聖闘少女堕ちる〜エルダ

  | 投稿者: 月華守屋

セインティア翔よりカシオペア座のエルダの凌辱物です。
汚れを知らない聖闘少女が邪悪の種を子宮に埋め込まれて悪に堕ちる話。

年齢設定など明らかにされていない部分は憶測で書いているため、原作と異なる部分があると思いますがご了承ください。

アテナ沙織と従う青銅聖闘士達が黄金聖闘士達と激闘を繰り広げている最中、邪神エリスの残党と闘っていた聖闘少女はエリス復活に遭遇する。現れたエリス神殿の中で、一人また一人と闇に堕ちていくのだった。




 聖闘少女――セインティア。
 それは処女神アテナの傍にあって身の世話をする特別な役割を持った女性聖闘士。従来の女性聖闘士は女であることを捨て、仮面を被るが特例として女子のまま聖闘士として認められる。
 聖(セント)・アカデミーでの全ての課程を修了、且つ純潔で高い素養を持った完全な女子数名のみに聖闘少女としての資格が与えられる。
 これは、そんな少女戦士達の汚れし記録。


 妖星レパルスの加護を受ける邪神エリス。
 処女神アテナの生まれ変わりである城戸沙織と数名の聖闘少女、そして聖闘士の最上位である黄金聖闘士と戦いを繰り広げた邪神は、宇宙の彼方へと追放された。
 しかし、邪悪な意志は消えずにエリス神殿があった場所へマグマのようにたまり続け、聖闘少女達はその意志を散らす為に戦いを続けていた。
 その戦いの中でエリスは完全に復活し、争いの大樹・ウテルスを中心に浮遊神殿を具現化させ、邪霊の力を増大させ世界に争いを引き起こす種子を撒き散らそうとしていた。
 聖闘少女達は各々、神殿の中へと進入する。
 邪神エリスの野望を砕くために。
 しかし、神殿はエリスの庭であり見通しのきかぬ迷宮。
 邪霊達の剥き出しの欲望と悪意が渦巻く場所は、少女達の心も体も汚し尽くす恐ろしい場所でることを、まだ聖闘少女達は知らなかった。

 ◇ ◆ ◇

 雄々しく立つ聖闘少女は、目の前に展開される敵の群に不適な笑みを浮かべていた。邪神エリス神殿を守護するのは邪精霊(ドリアード)と呼ばれるエリスの子供ともいうべき実力者達と、彼らに邪悪の種を埋め込まれた下級兵士・邪霊士(ゴースト)達。その内、少女の前には邪霊士達が少なくとも三十人以上は立ちふさがっている。本殿へと続く道の間に鎮座した小さな神殿に入り、中にあったのは外から見るのと明らかに矛盾する広い空間。エリスの力によって空間がねじ曲げられて容積以上の広さを持っているのかもしれない。
(上等だ……全員蹴散らしてやる)
 黒みがかった茶髪のショートカットの下にある鋭い瞳に、炎が灯る。同時に、纏う聖衣には青白い光がほとばしり、小宇宙を全身へと張り巡らせた。緑がかったカラーリングで攻撃的なデザインは彼女の攻撃性を象徴しているかのよう。重厚感がある棘付きの肩当てと、大柄な体格に負けない巨乳を包み込む胸当て。腰を包み込む聖衣のスカートに膝から下のレッグアーマー。
 他の聖闘少女とは異なりアンダーウェアは着用せず、黒のスポーツブラに一分丈の黒スパッツの上に直接聖衣を着ていた。
「おぉおおおおおお!」
 鬨の声を上げる邪霊士達から発せられた闘気が空気を伝ってくる。振動で体が震えるが、より強い武者震いで相殺したエルダは一声吼えてからゴーストの波に体を踊らせた。高く飛び上がり、邪霊士の群の中心に降り立つ。その際に蹴りを放って先にいた邪霊士を三体同時に吹き飛ばした。神殿の床はエリスの加護によるものか傷一つつかなかったが、エルダはかまわず周囲の邪霊士達に向けて拳を一閃した。
「ぐぁああああ!」
「あがーっ!?」
「がぼぉお!!」
 小宇宙を込めた拳を、体を一回転させて放って次々と邪霊士達の顔面を殴り倒す。正しい戦闘方法ならば一対多数の場合には囲まれないように立ち回るが、エルダは周囲をとにかく倒せばいいという割り切りをするために、あえて集団の中に身を投じたのだった。
「お前等が何人いようが、何十人いようが私は負けない!」
