ハアー二遍返しですまないければ お国自慢の流山エー流山
ハアー二遍返しはままにもなるが 三度返しはままならぬ
エーままならぬ
ハアー二遍返して三べん目には 義理と人情の板ばさみ
エー板ばさみ
天明年間(1781-8)、相馬藩で大飢饉が起こり、天保7年(1836)と11年(1840)に大凶作があった。藩主の相馬益胤は、まず藩の人口をもとに戻すことを考え、他国から住民を集めるために家臣たちを各地へ遣わした。その折り、相馬地方の宣伝に唄ったのがこの
『相馬二遍返し』であるといわれている。最後の五文字を二度繰り返して唄うところから二遍返しの名があるという。
先の東日本大震災の原発事故の風評被害で傷ついた農家を支援しようと福島県国見町の銘品「あかつき」だけを丹念に熟成させて作った「桃ワイン」を認識してもらうこと。放射能検査済みの逸品で、底抜けに明るい福島県産の桃の復興に挑むという大阪市立大学大学院生の奉仕精神に感銘した。この桃の酒を売った利益を福島の復興援助にするのだがストリートフェスタを利用することになった。早速、酒屋のオヤジに頼み込んで、店前を提供してもらった。酒税法で酒販免許場が規制されており届け出なしに酒類を販売出来ないためだからである。
心配した天候も絶好の春日和に恵まれて、「第9回日本橋ストリートフェスタ2013」も大盛況のうちに無事終わった。大市大大学院生の懸命の奉仕活動ではあったが予定した数量には達しなかったが、中国からの女性留学生を交えた誠実な呼びかけに理解を示す人がかなりあったのはうれしいことであった。
売ることの難しさが分かり、勉強になったと笑顔で応えてくれた爽やかさを春の風が伝えてくれた。
コスプレとは、アニメやゲームなどの登場人物やキャラクターに扮する行為を指すという。その群衆に彼らの行動が通じているのかを思いいるところである。
―今日のわが愛誦俳句
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愚も賢もいま白魚の一啜(すす)り 藤田湘子
―今日のわが駄作詠草
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さまざまな仮装のすがた行き変わる
幻想的な刻を愉しむ

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