さよなら、ヒーロー

  | 投稿者: 月華守屋

「ヒーローマスク」の佐々木リリコ凌辱物です。初めて書いたシチュエーションでしたが良く分からない興奮がありました。



 佐々木リリコはゆっくりと廃工場へと近づいていた。もう使われていない場所というのは一目で分かり、ぼろぼろの外壁は正常な意識を持つ者を自然と淘汰する。だからこそ、そこに集まっているのは正常ではない暴徒なのだと自分に言い聞かせる。
 入り口の代わりと化しているシャッターが開かれ、そこには三人の不良がたむろしていた。リーゼントの男が指につまんでいるタバコの灰を地面に落とし、口元へと運んでいる。そのうち一人が、リリコの姿を見つけた。
「おお。本当にきやがったな」
「警察には言ってないだろうなぁ」
「お友達がどうなっても、しらねぇよぉ」
 リリコは学校帰りだったため制服姿だ。白いブラウスに首もとから伸びるネクタイ。緑地のチェックのミニスカートに、黒い靴下と外靴。典型的な高校生の格好だったが、一点だけ異なる部分があった。
 目元を覆うように付けられた、マスク。
 正義の味方として彼女が自分に課した覚悟の証。マスクを付けているときはただの女子高生ではなく、弱き者を助けるヒーローとなる。
 リリコは学校で「ヒーロー部」の部長として数人の仲間と共に活動していた。自分の心の中にある熱い思いに従って。
 叫ばなくても聞こえる距離にまで男達に近づいたリリコは、凛とした声ではっきりと告げる。
「警察は呼んでいないわ。それより、くるみは無事なの?」
「へっへっへ。今のところ、何もしてねぇよ。今の、ところはな」
 不良の一人が呟く言葉にリリコは悔しさに歯を食いしばる。
 ヒーロー部は商店街の一般市民にも認知されている部活だ。リリコが「ヒーロー」として雑用も含めてたくさんの依頼をこなしているためであり、彼女の努力の結果でもある。だが、その知名度が逆に悪漢を呼び寄せることもあった。リリコ自体、高校の中でも美少女の分類に入り、部の人気の一つではある。そのために悪漢が彼女の体を求めて襲ってくる。リリコは多少は鍛えていても、特別な力もなく格闘技も習っていない素人。逃げる時や警察がくるまでの時間稼ぎくらいしかできないため、大抵は仲間や警察の介入で事なきを得てきた。
 それでも、困っている人がいれば猪突猛進で飛び込んでいくため、周りは気苦労が耐えないとリリコに直に忠告したほどだ。
 それでも彼女は止まらない。
 特に、親友であるくるみが捕らわれているならば尚更だった。
「私が来たんだから、さっさとくるみを解放して!」
「まあまてよ。まずは中に入ってからだ」
 不良の言葉にリリコは怯む。もし中に入ってしまえば逃げ場がなくなってしまう。不良達の巣窟に入る以上、脱出が出来なかった時にどうなるのか想像できないほどバカではない。それでも、勇気を振り絞って感情を表に出さないようにする。
「分かったわ。さっさと入りましょう」
「まずはボディチェックだ」
「――っ!!」
 三人のうち一人、リーゼントの男がそう言ってリリコの尻を掴む。悲鳴を上げそうになったリリコだったが、歯を食いしばってこらえる。体は硬直し、下げた両手は拳をつくっていた。リーゼント男は後ろにまわると、ゆっくりとリリコの尻を円を描くように撫で、それからスカートをめくりショーツに手を触れる。危機感を覚えて反射的に右手でスカートの中に入った手を掴んだところに金髪の不良が告げる。
「探られて困るもんでもあるのかよ。少しでも抵抗したらくるみちゃんがどうなるか分からないぜ」
「くっ……下衆、め」
「いい言葉だよ」
 リリコはスカートに潜った手から右手をはずして、また下げる。リーゼントはリリコの体をまさぐることを再開した。右手はショーツの縁をなぞり、左手はワイシャツの胸元のボタンをはずし、中へと手を入れる。
「――ぁ」
「ふひひ。女は隠すところ多いからよぉ。ブラジャーの中もしっかりと探さねぇとな」
