2008年は博太郎さんをたくさん拝見出来たような出来なかったような・・・
映画も含めた出演作品は
http://www.geocities.jp/hirotarology/chronology/2006_2010/tab2008.html
このとおり(間違い、欠落などご指摘ください。見つけた方には豪華
粗品プレゼント・・・なんちゃって)。
冬は『フルスイング』の鮫島先生、夏は『その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル Season 2』の警務課長・近藤時男、『刺客請負人Season 2』の道八をほぼ毎週見せてもらって、確かにたくさん拝見できました。単発の現代劇、時代劇もあって不足はない!
ただし、“かわいげがあって憎めない悪役”というあたりが多くていささか変化に乏しかったような・・・。鮫島先生や近藤警務課長は悪役ではありませんが、主人公に煙たがられつつも愛嬌がある人物というあたりが同類っぽい。
いや、それでも、道八はとても魅力的でした。あれっきり死んでしまうには惜しいです。また、『雪之丞変化』の長崎屋三郎兵衛、『母恋ひの記』の藤原菅根は、こんな仕草でこんな表情でこんなセリフ回し!(それから、こんなメイクで)とちょっとビックリ。見終わって反芻してみれば通俗的な芝居だなぁとも思う。しかし、通俗を徹底するのは意外に俗っぽくない。そういうような印象を受けました。
現代モノでは・・・『世にも奇妙な物語 春の特別篇 日の出通り商店街 いきいきデー』の劇画から抜けだしたような和尚がよかったなぁ!『山村美紗サスペンス京都門司港殺人事件』の狩矢警部は・・・あれ?あまり印象に残ってないです。たぶん、道八のインパクトのせいで記憶から吹っ飛んだんだと思います。まぁ、なんとも軟弱な記憶。
博太郎さんの悪役らしい悪役もみたいような気がしますが、ファンとしてはどうなんだろう。『シリウスの道』の細川国勝は原作では血肉の感じられない人物ですが、博太郎さんの“細川国勝”で「ああ、こんな風に作り上げられるんだ」と感心はしたものの、あれが気に入ったかと問われると答えはイエスにはならない。ホントに憎々しいよりは、共感できる部分のある役の方が、ワタクシにとっては見心地がいいかも。

0