 強い挑発の言葉と同時に吹き上がる熱い小宇宙。エルダは両手を動かして身構えると、声高らかに技を解放した。
「グレイテストイラプション!!」
 エルダは火山が噴火して溢れ出したマグマのような小宇宙を周囲へと噴出する。飲まれた邪霊士はその身を溶かされ、この世から消滅していった。元々、死者という器にエリスの力によって邪悪な欲望や悪意が注入されることで存在する戦士達は、聖闘士の技によって浄化されて消えていく。人型が次々と溶けていく光景にもエルダは強い心で拳を振るい、蹴りを放つ。
(同じ人間を殺しているという思いはない! 死体まで利用する邪神エリスを……許さない!」
 グレイテストイラプションによって周囲の邪霊士が十人ほど消える。しかし、エルダの視界には更に二十人は追加された邪霊士が映っていた。倒す度に床から浮き上がってくる邪霊士達を見ると、エルダも持久戦の覚悟をする。
「ふぅ……ふんっ!」
 小さく息を吐いた瞬間に背後から迫ってきた邪霊士を、裏拳でしとめる。前から襲ってきた二人は右足の蹴りでまとめてなぎ倒すと、身を屈めて小宇宙を高ぶらせた。
「このアマぁあ!」
 邪霊士の一体が背後からエルダに拳を叩き込む。しかし、エルダの姿勢は崩れることもせず、打ち込んだ邪霊士の方が拳を押さえて苦鳴を上げていた。
(埒があかないなら、正面突破してやる!)
 持久戦を覚悟はしても時間が経てば劣勢になるのは分かっているため、殲滅よりも正面突破を決意したエルダは二度目のグレイテストイラプションを放った。一度目よりも広範囲を高威力で焼き尽くし、新たに出現した邪霊士も含めて消滅させる。小宇宙と共に体力も持って行かれて心臓が激しく脈打ったが、歯を食いしばって押さえつけると前方へと駆けだした。視線の先には扉のない開かれた出口があり、神殿の先へと続く光景が見える。
 しかし、エルダはすぐに違和感を覚えた。
(少しも出口が近づいてこない……やはり、見た目どおりじゃ、ないか)
 催眠術をかけられているというようなレベルではなく、空間自体がねじ曲がっている。神殿へ入った当初から分かっていたことだが、改めてエリスが神なのだと思い知らされる。
 走っても徒労に終わると思って足を止めると、邪霊士達が三度、床から現れる。これまでエルダが手足やグレイテストイラプションで倒した敵は、最初に対峙した三十人くらいまで達していた。だが、取り囲む邪霊士達は更に数を増やし。エルダは数えることを放棄した。推定で六十人以上。部屋の広さが足りるのかという思いは、空間が認識どおりではないという時点で無に帰していた。
『エルダ……久しぶりね。お元気そうで何より』
「この声は……」
 邪霊士達の様子を睨みつけていたエルダの脳内に、直接声が届く。
 かつて聖アカデミーで共に学んだ仲間の声。邪神エリスの依代に選ばれた運命を跳ね返さんと聖闘少女となり命を散らした同胞は、運命に逆らえずにエリスと一体化して世界を破滅に追いやらんとしている。事実に歯を食いしばって耐えると、エルダは口に出して叫んでいた。
「キョウコ! まだるっこしい真似は止めて、あたしと直接勝負しな! こんな雑魚相手じゃあたしはいつまでも戦い続けるよ!」
『クスクスクス……威勢がいいわね。その威勢がいつまで続くか、楽しみよ』
「なんだと……」
 脳内に響く声に追加される嘲笑。不吉な予感に自然と体は身構え、次に襲ってきた邪霊士の一体に交差法で拳を叩き込む。
「がふっ……ばあ!」
「ぐっ!?」
 殴り飛ばされた邪霊士は、上半身を仰け反らせても倒れることなくエルダへと急接近して、剥きだしの腹部に拳をめり込ませる。痛みに息が詰まったエルダだったが、驚いただけでダメージ自体は少なく二度目の拳でアッパーカットを食らわせる。溜まらず吹き飛ばされて、炎となって消滅する邪霊士を見る暇もなく、今度は二人同時に飛びかかってきた。エルダは右足で一気になぎ払おうと蹴りを放ったが、一人目のわき腹をえぐったものの動きは止まった。
(なにっ!?)
