聖闘少女資格喪失〜ウルサミノルのシャオリン

  | 投稿者: 月華守屋

セインティア翔よりウルサミノルのシャオリンに資格を喪失していただきました。
聖闘少女の資格が「処女であること含め乙女であること」というのは無力化するには凌辱すればいいということですよね。
本編の初登場シーンや作中の様子を見て、そもそも活躍できなかったら、というIFを描いてみました。
年齢は推定で書いておりますので公式発表ではありません。沙織さんは13歳というところとセインティアの5年の修行や容姿などから設定しています。ご了承ください。



 聖闘少女――セインティア。
 それは処女神アテナの傍にあって身の世話をする特別な役割を持った女性聖闘士。従来の女性聖闘士は女であることを捨てて仮面を被るが、特例として女子のまま聖闘士として認められる。
 聖(セント)・アカデミーでの全ての課程を修了、且つ純潔で高い素養を持った完全な女子数名のみに聖闘少女としての資格が与えられる。
 これは、そんな少女戦士達の汚れし記録。

 * * *

『この命と生……すべてアテナ様のために捧げることを誓いますっ』
 星暁鈴(シン・シャオリン)は、自分が学び舎を卒業する際に学長に告げた言葉を思い出していた。聖アカデミーを卒業し、一足早くアテナの護衛についている先輩――アリシア・美衣・ベネトールの元へと向かうという事実に心が躍る。同じく先輩であった子馬座(エクレウス)の響子は、邪神エリスとの戦いで命を落とし、もう一人の先輩である冠座(ノーザンクラウン)のカティアは行方が知れない。
 頼りになる先輩達がいなくなっていく中でアテナを傍で守るためにと学舎の外へと出たシャオリンは、その難しさを改めて感じていた。
(私も、もう聖闘少女なんだ。先輩達以上に頑張らないと! アテナ様のために!)
 シャオリンは満面の笑みを浮かべて、両掌を合わせると「よし!」と心の中で気合いを入れた。その様子を見ていた周囲の人々は好奇の視線を向けるが、何人かの男性が向ける視線の中には、彼女の容姿に対して性的なものも含まれていた。
 髪の毛で団子を二つ作った頭に、童顔ではあるが整った顔立ち。十四歳にしてはチャイナドレスの胸元を盛り上げて主張している乳房。腰から尻のラインにかけては、聖闘少女の修行により鍛えた体のため綺麗な流れを描いていた。脛付近まで覆っているズボンを穿いており、肌に密着しているため彼女の鍛えられた太股の筋肉が上からでも分かった。
 横に置かれているキャリーバッグから旅行者のように周りには見えるだろうが、特筆すべきは背中に背負った銀色のケースだった。少女の体の半分はあるかというケースは、何かの大荷物を入れていると予想は付くが、一般人の思考からすると迷いなく宅配便で送るようなかさばり方だ。表面に描かれている小さな熊の絵もまた、周囲の視線を引きつける一因になっている。
 しかし、シャオリンは自分へ向けられている視線を気にすることなくマイペースに考える。
(さて。アテナ様のお住まいにいかなくては!)
 シャオリンは隣に置いていたキャリーバッグの取っ手を掴んで歩き出した。日本の一都市の地理には疎いため、アテナである城戸沙織の住んでいる家に向かうためにタクシーを使うのは経費で落ちる。無理せずタクシー乗り場に行こうとしたシャオリンだったが、耳に突き刺さる悲鳴を聞いて振り返った。
「ど、泥棒!! 私の、バッグが!」
 声に振り向かされた先には女性が倒れていた。女性の視線を追っていくと、人の中を普通に走るには素早い動きですり抜けていく男が一人。手には女性物のバッグを持っており、人混みを抜けたところで更に加速していく。
 男は人混みの中をローラースケートを履いたまま駆け抜けていた。
(あの人、ローラースケート!?)
 かなり手慣れたひったくりだと判断した時には、既にシャオリンはキャリーバックを持ったまま男を追いかけている。考える前に体が男を追い、思考が後で追いついてくる。聖闘少女の修行のために鍛えているシャオリンにとって荷物の有無は関係ない。大きな荷物を背負った少女が重力を感じさせない速度で駆けてくるために人々は道を譲り、シャオリンが通り過ぎるのを見送った。
(アテナ様を守るのも大事ですが、やはり一般市民を守るのも大事です。きっとそう!)