 男の指がブラジャーの中へと入り、乳房との境目をなぞっていく。右手もショーツの外側から内側に指が入り、直接肌をなぞる。普段ならば下着で守られている部分を直接撫でられて、リリコは羞恥と屈辱に頭が沸騰しそうなほど熱くなった。下衆だと思う男達に体を触られて、反応してしまう女としての自分の弱さにも悔しさしかない。
 その弱弱しいリリコを三人目の肥満体の男が携帯で写真を撮っていた。
(くそ……こんなやつらに……)
 沸騰した頭を少しでも冷やすかのごとく、瞳から涙が一筋流れる。悔しさからの涙。それが不良達を興奮させることになるとも知らずに、リリコの心は傷ついていく。
 そして、リーゼントの左手がちょうど胸の中央にたどり着いた時に勢いをつけて引き抜かれた。
「やっぱりな。マイクがあったぜ」
 リーゼントはそう言って小型のマイクを握り潰す。リリコは無表情でその様子を見ていたが、金髪の男が急に頬を張ったため体勢を崩した。
「くっ……」
 平手打ちに頬が赤くなってもリリコは目に強い光をたたえたままだ。嫌悪感に身を焼かれようとも、まだ負けるわけにはいかないという強い気持ちが見える。
「いい度胸じゃねぇか。たぶん、こいつの仲間に会話が聞かれてんだろ。早いうちに場所移動しておくか」
「人質はどうする?」
「置いていく。どうせもう使いものにならないさ」
「――お前等!!」
 男達の言葉にリリコは一気に怒りを爆発させた。一瞬、後ろに飛びのいた後にしなやかな足蹴りをリーゼントの頭に放つ。ばんっ! と衝撃と共に音が周囲に響いた。
 リリコは手応えに顔を緩めるもすぐに硬直する。リリコの顔面への蹴りはリーゼントの左手によって直前で止められていた。
「おーう。いてぇいてぇ。なかなかの蹴りじゃねぇか」
 リーゼントが掴んだ足を更に上げる。元々ハイキックの位置になり、バランスが崩れ気味だったリリコは、スカートをめくれさせてバランスを崩す。しかし、右足は捕まえられているために転ぶことも出来ない。結果、スカートの中のショーツが三人の前にさらされる。
「は、離せ!」
 強く叫んでも誰も怯えもせず、リリコのすらりとした足から付け根までをじっくりと見る。三人の好色な視線が自らの足を汚しているような気がして、リリコは苦痛に顔を歪めた。しかし、次の瞬間、リリコの体に本当の激痛が走り抜けた。
「きゃああああ!」
 太股に押しつけられたスタンガン。電流が体中をかけめぐり、許容量できる範囲を超えた痛みによって一瞬にして意識を失っていた。左足の支えもなくなり。その場に崩れ落ちるリリコを後ろから金髪が支える。しなだれかかるリリコの胸に手を伸ばし、握りながら金髪はにやついた。
「お、こいつ細いのに意外と胸あるじゃねぇか」
「へっへっっへ。これだけ強がってる女がどんなよがり方するか楽しみだなぁ」
「よし、じゃあずらかるぞ」
 リーゼントは金髪と肥満に指示して、自分は工場の奥へと入ろうとして、一度リリコの顔に両手を伸ばす。そして頭の後ろで縛られていたマスクを取った。リリコの顔が三人の前にさらされる。
「このマスクも置いていってやろう。きひひ」
 改めてリーゼントは工場内へ入っていく。中には誰もいない。元々三人はリリコを拉致してから別の場所へと移動するつもりだったのだ。不良達も罪を犯している意識はあり、リリコが警察を呼ぶ可能性を十分考えていた。そのために少人数でやってきたのだ。もし、捕まっても被害が最小にすむために。
 工場の奥にはレンタルワゴン。運転席をあけると後部座席に寝ている全裸の少女が見えた。
「へっへ。お前のヒーローが来てくれたぜ。これから楽しませてもらうからよぉ」
 少女は意識がなかったのか、全く返答はない。リーゼントはエンジンをかけて車を発進する。入り口まで来てから後部座席の少女を地面へ投げ出し、リリコのマスクを胸元へと落とす。三人はその肢体を一別してから車にリリコを詰め込み、発進していった。