 二人がかりで蹴りを押さえられたと気づくと共に、邪霊士達は四つの拳を同時に突きだしてエルダの胸部へとぶつける。衝撃に後方へと飛ばされたエルダはなんとかバランスを保って踏みとどまる。聖衣に守られているとはいえ、心臓部への一撃は痛みを感じ、手を当てたところで驚愕に顔が歪んだ。
(聖衣が……ひび割れている!?)
 エルダの胸部を下着のように覆う聖衣に亀裂が入っていた。聖闘士の聖衣も防御力には差があり、より高威力の攻撃を受ければひびも入るし砕け散る。しかし、邪霊士の攻撃程度ならば通さない強度はあるはずだった。実際に、戦い始めた頃は攻撃を受けても全くダメージはなかったのだ。
「力が上がっているのか……邪霊士の……」
 疑問への回答であるかのように、邪霊士達の邪な小宇宙が大きくなる。複数人が同時に右拳をエルダへ向けて突き出すと、津波となって押し寄せた。エルダは瞬時に小宇宙を放出して必殺の一撃をぶつけた。
「グレイテストイラプション!」
 三度目の発動。マグマと津波がぶつかり合い、拮抗する。エルダは表情に浮かび焦りを隠せないほどに余裕をなくしつつも、渾身の力を込めて両腕を振り上げた。
「うぉおあああああああ!」
 雑魚である邪霊士を簡単に打ち破れない自分に対する怒りを、小宇宙に乗せる。同じ技でもより強い小宇宙を注入した結果、押し寄せる邪悪な津波を飲み込み、周囲の邪霊士すらも一緒に吹き飛ばす。爆発により神殿が大きく揺れる中で、エルダは肩で息をしながら周囲を見回した。
「はぁっ……はあっ……はっ……はぁ……くそっ……」
 荒い呼吸に乾いた口の中を、唾液で湿らせる。全身を覆う緊張感を少しでもほぐそうと唾を飲み込んではみたものの、押し寄せてくるプレッシャーに強ばることは止まらない。 
(本当に、力が上がっている……)
 エルダの視界には、傷つき倒れた状態から立ち上がろうとする邪霊士の姿が映っていた。自分の技はダメージを与えられてはいる。しかし、先の二回は必殺の一撃であったにもかかわらず、三度目では誰もしとめることができなかった。邪霊士達の鎧である邪霊衣(リーフ)もぼろぼろになり、傷ついていても戦闘継続が可能なほどの傷であり、数的な不利は変わらない。
 エルダはもう一度グレイテストイラプションを放とうと身構えたところで、動作を妨げられることになった。
「――!?」
 目の前に突如現れたのは邪霊士の一人。瞬間移動したかのように現れた邪霊士の拳をかろうじて両腕をクロスさせて防いだが、威力に押されて背後に下がる。すぐに背中に別の邪霊士が追撃してきて、横っ飛びで慌てて躱してから起きあがると、左から迫る殺気を感じて空へと飛び上がった。
「こいつら……!!」
 エルダの目に見えたのは、宙空を漂う邪悪な意志を次々と取り込んでいる邪霊士達の姿だった。目に見えるほどの密度で溜まっていた淀みが、戦士達の栄養分となるように取り込まれていき、彼らの力となる。最初の力量差から集団の中央へと飛び込む作戦を実行したエルダだったが、今となっては完全に裏目に出ていた。
(このまま取り囲まれていては、殺られる!)