 シャオリンは自分の行動に理由づけて男の後を追う。駅の前という密集地帯を抜ければ、後は人がまばらに存在している道。ローラースケートの男は速度を落とすことなく道路を進んでいくのに対して、シャオリンは徐々に離されている事に気づいた。普通の人間ならば自転車くらいの速度が出ている相手に走って追いつけるはずもない。
(それなら……)
 シャオリンは走りながらも呼吸を整えると、体の奥底から小宇宙を燃やした。
 小宇宙。それは聖闘士が持つと呼ばれる闘気であり、操ることができることこそ聖闘士の最低限の条件である。普通の人間には不可能な技を繰り出すことができる闘気。それは技を放つ時ではなくても使い道はある。
 シャオリンは体内から放出した小宇宙を両足へと集中させる。聖闘少女として闘うために生身の体を鍛えてはいるが、小宇宙を使わなければ武術の心得がある一般女性とそんなに違いはない。しかし、小宇宙で両足の筋肉を活性化させることで、道路を駆け抜ける速度が飛躍的に上がった。
「はっ!」
 アスファルトを砕きそうなほど強く蹴りつけて、シャオリンは前に進む。本来ならば高負荷に骨や筋肉は耐えられないが、小宇宙でコーティングされていることで強度も同じように上がっているため影響はない。
 人の流れがまばらになって郊外に出ていくと共に、二人の差は縮まっていった。
「な、なんだお前!?」
 人混みを抜けたことで周りに気を配る余裕ができたのか、男はシャオリンの接近を今、気づいたかのように振り返って驚いていた。普通の人間ではあり得ない速度で追い上げてくる少女に、男は慌てて道を蹴る力を大きくする。人混みを抜けることからシャオリンからの逃走へとシフトし、男は全力で足を動かしたが、今度は離されることはなくシャオリンはわずかずつではあるものの距離を詰めていく。
「くそっ!」
 やがて男は吼えると方向を変えた。すでに別の都市へと向かう道へと入り、もう少しすれば境界線を越える。だが、直前にある壊れたビルの方へと男は急に方向転換していた。
(いかにもな所に……ですねっ!)
 シャオリンは躊躇なく男の後を追って、廃ビルの中へと足を踏み入れた。外観はまだ十分な強度を持っているように見えるが、中に入ると所々壁がひび割れて崩れている。途中までローラースケートの跡があったが途中で途切れていて、ちょうど上への階段の入り口に到達して脱いでいったのだと想像がついた。
「……ふぅ。少し疲れたけど……追いつめた」
 シャオリンは額にうっすらと浮かんだ汗を右手で拭く。左手に持っていたキャリーバッグは通路に置き、背負ったケースはそのままに階段を登り始めた。自分の体よりも大きな箱は通路の幅とほぼ同じだったが窮屈さを気にせずに飛ぶように登る。二階にたどり着き、汚れた通路にかすかに残る足跡をたどって進んでいくと、宴会場として使われていたような大きな広間へと入っていった。シャオリンは歩調を緩めずに中へと突入し、身構える。
「ひったくり! 出てきなさい!」
 明かりが切れた広間は薄暗く見えづらい。だが、遮るものが何もないため、シャオリンの目には暗闇の中でも質量を持った輪郭がかすかに動いているのが見えた。丹田に力を込めて息を吸い、体の奥から小宇宙を燃え上がらせる。すると暗闇の中でシャオリンの体の輪郭が発光し、光が広がっていった。その光は数秒の後に部屋全体を覆い、闇に紛れていた男の姿を浮かび上がらせた。
 体の各所にツタを絡ませ、目から正気が失われている男の姿を。
「そ、それは!?」
 シャオリンの驚きの声に反応するように、男は白目を赤く充血させたまま突進してきた。先ほどまでシャオリンの追跡を恐れていた男とは全く別人。突き出した手から伸ばされた蔓が四肢に巻き付き、絞めあげてきて肌に食い込むとシャオリンは痛みに顔をしかめる。
「これは……邪神、エリスの……」
