「ひんやり『京都始末屋事件ファイル 第7話 欲望の罠!カジノにハマった女!!』」
再見TV録画
『京都始末屋事件ファイル 第7話 欲望の罠!カジノにハマった女!!』
放送日:1999.08.19 (テレビ朝日 木曜ミステリー)
監督:石川一郎 脚本:酒井直行
テレビ朝日・木曜20:00からの木曜ミステリーの一つ『京都始末屋事件ファイル』。木曜ミステリーは『京都迷宮案内』『科捜研の女』『京都地検の女』『おみやさん』『女刑事みずき〜京都洛西署物語』などシリーズ化されているものも多々ありますが、『京都始末屋事件ファイル』は、1クールだけ。“必殺”の現代京都版。古谷一行主演。古谷一行は『天罰屋くれない〜闇の始末帖』(テレビ朝日 月曜時代劇2003.04.21〜2003.06.23)でも必殺もどきをやってましたが・・・第1話“恨みはらします!!刺客になった良妻賢母”には、古谷一行演ずる元締・恵比須屋文三のかつての相棒“語らずの玄馬”、そして良妻賢母・松坂紅(片平なぎさ)の父・稲垣玄馬を博太郎さんがお演りでしたが・・・閑話休題。
『京都始末屋事件ファイル』の再放送は(2005年からのデータですが)、日本のどこかでせいぜい半年に1回くらいという程度でした。2005年秋に岩手朝日テレビ、2006年春に瀬戸内海放送、2006年秋に秋田朝日放送・・・という具合。それが、ここにきて、2007年5-6月に青森朝日放送、7月に長野朝日放送、そして、高校野球放送のせいで第7話“欲望の罠!カジノにハマった女!!”の放送はいつになるかわかりませんが、熊本朝日放送で再放送中。
http://sky.ap.teacup.com/rokuya/182.html
第7話“欲望の罠!カジノにハマった女!!”のカジノにハマったというかハメられた女というのが、クリーニング屋のばあさん、東出はる(正司照枝)なんで色気のないことおびただしい。直接ハメたのは、ハピネス金融の店長・谷口誠(岡田義徳)ですが、ボスは松野龍一(本田博太郎)、カジノのオーナー。ひんやりした肌合いの、ちょうど『鉄 平成侠客伝』(1999.03.20)の坂崎組長、『なにわ金融事件簿 悪銭喰い』(2000.03.20)の錦織宗一郎のような雰囲気です。坂崎組長はカジノ・テーブルの上でペターッと寝てたし、錦織宗一郎は、集金袋(?)さげてるところもそっくりだな。松野龍一には、1990年代後半の博太郎さんの特徴的なスタイルがよく現れているかもしれません。
その松野龍一が、古谷一行の始末屋・相沢光介とブラックジャックの大勝負。もちろん、どちらも正々堂々の


・・・んなワケがない。ジツハ・・・いやいや、もうすぐ再放送される地方があるってのに、結末を書くわけには参りません。
松野龍一、びっくりな場面での無感動な「あ・・・」が

。『眠狂四郎 雪の夜に私を殺して!狂四郎を愛し続けた女』(1998.12.28)の画師・観興寺玄斎もいい塩梅でやっていて印象的でした。これは、『その男、副署長』の近藤時男役でもやってましたな。
レギュラーは
古谷一行、田中美里、水橋研二、久我陽子、正司照枝、渡辺哲、風間トオル
この回のゲストは、本田博太郎と岡田義徳。

1