 着地すると同時に渾身の力で跳躍して逃れようとしたエルダは、目にも留まらぬ速さで放たれた拳を気配からギリギリ受け止める。更に後方から膝裏めがけて飛んできた足裏も避けて、顔面を狙う拳もスウェーバックで躱していく。そう簡単には当たらないが、嵐の中にいるような攻撃の数々に飛ぶタイミングが掴めない。
(速度も増している……このままじゃ……)
 攻撃力が聖衣を上回り、邪霊衣の防御力はエルダの技を上回った。そして、遂に速度まで青銅聖闘士である聖闘少女の速度を超えつつある。
 全ては世界中から集まってきている邪念や欲望の強さによるもの。取り囲まれていることで、邪霊士達が逆に速度を生かした攻撃ができないことが幸いしているところはある。今の内に撤退しなければという思いは強くなるが、どうしても先が見えない。
 そうしている内に、エルダに決定的な隙が生まれてしまった。
「なんだ!?」
 青銅聖闘士はマッハ1の速度を出すことができる。邪霊士達は邪念を取り込んで、マッハ2以上の動きでエルダを翻弄していたが、遂にその速度はエルダが気配を感じ取れる速さを超えた。邪霊士同士の幅が詰まっていることに気づいたのか、敵はエルダから距離をとって円陣を組んで取り囲む。そうして前列にいた者達の内、三名が前に出て姿をかき消した。
 エルダは周囲を動き回る気配をかすかに感じ取れても全く姿を見ることができず、いつ襲ってくるかと身構える。
 しかし、気づいた時には第四の邪霊士がエルダの真正面へと接近していた。
(しま――)
 自分が罠にかけられたと気づいたと同時に拳が腹部へとめり込む。送り込まれた大量の小宇宙によって体内が焼かれる激痛に、顔をひきつらせながら悲鳴を上げることができずに、エルダはその場に崩れ落ちた。
「がっ……がはっ……あ……ぐ……ぎ……」
 俯せに倒れてもすぐに起きあがろうと全身に力を込めたが、指先の一本すらまともに動かすことができない。体中に張り巡らされた神経が焼き切れてしまったかのように、自分の体が自分ではないように思ってしまう。
 あえて三人が前に出ることで誰かがエルダに襲いかかってくるという先入観を持たせ、攻撃する者は全く別の邪霊士。エルダが考える以上に邪霊士達はチームワークを用いて遂に戦闘不能へと追いこんだ。
(く……そ……)
 動かなくなったエルダに対して、おそるおそる近づいてくる邪霊士達。姿を見ても何もできないことに、エルダは悔しさに歯を食いしばる。敗北した自分に残るのは死のみであり、アテナの為に戦うことができなくなるということも悔しさに拍車をかけた。
「ふふ……ふふふ……アテナの聖闘士め……手こずらせてくれたな」
 邪霊士の一人がそういうと、エルダの髪の毛を掴んで起こさせた。体の自由が利かないため、膝立ちの姿勢に無理矢理固定されるが、支点が頭部であり、痛みにエルダは顔をしかめる。その顔を何人もの邪霊士が覗き込んできて、醜態を晒したくないという思いからエルダは視線を逸らした。
「く……殺、せ……」
 生き恥を晒すならば潔い死を。舌を噛み切る力もないために目を伏せて震える唇から言葉を漏らす。だが、邪霊士達は薄ら笑いを浮かべたままエルダを取り囲んでいるだけで何も行動をしようとしない。違和感を持ち、
目の前に視線を移したところでエルダは意外な光景を見て口を開けてしまった。
「な……に……?」
 視界に映る邪霊士達の姿がいつしか変化していた。聖闘少女の聖衣よりも強度を増した邪霊衣は姿を消し、下にある裸体を晒す邪霊士達。全員が男であり、股間に備わっている性器は屹立していた。
「何、の、真似、だ……」
 聖闘少女の修行の中やアテナの聖闘少女として世界各地で任務についていた時にも男の半裸は見たことはある。男勝りであり、年齢も十六歳と年上の部類に入る彼女も、実際には他の聖闘少女と同じく処女であり、男への免疫は少ない。男性器を晒す男など見たことはなく、羞恥に頭に熱が集まって頬が赤く染まるのを自覚していた。