 邪神エリス。それはつい先日まで闘っていたアテナの敵だった。聖闘少女の先輩が犠牲となった上でエリスは滅ぼされたと聞いていたシャオリンは一瞬混乱する。だが、すぐに頭を切り替えて吼えた。
「戦闘回避は不可能と判断します!」
 小宇宙を燃え上がらせ、爆発させると絡みついていた蔦が引きちぎれる。同時に背中の箱の蓋が開き、光が溢れた。
 箱の中から現れたのは小熊の形をした模型のようなもの。だが、模型というには作りは豪華で、金属自体が煌めいている。シャオリンの小宇宙に共鳴するように光り輝き、爆発するように分解してからシャオリンの体へと集まった。
 足や腰、胸部に腕。そして頭部とパーツが装着されでいく。インナーはチャイナドレス風のシャツはそのままに、下はスカートへと変化すると、きめ細やかな白い肌を持つ太股が露出する。体を一回転させるとミニスカートが翻りって中のショーツが一瞬だけ見えたが、すぐに身構えて戦闘態勢に入った。
「こぐま座(ウルサミノル)のシャオリン。あなたを倒します!」
 シャオリンの言葉を理解しているのか、男は両腕を突きだしたままで次の攻撃のタイミングを見計らっているようだった。シャオリンも右腕を腰に引きつけて左腕を掲げて身構えている。お互いに相手の出方を探っている中、シャオリンは呼吸を乱さないようにして静かに相手を見据えると男が先に痺れを切らしたのか、咆哮して飛びかかってきた。跳躍し、数メートル上にある天井を蹴って急降下。そして伸ばした腕からは蔦。シャオリンは蔦の動きを直前まで把握した上で、突進することでかわした。
「グォオアア!?」
「極天七星拳!」
 シャオリンの右手が振り切られ、小熊の形をした小宇宙が飛んでいく。高密度の小宇宙は男の体に触れると次々と爪痕を残していき、断末魔と共に男は吹き飛ばされ、血塗れで床へと倒れた。その血はドス黒かったが、男自身の血は少ない。ほとんどが体に絡みついた蔦からのものだった。
「ふぅ……どうにか、エリスの小宇宙だけ消せたみたい。やりましたよっ!」
 シャオリンはゆっくりと息を吐き、構えを解いてから拳を握ってガッツポーズを見せる。男から発せられたのは邪神エリスの残滓とも呼べる小宇宙だった。本体は滅びてもこの世に蒔かれたエリスの種は枯れるわけではなく、人々の心に救って悪事を働く。ひったくり犯もまた、エリスに心を惑わされただけなのかもしれない。そう思い、初めての実戦でも人間を殺さぬようにしてエリスだけ殺そうと技を放ったのだった。
「さーて! じゃあ、盗まれたものを交番に届けて――あぅっ!?」
 目的を達して勢い勇んで歩きだしたシャオリンだったが、唐突に力が抜けてその場に膝を突いてしまった。両手を床について四つん這いになり、体が倒れないようにするのが精一杯になる。自分の体に何が起こっているのかはすぐに分かった。
「エリス、の……小宇宙が……」
 シャオリンの視界には、両腕の表面から体の奥へと進入してくる黒い小宇宙が見えていた。それは邪神エリスの小宇宙の残滓。まるでウイルスのように浸食しようとしてくるのを、シャオリンの小宇宙が抗体のように働いている。当のシャオリンは強い風邪の時の症状に近く、動けないことはないが思考力と体力の低下によって思考が動きに連結しなかった。
(しばらくじっとしていれば……何とか……)
 シャオリンはできる限りゆっくりと床に体を横たわらせると、次に仰向けになった。くすんだ天井が見え、次に揺れる。意識が朦朧とし、体力の回復に努めるために体が睡眠を欲していた。だが、シャオリンの聖闘少女として鍛えた感覚が耳に複数の足音を聞こえさせており、眠りを許さない。
(だ、れ……)
 仰向けのまま頭だけを上げて入り口へと視線を向けると、複数の男がやってきていた。年の頃はシャオリンよりも数歳年上か。髪の毛を金髪に染めたり、スキンヘッドにしている男達。服装は学ランを着ていて、シャオリンには中高生にしか見えない。
