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    <title>☆社長婦人はゴルフ・ウィドー☆</title>
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    <description>ゴルフに明け暮れる会社経営者の夫を持った妻の・・・</description>
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    <title>老母の行く末 27.お金に勝るもの</title>
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    <description>「わしはもうお金もなんも持たんから、あんたにしてあげれることはなんも無い・・。『ありがとう』言う以外なんもできん・・」

母が私に向かってたびたび発するセリフである。
そのたびに、母は寂しく悲しそうな表情をする。

母が転々としてきた病院や施設は当然のことながら現金の持ち込みは禁止である。
いや、それ以前に、いつの間にか母の通帳や現金は全て兄夫婦が管理するようになり、年金がいくら入っているのかすら母には全く知らされていないのだった。

「わしの通帳に入っとる中からちょっこでもいいからお金下ろしてあん...</description>
    <dc:date>2011-10-01T19:20:00+09:00</dc:date>
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    <title>老母の行く末 26.徳積み</title>
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    <description>「ようおいでなさったなぁ」

施設の食堂に行くと、母の向かい側に座るお婆さんがいつも私に声を掛けて下さる。
（『お婆さん』といっても、実際には母と同い歳なのでそのような呼称は失礼なのだが）

「毎日ようおいでなさる。感心やなぁ」

いえいえ、そんな・・と返事をすると、

「あんたなぁ、これはなぁ、『徳積み』言うもんやで」
「徳積み？ですか？」

「そうや、徳はなぁ、あんたのお子さんやお孫さんやそのあと代々まで伝わるええもんや」
「はあ・・そんないいもんですか？」

「そうや。親を大切にするいうことは、徳があ...</description>
    <dc:date>2011-08-30T21:29:00+09:00</dc:date>
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    <title>老母の行く末 25.ダメな自分</title>
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    <description>先月、義母の妹と姉が立て続けに亡くなった。
僅か二週間の間に、仲良し三姉妹のうち真ん中の義母だけが残されてしまったのである。

二人とも癌だった。

それぞれ経過の違いはあるのだが、二人ともいつ亡くなっても不思議ではない状態が続き、周りの皆が不安と憂鬱の入り混じった日々を過ごしていた。

見舞いに伺うと、病室に入るなり、その日が近いことが直感で分かった。
が、その日が確定しているわけではないことに対して、言いようの無い何かどんよりとした重たい気分が湧き起こってくるのである。

これは実に不謹慎なことか...</description>
    <dc:date>2011-07-03T01:14:00+09:00</dc:date>
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    <title>老母の行く末 24.幸せを観じる</title>
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    <description>4月1日、母は無事に精神科の病院を退院し、介護施設に入所した。

精神科での半年近くの入院生活は、その一日一日を想い返せば実に長いものであったが、今となっては、時間という名のマジックが、それらを『あっという間の出来事』にすっかり姿をすり替えてしまったように感じる。

末期がん患者と見まがうほどの衰弱ぶりだった入院当初、誰もが母のことをもう終わりだと思っていた。
いや、正確には、『私以外に』である。

絶対に母はよくなる！
絶対に母をよくしてみせる！
私が！！

この絶対的な強い想いのみが、私を母の元へと毎...</description>
    <dc:date>2011-05-29T15:28:00+09:00</dc:date>
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    <title>老母の行く末 23.再び、生きる</title>
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    <description>1月9日から始まった母の日記が続いてやがて1ヶ月となる２月初頭、母の86回めの誕生日がやってきた。

毎回プレゼントに頭を悩ます私であったが、今回ばかりはハッキリと気持ちが決まっていた。
まともな本など全く読んだこともないであろう母、蔵書の一冊すら持ち合わせていないであろう母、そんな大の読書嫌いの母に、敢えて一冊の本を贈ろうと決意したのである。

