梅雨の晴れ間。とある商店街の会合が午後2時からあった。先日の地震の被害もなく、商店街にとっては有難いこととの挨拶に始った。主にLRTに関する意見交換があり、ボツボツその実現への対策を考えなければならない時期に差し掛かって来ているのではとの印象を覚えた。
引き続き、「日本橋ってどんなまち?」にするのかをK大学O教授のゼミの学生たちとの意見交換会が開催された。学生が日本橋筋の商店街の現状を入念に調査し、立面図と平面図で見て各店の印象、入店する難易度を店のジャンルや看板などがどう関係しているのかを知るため、西側、東側に分けたデータに基づく討論が展開された。彼らの労作は、入店の難易度は学生たちの主観で5段階の評価で平均値を表わしたもので難易度によって色分けされていて興味深い。
学生たちの考察によれば、東側は、アダルトショップは殆んどなかったが店内は暗く、ポスターで店内が伺えず入店する気が起こらない店が多い。サブカルチャーの店も多く、でんでんタウンというよりオタロードの印象を受けた。そして、西側の街には、古くからの店舗が多く、新しい店には主にアダルトショップ、ホテル、携帯電話、パソコンを扱う店も多く雰囲気は明るいが、少し騒がしいようにも見えるとある。現役の学生諸君にとっては、奇怪至極な話題の飛び出してくるなかを討論は進んで行った。
逞しき少年たちが語りいるわが住む街の行く末などを

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