「あっれ、サトシの奴倒れてるぞ?」
「なんか変な恰好してる女もいるな……コスプレか?」
「キャリーバックもあったし、同人誌即売会にでも出る女じゃね?」
「知ってるじゃんかよナオキ。キモいな」
 総勢四人。会話の内容から先ほど、エリスの小宇宙にとりつかれていた男の仲間だろう。だが、同じ黒い小宇宙は感じないことから、一般人であることは分かる。普段の状態のシャオリンならば小宇宙を使わなくても簡単に倒させるが、今は体を蝕まれており、普通の少女以下の力も出せなくなっていた。
「……なあ、ちょうどいいんじゃね」
「そうだな」
 金髪ロングとスキンヘッドの二人がシャオリンの傍に寄り、残り二人は倒れているサトシの元へと向かう。傍にしゃがみ込んで自分を見下ろしてくる二人の男の好奇の視線に、シャオリンは恥ずかしさと屈辱で顔を赤らめる。
「よくできてるなーこれ。なんかのアニメのキャラ?」
 金髪ロングが右手を伸ばし、シャオリンの乳房を守る聖衣へと触れる。すると、聖衣は一瞬発光して男の手を弾き飛ばしていた。
「ぎゃっ!? 痛ててて! なんだこれっ!」
「何しやがったこのアマ!」
 スキンヘッドが憤って拳を振り下ろしたが、顔に届く直前に見えない壁に触れたかのように止まり、同じように弾き飛ばされる。
 聖衣は自らの意志を持ち、自分の装着者を守る。それは同等の力を持つ敵との間ではあまり意味はないが、全く小宇宙を持たない一般人とは大きな差として現れる。聖衣を装着している限り、シャオリンの体を覆うように不可視の障壁が守ってくれる。
(これなら、大丈夫のはず……)
 男達に何をされるのかと不安になっていたシャオリンは、安堵にため息をつく。聖闘少女としての武道の心得はあるものの、今の状態では無意味。もしもクロスがなければ酷い目にあっていたかもしれない。
 このまま回復まで時間を稼げば自分の勝ち。
 そう考えた矢先に、視界の外からエリスの邪悪な小宇宙が大きくなったのを感じられた。
「な、に……?」
 思わず呟いたシャオリンの声に促されるように金髪とスキンヘッドは後ろを振り向く。そこには、倒れたサトシの元へと向かった二人が立っていた。
 両腕に蔦を巻き付かせて。
「お前等。なんだよ、その蔦」
「こいつはいいよ、なんか、とても気分がいいんだ」
 答えたのは眼鏡をかけて黒いぼっちゃん刈の頭をした、一見して不良には見えない男――ナオキだった。金髪を押し退けてナオキは右腕をシャオリンの乳房へと伸ばす。際ほど弾かれた痛みが蘇ったのか金髪は顔をしかめて体を離す。しかし、ナオキの右手はシャオリンの乳房を覆う聖衣に触れても反応しなかった。
「そんな……」
「手で掴むにはちょっと大きいかなぁ。何歳? 巨乳だよねぇ」
 聖衣の表面とはいえ胸をさすられて、シャオリンは顔に血が上るのを止められない。真っ赤になった顔で否定の言葉を紡ごうとしたが、先に太股へと別の手が触れて、くすぐったさに悲鳴を上げた。
「きゃあっ!?」
「柔らかい……いいなぁ、この子。肌もすべすべだぁ」
 ナオキと共にサトシの元へと向かった一人、リーゼントヘアのツトムが、シャオリンのミニスカートから伸びる太股を上下に愛撫する。二人には金髪とスキンヘッドを弾いた障壁の効果はなく、ただ乙女の柔肌を堪能させるだけだ。
「離して! 離しなさい! あなた達はエリスに操られてるだけよ!」
「なーにアニメみたいなこと言って、る……ん……」
 金髪の声が途中で途切れたことに視線を再び向けたシャオリンは、残り二人の手も蔦で覆われていることを見えしまった。四人の瞳に黒い靄が混じる。エリスの小宇宙は普通の人間の精神を汚染し、自分の配下の捨て駒を作り出していた。神自身が滅びたために精神を完全に汚染されることはないが、普段は善良な市民が衝動に身を任せて悪事を働くようになる。今回は、元々がガラの悪い不良であり、シャオリンの体を舐め回すように見てくる。まとわりつく視線に悪寒が背中をかけ上り、シャオリンは身を震わせた。