もしかしたら、「こんな要らんもんくれて!!」と、眉間にしわを寄せ睨み付けてまた罵（ののし）られるかもしれない・・
決意したにもかかわらずそんな不安が常に頭をよぎ...</description>
    <dc:date>2011-04-24T16:30:00+09:00</dc:date>
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    <title>老母の行く末 22.新たな挑戦</title>
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    <description>母の寒中見舞いの文面を見た瞬間、「もしかしたら・・」と、ひとつの新しい可能性が閃（ひらめ）いた。

『これが砂糖でしたらどんなだろう？
とロマンチックに思います』

降り積もる雪を砂糖に見立て、そしてそのことをロマンチックに思う感性・・

末期の病床にあっても傍らには必ず本を携えていた読書好きの父に比べ、本を読んでいる姿など一切見掛けなかった母である。それがまさかこのような表現をしようとは・・

詩・・は無理かもしれないが、他愛も無いことを書き綴る日記ならばなんとかいけるのではなかろうか・・

そんな期...</description>
    <dc:date>2011-03-30T20:37:00+09:00</dc:date>
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    <title>老母の行く末 21.寒中見舞い</title>
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    <description>いよいよ寒に入り、文面やら字形やらになかなか自信を持てないでいる母に、思い切って声を掛けた。
「お母さん、そろそろ本番行って見ようか〜!!」

戸惑う様子の母の目の前に、
「はい、ハガキ持ってきたよ。これで準備万端〜!!」
少々おどけながらとびっきり明るく誘う。

「いいからいいから、気軽に書いてみようよ。どうせ私宛になんだからさ。失敗したって気にしない気にしない。今お母さんが書ける精一杯の状態で書いてくれればいいんだから。それが私にとってすごく嬉しいんだから、ネ！」

渋る母にあれこれ矢継ぎ早にポジティ...</description>
    <dc:date>2011-02-26T12:43:00+09:00</dc:date>
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    <title>老母の行く末 20.嬉しい兆し</title>
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    <description>母が精神科に入院してから3ヶ月半が過ぎ去った。

相変わらず一進一退を繰り返していた母であったが、あることを機に、ほんの僅かづつではあるが快方へ向っている、という実感を得ることが出来るようになった。

あること・・とは・・

　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・

「お母さん、今年も私に年賀状書いてくれないかなぁ」
ペンを手に持つことすら危うい母に、私は出来る限りの明るさを振舞ってねだった。

母の返答は、予想通りの激しい拒絶であった。
小刻みに震える手、椅子に腰掛けるどころかベッドに横になっているこ...</description>
    <dc:date>2011-01-30T18:09:00+09:00</dc:date>
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    <title>老母の行く末 19.覚悟</title>
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    <description>鬱病は、『心の風邪』などと称される。
このストレス時代、鬱は風邪同様さほど珍しい病気ではない、ということなのだろう。

だが、実際に鬱病の母を見ていると、『欝は心の風邪』などと安閑とはしていられないと強く感じさせられる。

母が精神科に入院してから既に二ヶ月半が経過した。
その間、平日も休日もなくほぼ完璧に母の元へと通った。

少しは快方に向かったかと思えばまた悪化へ。
母への対応は、一切の気を抜くことを許されなかった。

まるで輝きを失ったくすんだその瞳は、末期癌で亡くなった父の数日前のそれを思い起こ...</description>
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    <title>老母の行く末 18.バッシング</title>
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    <description>世の中、アンチエイジング、アンチエイジングとかしましいが、そんなことを考えていられる余裕があるうちは十分幸せであると感謝すべきである。

人間はいつかきっと、老いに追いかけられ、追いつかれ、そしてそいつにすっぽり包み込まれてしまうのである。

　　　　
　　　　　※　　　　　　※　　　　　　　※　　　　　　※

母が入院した精神科に関する病院は、今回が二軒目である。
以前お世話になったところは総合病院の精神科であった。
が、今回は個人病院だ。

個人病院といっても四階建てで、一階は外来、二〜四階が入院病...</description>
    <dc:date>2010-11-03T23:59:00+09:00</dc:date>
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