 男との営みを知らないエルダには、これから始まることは理解できない。形こそ似ているが、最も愛とは無縁の行為に晒されるのだという事実は押し倒されてから体で知ることになった。
「ぐあっ!? は、離せ!」
 膝立ちの状態から背後へと倒されて、エルダは大の字になって横たわる。ダメージに動かないことは理解しているはずだが、邪霊士達はエルダの両手足を押さえると、二人がそれぞれ拳を振り上げてエルダの腰部を覆う聖衣へと振り下ろした。強烈な一撃は聖衣を破壊し、その衝撃が腰部を跳ねさせる。押さえつけたのは体に攻撃した時に暴れないようにするためだったと理解した時には、腰部の聖衣は完全に破壊されて、中に穿いていた黒の一分丈スパッツが露出していた。
「なにをする……離せ……離……うあああっ!?」
 腰部の聖衣を破壊した二人は、次にエルダの胸元へと手を伸ばして胸部を覆う聖衣に手をかける。戦闘の最中にひび割れていた聖衣を掴んだ手に力が込められると、メキメキと音を立てて聖衣が割れていく。アテナより賜りし、邪悪な者達と戦うための聖衣が人々の欲望に飲まれて壊されていく様を見て、エルダは目が潤んでしまう。悔しさなのか恐怖なのか。何が涙を溢れさせるのか自分でも理解できない。
「止めろ……こ……の……ぁあああっ!?」
 エルダの言葉も空しく宙に消えて、胸部の聖衣も剥ぎ取られてしまった。同時に肩に装着されていた聖衣も剥ぎ取られて、残るのは両手足の聖衣のみ。腰に巻かれていた白い布も取り外されて、邪霊士達は何かを思いついたように頷きあうとエルダの両腕を拘束した。
「ぐぅ……止めろ……殺せ……ころせぇええ!」
 両腕を背後で結ばれたエルダは再び仰向けにされる。聖衣を破壊されることに意識を取られている間に、全ての邪霊士は邪霊衣を取り去ったのか、目に映る全てが灰色の裸体に埋め尽くされていた。取り囲む何十人ものゴーストの中から前に出た三人が、各々行動を開始する。一人は黒いスポーツブラに包まれた巨乳を掴み、こね始める。一人は両足を広げるとスパッツごしに膣へと唇を擦り付ける。
「ひっ!? やっ……何をする! やめろ! や――おぐぅう!?」
 自分でも触ることのない秘部に口づけされたことに驚いたエルダの口を、三人目がキスで塞ぐ。入り込んできた舌は口内を蹂躙し、エルダの舌をからめ取る。突然のキスに混乱したエルダは少しの間されるがままだったが、正気を取り戻してうめき、歯で進入してくる舌を噛もうとする。だが、歯を閉じようとしても胸元や股間からこみ上げてくる衝動に自然と口が開かれてしまい、うまくいかない。
(なんだこれは!? 体が……熱く……おかしく、なってくる……)
 純潔を保ち、男を知らないエルダは当然のように快感を得る手段も知らなかった。性感帯すらもおぼろげながら認識しているだけで、自分で慰めたことはなかった。そのため、乳房を揉まれ膣やクリトリスをスパッツの上から撫でられることで、体中にほとばしる快感に体は反応し、頭は焼かれていく。
「うっうっうっおっおっおっおっ……おおっ!? おぶっ!? んっ! んぶっ! あえ……おっ! おっおっおっおっおっ……オンッッ!?」
 口内を舐め回してくる舌に対して抵抗できず、息苦しいままに呻き声を上げていたエルダは、強い快感に反応して悲鳴を上げて体を硬直させた。口を塞がれているために視界が遮られているが、乳房を揉んでいた邪霊士が乳首を口にして歯で噛んだことは理解できた。堅い歯が柔らかい乳首を噛むことで生まれた衝撃は、エルダに新たな涙を溢れさせる結果になる。痛みよりも股間が熱くなり、ジンジンと痺れて自然と内股に変わった。
(なんだ……今の……頭が、焼ける……溶け……る……やめろ……このまま、じゃ……)
 エルダの危機感とは裏腹に体は自分の意志では動かすことはできず、生み出される快感によってびくつく。
 舌が軟口蓋を舐める度に。
 乳首をざらついた舌の表面がなぞる度に。
 そして、スパッツの上から舌が膣口やクリトリスをなぞる度に。