「けけけ……」
「弾かれねぇぜ……」
 八本の腕がシャオリンの体をさすっていく。首元や聖衣に包まれた胸元。腹部や腰、更に尻へと掌がまわる。太股に食い込む指に顔をしかめていると、そこからすっとスカートの中へと移動していく。
「やっ!?」 
 ミニスカートの内側に進入してきた指はすぐに股間へと到達する。自分でも体を洗う時と、用を足す時くらいしか触れない場所へと伸びる異性の指に、シャオリンは嫌悪感とは別の何かがこみ上げてくるのを感じていた。他人が触れることが気持ち悪いというのは確かなのに、もう一つの感情はどこか心地よさを覚える。
(どうして……こんなの……気持ち悪いに決まっているのに……)
 ショーツの上から敏感な部分が縦になぞられる。恥部に走る縦筋に沿った指の流れに一回ずつ体は震え、息が乱れていく。聖闘少女として教養と闘い方を仕込まれたシャオリンだったが、そこで習うことのなかった感覚に心が乱れていく。
(こんなの……知らない……何これ……気持ち、いい……?)
 股間から全身へとゆっくりと広がっていく感覚が、体がむずがゆくなるような甘美な物だということに気づく。
「あっ……あっ……はっうっ……んっ……」
「お? こいつ感じてんのか」
「きゃひひ」
「あっ! やあっ! んっんっんっんっ……」
 股間を攻める男が指の動きを早めると共に、シャオリンの息づかいも速まる。太股をなで回し、スカートの中をまさぐる手は力強さを増していき、同時に蔦がシャオリンの体にまとわりつくと、エリスの小宇宙が体の内側へと浸食してきた。
(入って……くる……そんな……力、が……)
 自らも小宇宙を燃やして跳ね返そうとしたが、体力を消費し、かつ、更に四人分の力を受け止めている状態では持ちこたえられない。
「んあっ!? あっ! や、やめ……あああっ!」
 体の内側を虫が這い回るかのようなおぞましさに、シャオリンは見悶えする。だが、体はいうことを聞かずに頭を左右に振らせるのが限度。男達は反応を楽しむようにスカートの中にこぞって手を入れていた。服の内側へと手を入れようとして、襟元の服を力任せに引きちぎったものの、聖衣が邪魔をして乳房をさらすことができないため、自然とスカート側へと男達の手は集中していた。引き裂かれて見えた首元は赤く染まり、体温の上昇により汗がにじみ出る。不良達からすれば、シャオリンが男達の雑な愛撫に反応していることは明らかだった。
(ダメ……どんどん、考えられなくなって……気持ち、よくな、て……ああ……)
 下腹部から発生した熱が体中に広がっていく。浸食してくるエリスの小宇宙に後押しされるように広がった熱は乳房にも溜まり、乳首へと集まる。聖衣の内側で柔らかかった乳首が堅くなり、立つのがシャオリンには感覚で伝わった。
(痛い……でも、気持ちいい……)
 自らの体が求めてくる快感にシャオリンは翻弄される。乳房を越えて脳まで達した熱はシャオリンから思考力を奪い、ただ己に沸き起こる感覚をそのまま受けとめる。
「あっ……あっ! あんっ! はうっ……やあ……やめ……やめて……やめてぇえ」
 考える事も抗う事もできなくなってきたシャオリンは、普通の少女のように涙を流しながら悲鳴を上げた。
「さっきまでの威勢はどうしたよぉ!」
「あっ!?」
 泣いて懇願するシャオリンの様子に頃合いと見たのか、ナオキはスカートの中でショーツに手をかけ、ゆっくりと引き下げる。スカートはめくられていないため男達の視線はまだ恥部を見ていないが、太股の付け根から太股、そして膝の所まで真っ白なショーツが引き抜かれたことで男達は喝采を上げる。
「はっはー! 見えないとか無駄にエロい!」
「しかもこれ見てみろよ! 股間のところぬめってるぜ!」
