『自動車教習所の人妻 不倫への暴走!ポケットベルが死体をあばく』
放送日:1985年9月30日 (テレビ朝日 月曜ワイド劇場)
監督:池広一夫 脚本:岡田正代(原作:山村美紗『残酷な恋人』より)
キャスト:多岐川裕美、本田博太郎、夏樹陽子、下條アトム、池波志乃、堀内正美、初井言榮、ほか
石田ちずこ(多岐川裕美)は、大恋愛で結婚した夫・くにお(下條アトム)&かわいい子供たちがいて、姑さん(初井言榮)との同居が唯一難点だけど、おおむねシアワセな主婦―のはずが、友人のみつえ(夏樹陽子)に偶然会ったことから毎日の平穏無事な暮らしにむなしさを感じてしまう。
そんな折、自動車教習所のチラシを目にして、即申し込み。夫も姑もいい顔はしなかったけど、教習所通いを始める。そこで知り合ったのが明るく楽しい野木(本田博太郎)、妻(池波志乃)と不動産屋を経営する男。免許を手にしたちずこは同時に免許を取った野木にドライブに誘われる。折り合いの悪い姑、不在がちの夫、さらに、みつえにほのめかされた夫の不倫。そんなこともあって、人妻ちずこは野木との逢瀬を重ねるようになってしまうのですねぇ。そして、野木ともっと頻繁に会えるようにと、スーパーのパートをやめて配送のアルバイトを始めます。そのために、ちずこは夫にナイショでサラ金から借金して車を買うのです。
ところが、密会のホテルの駐車場に止めておいた車から配達する荷物が盗まれる。不倫中の出来事とて警察に届けるわけにも行かず配送センターにも説明できず、ちずこはまた借金して弁償することに。こうして、借金がかさみにかさんで500万。借金と不倫が夫と姑に知られて、ちずこは家を出る。そして、野木に一緒に死んでとせまる。せまられて野木はいっしょに逃げようと提案、二人は熱海のアパートでシアワセに暮らしたのでした。メデタシメデタシ・・・では終わりません、もちろん。
ここまで、博太郎さん演ずる野木は、笑顔がさわやかなとっても感じのいい男なのです。ここから先も、困った表情、戸惑う表情がかわいい野木さんですが・・・
石田の家の人々の運命、ちずこの行動など
ハナシの半ばは省略しまして
石田家取り壊しの工事現場の昼休み。地中で鳴るポケットベルに男たちが首をかしげる。パワーショベルで掘りかえしてみれば、ショベルに引っかかってあらわれる野木。泥だらけになって、しっかり死んでます。なんでこういう顛末なったのかはナイショ。
1982年から1986年ごろテレビ朝日系にあった月曜ワイド劇場(土曜ワイド劇場ではないのだ!)で放送された作品ですが、2、3年前テレビ東京系で再放送されました。
書いてて
本田博太郎さん出演TVドラマ あ・い・う・え・お
と
1985年出演作品リスト
に“土曜ワイド劇場”としていたのに気づいたので、なおしましたよ。

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