 涎によってスパッツを溶かそうとでもしているかのように、股間を襲う邪霊士は舌でスパッツを舐め回していく。黒かったスパッツは色を濃くし、邪霊士の唾液で臭気が漂うようになった。
「ほごぉう……ふっ……フゥウウウウ! オゥウウウ! オフンッ!? ンッンッンッ……ンンンッ!?」
 自分の体から上ってくる衝動に耐えるため、エルダは瞼をしっかりと閉じる。しかし、強く閉じていたはずの瞼は新たな刺激によって簡単に開かれてしまう。股間を舐めていた邪霊士はスパッツと、穿いていたショーツを一気に脱がせてエルダの股間を露わにする。男勝りな外見に似合わず女性器は男も自慰も知らない綺麗な色をしていて、スパッツごしに染み込んだ邪霊士の唾液が付着している。邪霊士はスパッツを下ろして右足から引き抜くと、エルダの両足を大きく広げる。股間についた縦筋はぴったりとくっついており、異物の進入を防ぐべく健気な抵抗を見せていた。だが、邪霊士が顔を近づけて舌で直截舐めると、エルダも腰を反射的に浮かせてしまう。
「ンンンッ! ンフッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンッ! ンゥウウウ!」
 エルダは、男達の舌によって快楽に一気に引きずり込まれていく。本来、処女であれば気持ちよさよりも気持ち悪さが先立ち、そう簡単に性の営みを受け入れることはない。
 だからこそ、自分の痴態が理解できずにエルダは混乱が混乱を呼び、まともな思考ができなくなっていた。
 口を塞いでいる邪霊士は鼻をつまみ、わざと呼吸を妨げる。乳首をいじっている邪霊士は口に含む乳首を交互に変えて、勢いよく吸い上げる。手も乳房の付け根から乳首の先へと母乳を絞り出すような動きで揉んでいくと、体内に生まれた熱が乳首から出て行くような開放感と、それに伴う快感がエルダを焼き尽くす。
 そして、膣口への舌の挿入によってエルダは体内にまで邪霊士の唾液が進入してくるおぞましさと、それと相反する快感に飲まれた。
「ンムゥウウウウウウアアアアッッ!?」
 うっすらと裸の邪霊士の体が光っているのに、エルダは気づかない。
 欲望を取り込んで力を増幅させた邪霊士達。力とは人間の邪念であり、自分の望むものを強引に手に入れたいという想い。
 邪念の中には、男が女を犯したいという凌辱の想いも含まれていた。更には「女が、男に犯されたい」という倒錯した想いまでも存在していたのだ。
 二つの欲望が集まって、エルダの体に触れることで彼女へと流入していった結果、エルダの体は欲望を存分に叶えられるように作り替えられていった。
 感じやすい体に、快楽を求める心。
(気持ちいい……気持ち、いい……きもちいい! ダメ……これじゃ……あたし……あたし……)
 すぐに快楽を求める雌へと堕ちなかったのは、彼女が聖闘少女であり並外れた精神力を持っていたからだ。だが、助けもこない状況で敵に囲まれ、更に世界中の人々の獣欲に包まれた中では暴風の中に立つ蝋燭に灯った火程度の強さしかない。
「――ッッッ!?」
 舌でクリトリスが弄ばれ、こみ上げる快感に息が止まる。その隙を突くようにごつごつとした指が二本、膣の中へと入り込んで奥へと挿入される。指先は膣内の壁を傷つけるだけではなく、奥にある処女膜まで一気に貫いていた。
(……ぁ……聖衣、が……)
 エルダが身につけていた聖衣の名残――両腕と両足についた聖衣が光を放ってエルダから去っていく。それだけではなく、邪霊士が壊して剥ぎ取った聖衣の残骸もまた光をまとって一カ所に集まっていった。
 カシオペア座を表現する像の形へと変わる聖衣。快楽に飲まれつつあっても、エルダは自分の中から聖衣との繋がりが消えたことに気づいた。聖闘少女になるのは純潔の乙女であり、聖衣に認められたもの。見えない糸のようなもので繋がった感覚から、聖闘少女となる。その繋がりが消えたということは、聖闘少女としての資格を失ったことに他ならない。
(くそ……くそぉ……やめろ……もう……やめて……)
 口内。乳首。クリトリスに膣内。
