非常に強いという台風10号は、勢力を強めながら本州の南海上を東へとウロウロ発達しながら進んでいるようだ。気象庁の予報では30日から31日にかけて東日本に上陸する恐れが高まっているとのこと。上陸の可能性がある地点は静岡から函館まで広範囲に及ぶらしい。この台風10号の動きは、大きく回転する上空の気流「寒冷渦」の動きに左右されるため、気象庁は進路予想について「非常に難しい」としている。そんななかに、大阪から伊勢本街道を部分的に繋ぎながら歩いている連中がある。娘もその中の一員で、この度は東京から帰省中の孫を誘い早朝から出かけて行った。近鉄で前回歩いたところまで乗り、伊勢までの残り道を歩き繋いで行くという方法できょうは約18キロ歩く予定だという。もう2、3回で全行程が達成されることになっているとか。
目的地、伊勢に到達の暁には、電車で先回りして伊勢神宮の宇治橋前で待ち、歩かずして皆の徳にあやかろうとする不心得者もあるとか。台風10号の雲行が気になるのだが、一行に強力な「晴れ男」が居るということで、今回も残暑きびしき炎天下ではない新涼の風が吹くなかを伊勢に進んでいることであろう。
・きょうのわが駄作詠草
秋めける伊勢をし想うその昔巫女になりたる美少女のこと

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