1994年7月9日〜1994年9月24日に11回にわたり放送された『遠山金志郎美容室』(日本テレビ土曜グランド劇場)、少なくとも最終回にはご出演でした、博太郎さん。中日新聞のラテ欄にはあまり情報がなかったのですが、日テレの連続ドラマですから、読売新聞を漁ったらありました。
1994年9月23日(金)の朝刊。9月24日の朝刊は休刊だったようです。
最終回ということで結局メデタクまとまったんじゃないかと思いますが、栗原家の家をめぐる大事件が起きるのです。大事件の仕掛け人は家の持ち主である五十嵐氏。演ずるは本田博太郎。五十嵐が、家を壊して賃貸マンションを建てると言い出したのです。みんなが反対する中、小夏一人が賛成で、金志郎と小夏が大喧嘩。
栗原家というのは、春子(夏木マリ)、小夏(かたせ梨乃)、千秋(本田美奈子)、冬美(中谷美紀)に浩一(松岡俊介)の5人きょうだい。遠山金志郎(西田俊行)は、もともと理容室をやっていたのですが、弟の銀平(上島竜兵)が借金返済のため店の権利を勝手に売ってしまった。栗原春子がそれを買って、店に乗り込んで美容室にしてしまった・・・というのがこの連続ドラマの始まりでした、トサ。仕方泣く泣く、金志郎は住みなれた家を出て、喫茶店を営む徳大寺重宗(津嘉山正種)のマンションに転がり込んだりしてたのですが、最終回には、男嫌いだった春子は徳大寺と挙式、銀平が小夏に突然プロポーズとか・・・
五十嵐氏の登場は最終回だけだったのか、家の持ち主としてちょくちょく出没していたのは不明。第1回には出ててもいいような気もしますが???
サブタイトルは
第1回 7月9日 大災難が・・・ドバッ
第2回 7月16日 シャンプーする?
第3回 7月23日 涙・・・女の命の髪を・・・
第4回 7月30日 姉妹げんかvs金
第5回 8月6日 失恋・・・金さん絶叫
第6回 8月13日 妻の秘密にウォー
第7回 8月27日 強盗vs桜吹雪
第8回 9月3日 姉のお見合い
第9回 9月10日 涙に濡れた桜吹雪
第10回 9月17日 金志郎家を出る
最終回 9月24日 ギャッ家族が11人
最終回「ギャッ家族が11人」11人の内訳は・・・遠山家の2人+栗原家の5人+春子と結婚した徳大寺で8人、それから・・・?あ、翔太(荘田優志)という子供もででくるようです。全11回の中盤あたりで、冬美の東大生のボーイフレンド啓祐(角田英介)とか、浩一が交際する子持ちの麻由子(洞口依子)とか出てきますが、これも勘定に入ってしまうんだろうか?第6回「妻の秘密にウォー」では金志郎の亡妻・幸子(坂本冬美)の兄で海外で井戸掘りをしている信男(松方弘樹・・・遠山金シロウといえば、フツーこの方)は勘定に入らないんだろうな。金志郎の幼馴染のエリート商社マン・健一郎(内藤剛志)ってのも春子のお見合い相手にはなっても家族にはならなかったようです。
1994年夏というのは、異常に大家族ドラマが多かったのだそうです。朝日新聞(1994.08.15 夕刊)によると“七月以降に始まった民放のテレビドラマは計二十本弱にのぼる。そのうち、一つ屋根の下に大人数が同居する「大家族」ドラマは八本を数える。”この『遠山金志郎美容室』もその一つ。どのドラマも視聴率的には大変だったようです。
『遠山金志郎美容室』のキャスト、わかってるだけ
西田敏行、夏木マリ、かたせ梨乃、本田美奈子、中谷美紀、松岡俊介、上島竜兵、荘田優志、津嘉山正種、内藤剛志、坂本冬美、根津修平、松方弘樹、角田英介、洞口依子、岡本夏生、そして、本田博太郎
演出:水田伸生、石橋 冠、倉田貴也 脚本:深沢正樹、松木ひろし、輿水泰弘、石井信之

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