 * * *


 ヒーロー。
 誰かがピンチの時に助けに来てくれる、正義の味方。
 そのヒーローになるために、日夜努力してきた。それが敵を作っていることになっていると分かっていても、歩みは止められない。
 自分が傷つくことは恐れていない。最も恐ろしいのは他人に被害が及ぶこと。特に自分の大事な人達が苦しむ姿は見たくなかった。
(くるみ……)
 ついに姿を見ることがなかった、連れ去られた親友。
 自分の無茶は分かっているが、それを承知でついてきて、サポートしてくれる親友をどうしても救いたかった。だからこそ警察にも連絡しなかったし、ヒーロー部の面々にしか知らせていない。マイクはヒーロー部の仲間達への通信手段だった。それが途切れたならば、もう警察を呼んでいるのかもしれない。
(私は……いつもそう……力がない……守れない……)
 ヒーローに憧れて、鍛錬を欠かしたことはない。
 だが格闘技に精通しているわけでもなく、あくまで自己流である以上、成長は微々たるものだ。足下が崩れ落ちていく恐怖に支配されかけて、リリコは目を覚ました。
「はっ!?」
 体を急に起こすと、そこはがらんとした広い空間だった。見た目は意識を失う前に見た廃工場と同じで、汚れた地面にすすけた壁。がらんとして物音一つしない空間。そこに全く異質なぼろぼろのソファが置かれ、その上にリリコは寝ていたのだ。
「ここは……?」
 特に拘束されているわけではなく、リリコはゆっくりと立ち上がる。両足で立った瞬間に右足に痛みが走ってバランスが崩れた。気を失う前にスタンガンを押しつけられた場所。痛みに顔をしかめつつ、状態を確認する。
(何とか動けないわけじゃない……)
 痛みというよりもしびれが抜けていないという状態。リリコは右足を引きずりながら前に見えている出口へと歩き出す。誰もいないというのは、仲間を呼びにいっているのかもしれず、脱出するなら絶好の機会だ。だが、かすかに聞こえた希望への足音も、入り口の方から聞こえてくる爆音にかき消されてしまった。
 リリコの眼前にバイクが何台もやってくる。更にはワゴン車も二台。彼らはリリコを囲むようにやってきて、バイクや車を止めると二つの足で降り立った。
「よぉ、どこに行くんだよ」
 声がしたほうへ振り向くと、そこにはリーゼントの不良がいた。自分を馬鹿にして、スタンガンで気絶させた男。心なしか、スタンガンを押しつけられた場所に痛みが増したような気がした。
「私をどうする気なの」
「察しがついてるんじゃねぇか?」
 不良達は各々の携帯を取り出し、リリコへと向けて一斉にシャッターを切った。三十人はいる不良達。彼らが持つ携帯カメラのシャッター音は増幅されて工場内に響く。無数のカメラに撮られている状況におぞましさを感じてリリコはとっさに顔を両手で隠した。
「ヒーロー。佐々木リリコの凌辱ショーだよ」
 リーゼントが言った瞬間に前後左右から男達が飛びかかる。リリコはかわそうと右足に力を込めるが、痛みに力が抜けてその場に倒れそうになる。姿勢を立て直すだけで精一杯になり、男達のタックルをまともに食らってしまった。
「あうっ!?」
 男四人に押し倒され、四肢を一人ずつに捕まれてしまう。力を込めて剥がそうとしても筋力の差は明らかであり、リリコは体を持ち上げられて床に落とされてしまうほどに好きにされてしまう。
「こ、この……!」
「よーし、じゃあ剥いちまえ」
 誰かの号令と共に、四肢を押さえた不良達以外がリリコへと押し寄せる。そしてブラウスの前を掴み、ボタンを巻き込んで引きちぎった。
「いやぁああああ!」
 露わになったブラジャーも簡単に引き抜かれ、形のよい乳房とつんと立った乳首が露わになる。スカートとショーツも引き抜かれ、申し訳程度に引っかかっていたブラウスも脱がされるのではなくあえて引きちぎられてゴミのように捨てられた。
 喉が破れそうになるほど叫び続けたリリコだったが、何の抵抗にもならず、履いていた靴も脱げたために紺の靴下を履いただけの裸体をさらしてしまった。
 なぜか四肢の拘束が外されたため、リリコは体を縮こまらせて胸元を両手で覆い、太股をぴたりと閉じて陰部を出来るだけ見せないようにする姿勢を取った。恥ずかしさと恐怖に涙が止めどなく流れていく。
(怖い……いや……いやだよ……)
 自らの力で窮地を救う。それがヒーローだと自分でも思ってきたが、この状況は明らかに彼女の想定を越えていた。
 三十人はいる下衆な男達の前で全裸をさらす。この後に待ち受けてることは更にひどいことになる。強かったはずのリリコの心も所詮、十六歳の少女。異常な状況では勇気を奮い立たせることも出来なかった。
 その心を、ぼろぼろになった心を男達は更に踏みつぶす。
「じゃーん。次はこれでーす」
 一見すると不良に見えない、長い前髪で目元まで隠した男が両手に掴んで広げたのは、白地で上下が繋がった変わった服。服と言うよりもタイツに近いような質感だが、目を引くのはそのデザインだ。
 子供向けのヒーロー物の女性戦士が着るような服だった。
「お、いいねぇ。女性ヒーローにはちょうどいいんじゃねぇか」
「服も無いしなぁ」
 服を手に近づいてくる男を中心に、不良達がまたリリコの周りに群がる。堅く閉じていた両手足が捕まれると、抵抗むなしく一気に開かれた。大の字にさせられて、乳房も陰部も衆目に晒され、羞恥に脳が染まった。
「きゃぁああ! いやぁあ! やめて! やめてぇ!!」
 じたばたと動くリリコだったが、手が空いている不良から腹に拳を食らわせられて咳込む。追撃で三発同じ場所に食らってもう動くことも出来なくなる。無力化したことを確認すると、白いヒーロースーツを足先から入れられた。背中のチャックを閉めるタイプであり、足先。臀部。腹部。胸部と徐々に付けられる。タイツと同じ質感ということは間違ってはおらず、体に密着したことでラインがくっきりと浮かび上がった。背中のチャックを最後に閉められると、胸元は乳首が浮き出て、陰部は心なしか陰毛の黒が透けていた。
「いいねぇ。正義の戦隊の女戦士か」
「お前の趣味疑ってたが……これはこれでいいな」
「でっしょー? さぁて、これから正義のヒロイン様が犯されるショーの開始ですね!」
 オタク不良はその場から離れ、置いてあった自前のビデオカメラを装着し、録画を開始する。
「お前はやらないのか」
「俺、三次元には興味ないんで」
 堂々と言う不良に周りは若干引きつつも、すぐにリリコへと視線を集中させる。
 弱々しく両手を胸元と股間へと置き、薄い布地から透ける乳房と陰部を守ろうとする姿に、欲情が沸き上がった。
「お前等。好きにしていいぞ」
 鬨の声と共にリリコへと殺到する男達。
「いやぁああああああ! あぁああ――」
 リリコの絶叫は男達の絶叫にかき消されていった。