「やっぱ感じてたんだな!」
 聖衣に包まれた右足からショーツが引き抜かれて左足首に引っかかったままにされる。シャオリンの陰部を守るのは聖衣とミニスカートのみ。だが男達の前ではその防御は紙よりももろかった。
「さあて、ご開帳〜」
「あっ……やあっ……!?」
 男達が一人一人シャオリンの足を掴み、左右へと広げていく。広がっていくと共にスカートが腰のほうへとまくり上げられ、前部分が聖衣に覆われていても徐々に股間が見えてくる。下衆な異性に最も恥ずかしい場所を見られる羞恥に、シャオリンは唇を噛みしめて堅く目を閉じた。
「そうらっ!」
「〜〜っっ!!」
 瞼を閉じたシャオリンは、両足が左右に限界まで開かれると共にスカートがまくり上がるのが感覚で理解できていた。それはつまり、下着もなく陰部が男達の目に晒されたという事。口笛の音や下衆の笑い声が響く中で、シャオリンは悔しさに頭が煮えくり返る。
(アテナの聖闘士……聖闘少女なのに……汚された……私……私……失格……だ……)
 アテナを守る為に自分のすべてを捧げる。強い意志と共にアカデミーを出てきたにも関わらず、アテナに会うこともできずに日本の街の片隅で下衆な男達に辱められる。
 学んだ知識も。積んだ鍛錬も役に立たない。
 自分に何が足りなかったのか分からず、シャオリンは自由に動かせない体を呪いながら男達になされるがままだった。
「綺麗なマンコだなぁ、おい」
「やっぱ処女だろ処女」
「これからさんざん犯してやんよ」
「ぎゃははは……」
 両足をそれぞれ掴んでいた男が立ち上がり、シャオリンは下半身が浮かされる。スカートが逆さになり露わになった陰部にもう一人の口が当てられた。唇の感触に一瞬体を硬直させたシャオリンは、その後に来た快楽の衝撃によって更に固まってしまった。
「きゃうっ! あっ! あっあっあっあっあっ……あんっ!? ああっ! やっ……やあっ!」
 膣口に舌を入れられてかき乱される。指は膣口の上についたクリトリスをいじり回し、舌で膣口の中の性感帯をえぐっていく。固くなったクリトリスと同じようにシャオリンは全身に広がる快感に体を固くして、堪えられない喘ぎ声を口から発していた。
(やっ……ダメ……あたま、おかしく、なるぅ……ふあ、あ……)
 男の舌と指の動きが激しくなり、快感による愛液が徐々に滲み出す。固く閉じていた膣口が緩み、舌だけではなく人差し指も入ると唾液に混じって愛液がじゅぷり、と音を立てて外へと溢れだした。内側と外側からの性感帯への刺激にシャオリンは無理な体勢にも関わらず連続して声を上げ、徐々に酸欠となっていった。
「あっ! あんっ! あっあっあっあっ……んはっ! あ……ふぁあ! はんっ! あっあっあっあっあっあっあっ……ああっ! やぁああああ!?」
 絶叫と共に動かない体が跳ねて、男の舌と指から下半身が勢いよく外れた。床に大きな音を立てて尻をついたシャオリンは股間を露わにしたまま大の字で荒く息を吐いている。膣口からは液体が流れていたが、たっぷりと舐め回した男の唾液だけではなく、少女特有のぬめり気のある液体も混ざっている。
「処女なのにもしかしてイったか?」
「まだだろ? それは、挿れてからのお楽しみだ」
 膣を舐めていた男――もうシャオリンにはナオキなのか誰なのか顔の判別がつかないほど視界が揺らめいていた。かろうじて聞き取れる言葉から更に自分へ何かをするつもりだと悟ると、熱い涙をこぼしながら呟く。
「ゃ……ゃぁ……も……ゃぇて……ぅあ……」
 快楽による意識の混濁だけではなく、防波堤を失ったかのようにエリスの小宇宙がシャオリンの体を支配する。全身の感覚が鋭敏になり、言葉を発するだけでも体内を快楽が駆け抜けるほどになってしまって言葉も満足に紡げない。シャオリンの様子は意に介さず、男は下半身を剥き出しにして両足の間に進入し、腰を掴んでペニスを膣口へと擦り付けた。
