2007/3/21
今日は春分の日。 「暦便覧」 には、
日天の中を行て昼夜等分の時也
とある。
昼夜の長さがほぼ等しくなり、太陽は真東から出て真西に没する。
真西には極楽浄土がある、との考えから仏教と深いかかわりを持つ。
この日をはさんで前後七日間が彼岸だ。
普通、単に「彼岸」というと春の彼岸を指し、
秋の方は「秋の彼岸」「あとの彼岸」と言われる。
彼岸に食べるのを 「牡丹餅(ぼたもち)」、秋の彼岸は 「お萩」 だから
日本語には季節が伴い繊細だ。
彼岸はもと仏教用語で、現世を「此岸(シガン)」といい、
悟りを得た世界(そこから転じて所謂「あの世」)を「彼岸」という。
暑さ寒さも彼岸まで、とはいうけれど、
最近の異常気象は2月と3月を出し間違ったようだ。
寒の戻りには震え上がったし、これからは花冷えがある。
暖かいと言っても油断は禁物だ。
この時期は植物の芽吹きや動物が活動を始める時期と符合している。
冬の渡り鳥が去り、燕がやってくるのも彼岸前後で、
桜の開花時期が注目されるようになるのもこの頃からだ。
昨日、東京で今年一番のソメイヨシノが咲いた。 この地域は26日頃らしい。
北海道の海岸線の気温は氷点下前後をうろうろし始めた。
私が訪れる頃、道南の桜はどうだろう。
北海道の遅い春の花は桜ではなくリラ(ライラック)のようだ。
だから 「花冷え」 といわず 「リラ冷え」 というらしい。
私はリラの花をじっくりと見た事がない。

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