 * * *


「あうっ! あうっ! あんっ! ああんっ!」
 肉がぶつかり合う音と一緒にビチャビチャと水音が混じっていく。かつては力強く、ヒーローの勇気を奮い立たせる言葉を発していた口は、今や体中を駆け巡る快楽の出口としてしか機能していなかった。
「はっはぁ。すっかり落ちたなぁ」
 下になって膣の中にペニスを突き入れていた不良が笑う。リリコの戦隊スーツの股間は破られ、濡れぼそった陰毛がペニスに絡みつく。まるでワカメのようだ。スーツの亀裂は尻にも及び、菊座にも二人目のペニスがねじ込まれている。当初は痛めて血が流れ出していたが、今は白い液体に塗り潰されていた。
「触ればイくってのも羨ましいよな。乳首なんていつからコリコリンっと」
「あんっ!!」
 乳房を覆っていた布地も丸く切り裂かれて、乳房が露出していた。赤く充血した乳首と、歯形がいくつも立てられた柔肌がそれまでの惨状を物語る。
「た……す……けて……」
 男達に挟まれて前後に動かされ、脱力した体は翻弄されるがまま。リリコは虚ろな瞳で虚空を見つめながら言葉を繰り返す。か細く、今にも消えてしまいそうな音量で。
「たす……け……て……ヒ……ロ……」
 快楽の檻に捕らわれながら、少女はその身が墜ちるまでヒーローへと助けを求め続けた。


 その後、ジャスティスエンジェルを名乗る者が不良達を倒し、リリコを救出したものの、リリコの心に付けられた傷は深く、退院後も家から出なくなった。
 同時にネット上に犯されるリリコの様子が次々とアップされ、彼女の悲鳴が全世界に配信されていったのだった。


バッドエンド
0



コメントを書く

この記事にはコメントを投稿できません





AutoPage最新お知らせ