「ふぁあ!? あっ……あんっ……!!」
 鋭くなった感覚はペニスが擦られるだけで軽くイかされてしまう。反応に上機嫌な男は、ゆっくりと入り口から膣内へと進入した。
「がっ……あぎっ……あ゛……あ゛あ゛……ぅぁああああああ!?」
 下腹部から体内へと進入してきた肉棒。固く太い棒が膣をえぐっていき、少し後でぷつん、と大事な何かが切られたような感覚を得る。すぐにそれはどろりとした液体が膣の外へと逆走している感覚で分かり、すぐに膣口から流れ出す。
 破瓜の血は、純血を失った証拠。
 シャオリンの処女の証が、無惨にも散らされた瞬間に、聖衣は光り輝いてシャオリンから離れていった。
「うぉっ!?」
 結合していた男は、聖衣が光ってシャオリンの体から外れる衝撃に目を閉じて身構えたものの、なにも自分には変化が起こらなかったことを悟って目を開ける。
 シャオリンから少し離れたところに、小熊の形をしたオブジェができていた。すぐにシャオリンを見ると、チャイナ服のノースリーブに下はスカートという出で立ちで自分の下にいる。聖衣が装着されていた時に首元だけ引き裂いて露わになったところに両手をかけて、一気に左右へと引き裂くとブラジャーが露わになる。更に背中に手を入れてホックをはずし、ブラジャーを抜き取ると、汗と火照りに赤くなった乳房とツンと立った乳首が見えた。
「へっへ。なにが起こったかわかんねぇが、これでいろいろ触れるな!」
「お前つっこんでんだから、俺に揉ませろ吸わせろ!」
「俺は、口でだな」
「尻の穴使わせろ!」
 男の一人は仰向けに寝かせたシャオリンの頭を掴んで、口にペニスをねじ込む。更に露わになった乳房一つ一つに男達が唇を吸い寄せる。その姿は蜜に群がる蜂のようだ。
「んむぅおあぐあうあおうあおあおあ……」
 頭を捕まれて、口でペニスを前後にしごくように強制され、シャオリンは脳がかき乱されていく。ただでさえ快感によって失われかけている意識が、頭の攪拌によって更に混濁していく。口の中に広がる肉棒の臭気と苦みは、シャオリンの意識を覚醒させるのではなく、さらなる快楽の沼へと沈めていった。
(くさい……にがい……でも、きもちいい……なんで……こんな、きもち……いい……)
 引き裂いたチャイナノースリーブは剥ぎ取られて、シャオリンは上半身裸にスカートという恰好にされてしまった。隠すものもない両乳房も丁寧に形を変えられて、ツンと立った乳首は唾液にまみれてなお、天井へと伸びるように立っている。男達は母乳をすするかのように強く吸引し、口を離しては舌で舐め回すという動きを繰り返す。
(胸……あつい……どんどん、びんかん、に……ああ……)
 自らの小宇宙の熱さが、性感帯を刺激されて生み出される快楽の熱に変わったのがいつだったのか、シャオリンは思い出せない。
 エリスの小宇宙は全身へと回り、体の内側も外側も支配されていた。見た目には変化がなかったが、快楽を何倍も増幅させて少女の理性を奪っていく。
「いい加減、もう尻使わせろよ!」
「わーったよ。うっせぇな」
 乳房を責めていた男はもう一人を引き剥がし、抽送を続けている男に怒鳴りつける。正常位で膣を攻めていた男はシャオリンの背中に手を入れるとゆっくりと抱き起こした。自然と口に入れられていたペニスが外れ、シャオリンはだらしなく開いた口から涎を垂らす。
「あはぁ……あぅあ……」
「こいつ。もう完全にできあがってるぜ。ほんとに処女かよ」
「処女膜破った本人が言うなよバーカ」
 男達の笑いに包まれてもシャオリンは口を閉じることなく虚ろな瞳を天井に向けたまま。顔は揺さぶられ続けたことで汗をかいたこともあるが、快楽によって熱を帯びて真っ赤に染まっていた。
「よっと」
