*************************************************************************************◇◇◇隠れていて目立たない書物との不思議な出会いによって心の気付きを促す極上の名言集◇◇◇*****************************************************************************************

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女性美にめざめる

中学2年の春、5月、若葉がまぶしい頃、私は女性の美に開眼しました。

それは急激に訪れました。

そのかすかな予兆としては、奇妙なふうに樹木の青葉がきらきらと輝くようになり、私はその青葉の独特の美しさにうっとりと眺めるようになっていたことでしょうか。

小さな本屋に行き、参考書でも探していた時だったでしょうか、ふと私の視線が前方に向かいました。

自然にそうなったのです。

すると、そこには一人の少女が後ろ向きに立っていました。

それは私と同じくらいの中学生で、よその学校であることは制服でわかったのですが、
その後ろ向きの脚がスカートから出ている姿に、えもいわれぬ感動をおぼえました。

まぶしいような、くすぐったいような、不思議な感覚に襲われたのでした。

やや薄暗い書店の片隅で見た、あの少女の後姿の美しさは、40年あまり後の今でも、不可侵の完全さで、私の網膜に残っています。

それは網膜なんてものではないでしょう。

それは、魂の奥深いところの記憶装置に保存されている、という感じなのです。



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それから、私の文学散歩が始まりました。
さまざまな女性美を表現している文学作品を、次々と読むようになりました。

たとえば、



●ドストエーフスキー「貧しき人々」 新潮文庫




●ヘルマン・ヘッセ「青春は美し」





●ヘルマン・ヘッセ「ペーター・カーメンチント」




●コレット「青い麦」 集英社文庫 新潮文庫






●バルザック「谷間のゆり」  岩波文庫   新潮文庫








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投稿者:whatif
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