマリスの顔をぼんやりと見ていた。
「さあ、俺も仕上げに入ろうか」
 マリスは少し腰を掴む位置を変えてピストン運動を再開する。絶頂で敏感になった天利の体は突き上げにまた快感を生じさせ、背中を仰け反らせてしまう。立ち上がった乳首をマリスへと突きつけるように。
「あひっ! ひあっ! ひあぁあああ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! ああっあっあっあっあっあっあっ……あ゛あ゛あぁああ゛! あ゛ぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ!? あ゛ぁあ゛あ゛!」
 喉が枯れ、濁った声を出すこと以外抵抗もできず、天利はマリスの突き上げから何度も絶頂に達してしまう。
 一度の絶頂がイキやすさをとなり、繰り返されるごとに周期が短くなる。抽送の速度は上がり、天利は吐き出す息によって呼吸ができず、酸欠になっていく。
(気持ちいい……ああ……気持ちいい……気持ち……いい……気持ちいい……あぁあああああああ……)
 脳内全てが快楽に支配され、開いた口から垂れる舌を伝って唾液が飛び散る。快楽によって体が自然と反応したのか、顔が徐々に笑みの形に変わっていった。無論、天利は気づくことなくマリスは表情の変化にほくそ笑み、スパートをかける。
「このまま……俺の精を注ぎ込んでやる。純粋な正義と純粋な悪。子供は、どちらになるかな」
 マリスの言葉は、本来ならば天利が許せるものではなく悲鳴を上げて拒絶するだろう。だが、今の天利は全くマリスの言葉は届かずにピストン運動で生じ続ける快感を喜々として受けてしまっていた。
「んはああっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あんっ! あぁあああああ!」
 力を奪われ、持ち直しても言葉は届かずに快楽を受け続け、ぐちゃぐちゃになった思考。本来ならば彼女が持つ強い意志の力は悪への屈服を許さない。しかし、執拗に快感を開発されてしまった天利にはヒロインの強さなどなく、マリスから精液が放出された衝撃により絶頂に達し、意識を飛ばしたのだった。


 そして。


「んあっ! あんっ! あっあっあっあっあっやっあっあっあっあっあっ……んあああっ!?」
 涙を垂れ流しながら天利は嬌声を上げ、絶頂を迎えていた。背後から膣を貫いていた男はしばらく精液の放出と天利の膣内の余韻を確かめるようにじっとしてから、ゆっくりとペニスを引き抜く。引き抜いた衝撃がまた天利の神経を刺激して気持ちよさに呻く。
「よーし、じゃあ次だぜ」
「ようやくかよ。待ちくたびれたぜぇ」
 別の男が前に進み出て100円玉を募金箱のような形をした箱に入れる。それから板によって頭と両腕を固定された天利に近づき、突き出された尻へとペニスを突き込む。
「やあっ……ぎぃい! はぁぐっ……」
 膣も菊座も、もう三十人以上がペニスを挿入し、中で精液を出してしまったためにどろどろではあるが、締まり具合はあまり変わっていない。男達は自分の好きなほうの穴へとペニスを挿入して自分の性欲を満たしていた。
「あはぁああああっっ!?」
 嬌声にはもう悲しさも羞恥もなく、快感を得られる事への喜びしかない。
 剛寒市を守ってきたユースティティアはもういなくなり、マリスによって肉便器のされた少女が一体、街の片隅でひたすらに男達の精を受け入れているのだった。
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