 複数箇所が同時に責められる度に腰が跳ね、背中が仰け反る。理知的な思考などバラバラになり、押し寄せてくる快感から正気を失わないようにするだけで精一杯。膣内を指でかき乱されると生理の時に流れるような血の他に、別の液体が滲み出てきた感触を理解してしまう。太い指が抜き差しされると液体が膣外へと流れだし、挿入する勢いと相まってじゅぶじゅぶと音が聞こえる。クリトリスを口に含まれて舐め回されると流れ出す勢いが激しくなっていった。
 同時に、口が解放されたことでエルダは自分でも考えられない嬌声を上げていた。
「ンヒャアアア! アンンッ! アハゥッ! ンハッ! アンッアンッアンッアン……ハアオゴッ!?」
 どこから声が出ているのか分からない、いつもの声より一オクターブは高い少女の声。男勝りに敵をなぎ倒す炎の固まりのような闘志は萎えており、邪霊士に襲われているのはただの背が高く巨乳な少女となっていた。
 悲鳴を口内へと押し込めたのは、顔の上に跨がってペニスを挿入した邪霊士だった。いつものエルダならば挿入された異物を噛み千切るくらいはする。実際に、失敗したもののディープキスにより挿入された舌は噛み切ろうと歯を動かした。できなかったのは、単純に力が入らなかったからだ。だが、今回は噛もうとすらせずに、舌の上を蹂躙するペニスを受け入れるだけ。異物挿入による吐き気にえづいてしまうだけで無抵抗のまま。
「ウオゴ! オゴッ! オゥオゥオオアオアオアオアオ……」
 乳首とクリトリス、そして膣内への責めは続き、首から下は波打つように動き続ける。頭も波うつ延長上で跳ね上がろうとしたが、ペニスを口へと挿入している邪霊士の臀部に阻まれていた。何度も無理なブリッジをする体勢となってしまい、体のきしみがエルダを襲う。
(きもちいい……あたま……くるう……く、る……ぁあああああ!)
 指の激しい抽送とクリトリスへの刺激。更に乳首をコリコリとつねり続ける指。ひたすらに感度が上がっていく体と、エルダの体内へと進入して広がっていく欲望。全てがエルダの脳内を焼いて、遂に限界が訪れる。
「オッゴッオッオッオッオッオッオッ……ンボオオオッ! アッ! アッアッアッアッアアキャァアアアア!!」
 エルダの腰と背中が同時に跳ね上がり、ペニスを挿入していた邪霊士が弾かれるように離れる。押さえつけていたものが消えたことでエルダの体は更に跳ね上がり、次に乳房を責めていた唇と指。最後に膣を蹂躙していた舌を弾き飛ばす。勢い余って床に背中から落ちたエルダは左腕を下にして体を横倒しにし、体を丸める。腰が震える度に太股を閉じた膣口から液体が溢れ出し、その衝撃によって全身が快感に打ち震える。乳首を守るように両腕を交差させ、涙を流してしゃくりあげるエルダは、もはや聖闘少女として戦っていた時の面影はない。
「んっ……はっ……あっ……はぅ……ううっ……うっ……ふぅ……は……あ……」
 溢れ出してくる涙は、こみ上げる快感が痛みすらも伴うための恐怖からだ。しゃくりあげる度に体は反応して小刻みに快楽をもたらし、もう気持ちよくなりたくないという想いが彼女をしおらしくさせている。
 全く経験がなかったエルダは初めて絶頂に達したことで、体力を全て吸い取られたかのように感じた。元々動かすことができなかった体を動かすほどの衝動は男達に与えられたもの。そして、余韻が残り続けて彼女を犯していく。
「あぁ……いやだ……やめ……やめて、くれ……も、う……死……死ぬ……」
 邪霊士達は下卑た笑みを浮かべたまま、エルダの体を押さえる。一人は閉じた両足を力づくで開かせると、愛液が沸き出している股間に自らのペニスを擦り付ける。入り口とクリトリスが先でつつかれるだけでエルダは甲高く悲鳴を上げ、体が硬直した。
「ひんっ! やあっ! や……めて……イヤァアアアアアア!!」
 エルダの懇願も空しく響き、ペニスが膣内へと進入すると二度目の絶頂に襲われた。本来ならば狭くペニスの進入を阻むはずの膣内は溢れ出した愛液によって滑りがよくなり、かつ力を増した邪霊士の腰つきは一瞬で奥の奥まで侵略する。激痛を感じる暇はなく、更に快感で上書きされたことでエルダには気持ちよさしか認識できなかった。
