2009/11/2 20:40
昭和の下宿あれこれ 43 昭和な話
いやもう塵も埃も、ゴキブリの死骸を載せた黒船でさえもどうでも良いのである。
こうなったからには、堂々と胸を張って見事に湖を横断してやろうではないか!
『居直る』 とは、生き延びるための重要な能力である、とそのとき学んだのであった。
その翌日、雨は止み、空はウソのように晴れ渡った。
そして湖もウソのように引き、残されたのは、ヨレヨレになったゴキブリほいほいと泥交じりのコンクリート床。
その間、大家が惨劇の様子を見に来た気配もなく、数日後にはカラカラに乾ききったゴキブリほいほい、そして、同じくカラカラに乾ききった泥が、コンクリート床を白く覆っているばかりであった・・。
そんな惨劇が、二年間のうちにあと2回ほど繰り返され、そのうちゴキブリほいほいの原型も相当怪しくなり、存在位置も最初に仕掛けた場所からあちこち移動し、それでもとうとう最後まで始末し得なかったのは、一種の深い愛着からであったろうか・・・
(いや、単に面倒なだけだ)
つづく
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こうなったからには、堂々と胸を張って見事に湖を横断してやろうではないか!
『居直る』 とは、生き延びるための重要な能力である、とそのとき学んだのであった。
その翌日、雨は止み、空はウソのように晴れ渡った。
そして湖もウソのように引き、残されたのは、ヨレヨレになったゴキブリほいほいと泥交じりのコンクリート床。
その間、大家が惨劇の様子を見に来た気配もなく、数日後にはカラカラに乾ききったゴキブリほいほい、そして、同じくカラカラに乾ききった泥が、コンクリート床を白く覆っているばかりであった・・。
そんな惨劇が、二年間のうちにあと2回ほど繰り返され、そのうちゴキブリほいほいの原型も相当怪しくなり、存在位置も最初に仕掛けた場所からあちこち移動し、それでもとうとう最後まで始末し得なかったのは、一種の深い愛着からであったろうか・・・
(いや、単に面倒なだけだ)
つづく
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