第30話 みそ汁昇天 放送日 2006.08.27
監督:石田秀範 脚本:井上敏樹
先回、加賀美陸(本田博太郎)の仕切る料理対決で神代家のじいや(梅野泰靖)を完膚なきまで叩きのめした闇の料理人・生簀一郎(阿部進之介)。料理による世界支配を目論み、料亭破りに着手。今回、天使のワッカ大盤振る舞い。
料亭破りは標的によって、鮨屋破りとか蕎麦屋破りになるらしいが、その蕎麦屋。
深刻なスランプに陥った天道総司(水嶋ヒロ、30話目にして初めて、表情の変化を見たような気がするよ)、味覚においてはスランプに陥ってないらしく、名代の蕎麦屋“たどころ”の客になっている。そこに、田所修一さん(山口祥行)が部下、岬祐月(永田杏奈)と加賀美新(佐藤祐基)を引き連れてやってくる。“たどころ”のおやじは修一サンの弟(RIKIプロの勝矢)。“たどころ”へも生簀一郎はやってきて、ZECT3人衆の頭上に天使のワッカを輝かせてしまう。天道は、暖簾を抱えて立ち去る生簀を呼び止め、その目論みを知るや再び彼に挑むことになる。
ナンといっても、ワッカと羽の大盤振る舞いは、ZECT主催のパーティー。美味には無抵抗で我を忘れてしまうらしい加賀美陸、主催者としては舞い上がるわけにはいかないので生簀一郎の手の加わったモノは口にしない。さすが、上に立つ者。お歴々の反応にほくそえみつつプチトマトやクレソン齧ってる・・・間違っても生簀のソースなどつけないように。列席者の賛辞に、鈴を振って生簀を呼ぶ陸、得意満面。
そのころ、天道総司(水嶋ヒロ)は、じいやの弟の下でぞうきん料理の修業中。料理の真髄に思い至った天道は、光の料理人として白包丁を授かる。黒包丁vs白包丁・・・わっかりやす〜い!
再び、加賀美陸の闇キッチン対決。「テーマはみそ汁」。ちょっと首をかしげて人差し指を立てる、かっわい〜い!加賀美陸、「はいーッ」と右手を振ればディフェンダー生簀一郎、「はいーッ」と左手を振れば、チャレンジャー天道は・・・いなくて、田所おにいちゃん登場。が、もったいぶって取り出した伝家の包丁が錆だらけ。加賀美陸の手が「ちょっとちょっと、田所くん」と言ってるよ。フリルつきエプロン&ねじり鉢巻で包丁を研ぎはじめる田所おにいちゃん。そこへ、白包丁の天道。天道は、あえて白包丁は使わず、田所おにいちゃんが研ぎあげた包丁で大根を切り始めるのでありました。
生簀のみそ汁を一口含んだ加賀美陸は、ワッカ付きで「天国だ」。しかし、今度は舞い上がりもせず、「具は淡白なフグの切り身」とか「それにあわせて、味噌にフォアグラを練りこんでいる」などと分析。ところが、天道の大根のみそ汁は「表現のしようがない!」天国の上に位置しているそうで、生簀に向かって「おまえのは、ブタのエサーーーッ」と言い捨てて舞い上がってしまう。舞い上がった後の姿は↓の記事参照のこと。
おとっつあんがこんなことしてる間、加賀美新は病識のないワーム神代剣(山本裕典)を見え隠れに追いながら悩みは深い。あーそうそう、生簀一郎は蚊ワームだそうで、今回でオシマイ。
ところで、ZECTは、ホント訳わからん組織で田所さんは自分の大ボス・加賀美陸を知ってるんだろうか?田所さんが面会可能なのは三島正人(弓削智久、今回休み)止まりじゃないかろうか。
神代家じいやは双子の兄、田所組長は蕎麦屋“たどころ”のおにいちゃん。加賀美新は弟を失った兄。天道総司もおにいちゃん(来週は彼の家族歴について新事実が発覚するのか?)。う〜ん、『仮面ライダーカブト』は兄たちの物語なのか?あ、今回、白タイツ+ちょうちんブルマーで岬に迫ろうとした白馬の王子サマ神代剣は弟でしたナ。

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