「ウハアッ! アンッ! アッ! アッ! アッ! アッ! アッ! アッ! アアッ!? アヒッ! ヒンッヒンッヒンッヒンッヒンッヒンッヒィイイ!?」
 腰を捕まれて最初から激しく動かされると、膣内をえぐる感覚と臀部がぶつかり合ってクリトリスに振動が伝わるのとで二種類の快感がエルダを飲み込む。突き込まれる度に脳が痺れ、思考が真っ白に染まる。
「アァアア! アンァアアア! キャァアアア! イッ……ヤアアアッッッ!?」
 膣をえぐられ、クリトリスをいじられ、乳首もむしゃぶりつかれる。何度も絶頂に達したエルダは涙と涎を垂れ流し、全身に電流が走ったかのように震え続ける。膣内へと挿入されてからすでに三回も達していたエルダは荒い息を吐いて半ば失神してしまった。無抵抗であることをよしとして、突き込んでいた邪霊士はエルダの背中に腕を差し入れて持ち上げると騎乗位へと体勢を変える。露わになった尻の肉を二人目の邪霊士が広げて、ペニスを菊座へとねじ込むと、エルダは耐えられずに達して背中を仰け反らせる。上に向いた顔へと三人目がペニスを突きつけて、そのまま口内へと挿入する。三穴を塞がれたエルダは絶叫を口内に濁らせて吼え続ける。
「オォオオオオ! オアムゥオオアオオア! オアオオオオオオ! オヒョアアアア! ハァオアアアアア!」
 ペニスが動く度に理性を失った獣のように吼え続けるエルダ。すでに快感に頭の中を占められて、望まぬ快感を与えられる恐怖すらも上塗りされる。膣からは愛液が止めどなく溢れ出し、菊座はペニスの先から溢れ出たスペルマが直腸を傷つけたことによる血を押し流していく。口内にねじ込まれたペニスは涎と共に喉の奥へと液体をそそぎ込み、残った分は口元から流れていった。
(きもちいい……きもち……いい……も……だめ……わたし、は……もう……)
 前から頭を。背後からは乳房を。そして、下からは腰を捕まれてそれぞれが独立して激しく動かしていく。それぞれのペニスをしごいて限界まで性感を高めて、欲望を吐き出すために。中心にいるのはエルダ。だが、彼女のことをただの穴と考えて邪霊士達はひたすらにペニスを締め付けさせる。
「ンホォアアアアオオオオオオオッッッ!!!!!?」
 三人はほぼ同時に自らの動きを止めて、ペニスを穴の奥深くへと突きつけた。先からほとばしった熱くねばついた精液はエルダの体内奥深くへと流れ込む。
(きも……ち……)
 精液がぶつかる内壁にぶつかる度に絶頂に達して震えるエルダは、意識を白濁液によって流されて気を失ってしまった。
 三回、四回と腰を震わせてから邪霊士達は動きを止めて、それぞれがペニスを引き抜いた。床に仰向けに投げ出されたエルダの口と膣と菊座から、流し込んだ精液が垂れ流されるのを満足げに見ると、別の三人と交代する。エルダの体をむさぼり尽くすために伸ばされた腕を、エルダは理解することはなかった。

 * * *

「……ぁ……あー。あぅあー」
 邪霊士達に取り囲まれるようにして、一人の少女が立っていた。
 全裸の肉体はほとんどが精液にまみれて白く濁り、口からは涎の代わりに精液が流れ出す。
 ぼーっと立つエルダの体に黒い霧がまとわりつき、一度彼女の全身を包み込む。黒い霧が晴れると、そこにはカシオペア座の聖衣と同じ形をした邪霊衣を着たエルダが立っていた。
「あーあー。あぅあー」
 下着もつけずに邪霊衣のみの体は快感がほとばしり、剥きだしの股間から愛液が流れ出していく。股間を触りたくても下腹部を覆う邪霊衣によって手が届かないために、エルダはただただ快感を求めてだらしない声を上げ続ける。
「あぁああーあーあー。あぅあー」
 快楽に飲まれ、体だけではなく精神までも犯されたエルダ。
 邪霊士となったその姿は、かつての凛々しさなど感じさせることはなかった。
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