一年で一番昼間が長い夏至の日を迎えている。因みにきょうの大阪の日の出は4時45分、日の入りは19時14分。昼間は14時間29分である。そして、一番短い冬至では、日の出7時21分、日の入り16時51分。夏と冬との時間差が4時間39分あるという。しかし、きょうもそうだが、生憎、梅雨の真っ盛りで、天候は悪い。「江戸時代から日輪丑寅に出て戌亥に入り、南の方をめぐりて、日の長きこと至極するゆえ夏至と名づくるなり。」とある。
地震の方は落ち着いているようではあるが、インバウンドの観光客で賑っているミナミの盛り場は、初めて出会った激震の驚異に慄いたのか大阪を敬遠しているためなのか客足の激減が囁かれ出した。
六月の薔薇、おん身最も美しいもの、
おん身の心臓は太陽につらぬかれる。
熱烈な又静寂な薔薇、止まった枝の上に軽く飛ぶ鳥のような。
ベルギーの詩人エミール・ヴェラーレン
『午後の時』を訳した高村光太郎の六月の発見の目である。
不気味なる異邦人の目の光り「もういいのか」と和菓子食べいて

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