 しばらくの間、意識を朦朧とさせたシャオリンの様子を堪能したあとで、男は騎乗位へと体勢を変化させた。自分が下になり、シャオリンは男の下半身を跨いで座り込む体勢になる。力の入らないシャオリンは自然と前に倒れようとしたが、先に髪の毛を捕まれて宙空で姿勢を固定させられると口にペニスをつっこまれる。
「むぐぅう! うん! んぅう! ぉあ! あおあお!」
 下からの突き上げも同時に開始され、二つの穴が汚されていく。下の男はシャオリンの尻肉を掴んで思い切り左右に引き延ばしつつ、下腹部を前後に揺らした。クリトリスが男の下腹部にこすられてシャオリンは大きく体を震わせながら、ペニスでふさがれた口から喘ぎ声を漏らしていた。
「んっんっんっおっおっおっおっ……おおぉう……おぅおおおおおお……」
 露わになった尻穴を犯すべく、ペニスを剥き出しにした別の男が先を穴へと突きつけ、そのままゆっくりと押し入る。膣以上に肉棒を受け入れるようになっていない通路へと、逆走してくる異物。
 虚ろだったシャオリンの瞳が、浸食の激痛に光を取り戻した。
「むぅう!? おうあおおおお! あおあおあああ!! おぉうううんむぅうううう!」
 痛みに涙を止めどなく流すシャオリンだったが、男達の誰も気にせずにそれぞれの動きを続ける。あぶれた最後の一人はシャオリンの左手を使って自らのペニスをしごく。
(おしりの……あなに……こんな……こんなの……やぁあああ!)
 嫌がる思考とは別に、聖闘少女として鍛えられた体は男達の肉棒を締めつけていく。そして、鍛えていても菊座への挿入は全く別の痛みをシャオリンに刻みつけ、少女の聖闘士としての誇りも、少女としての尊厳も踏みにじられていく。
 頭を捕まれて揺さぶられ、口の中はスペルマで満たされる。
 膣の中をえぐられると共に下からの突き上げはクリトリスに衝撃を与え、その都度、快感が体中をかけめぐる。
 菊座を貫かれて前後運動を無理矢理行使され、クリトリスは上下に跳ねるだけではなく前後に男の下腹部へとすり付けられ、直腸内をえぐることによる快感を増幅させていた。背後の男は更に乳房を力強く掴み、唾液まみれの乳首を摘み、いじる。
「おぅうあああ! あおあおああ! あんっ! ああおあおあっ! あおああひゃぁあああ!」
 全身を貫く快楽の波はシャオリンの体を完全に包み込み、押し流す。体の内側からくる衝動は押さえきれないほど大きくなり、シャオリンの頭の中で光が弾けた。
「あひゃぁあああああ!! 〜〜〜〜〜っっっ!?」
 自ら大きくのけぞったことで口からペニスが外れる。ほぼ同時にペニスから白濁液が飛び出してシャオリンの顔を白く染め上げた。膣と菊座を犯していた男達も次々と自らの欲望をシャオリンの体内へと放出し、最後に手を使っていた男が再度シャオリンの顔へと精液を飛ばした。
「あふぁ……あ……あんっ!」
 精液をかけられただけでシャオリンは小さな絶頂を繰り返す。体の中に注がれた精液は大量で、それぞれペニスを引き抜かれてから音を立てて外へと排出された。
「はぁ……はぁ……あ……はぁ……んあ……」
 大の字に寝ころんで天井を見上げるシャオリン。その視界を遮るように男達四人の顔が表れる。
「まだまだこれからだぜ……」
「ぎゃはははは!」
「あひぃいいい」
「ゲラゲラゲラ……」
 男達の体はエリスの象徴である蔦で包まれていて、ところどころ肌色が露出するまで覆っている。シャオリンも体の内側から蔦が生え始め、体を覆っていった。蔦が体の表面を動いていくと共に快感がほとばしり、腰が浮くほど感じてしまう。
「あひっ! あっ! ひあっ! も……やら……いひ……あはぁ……」
 濁った瞳は何も映さず。開けられた口は閉じられることがないままに、シャオリンは男達の肉棒を受け入れていった。


 こうして一人、アテナを守りし聖闘少女は、職務を勤めることもないまま消えていった。
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