昨晩のこと、想い起すのも辛く哀しい出来事が警察沙汰になった。わが家の前の大通りが通行人が多いのでこれを置かして欲しいと、取引先の料飲店の店主に頼まれた。
「恋のおみくじ あなたの恋占ってみませんか? 一回100円」の文句が読み取れる。100円入れてボックスの蓋を開けて中に入っているおみくじを取り出しおみくじの文章を読み興じ合っている若者たちに人気があった。
因みに100円入れて恋みくじなるものを取り出して読んでみたら、第十九番
【吉】とあり、「恋愛について更にレベルアップするときね。恋愛上手の師匠を見つけるのが一番手っ取り早い方法。近くにいるわ。」とあり、
『今日のラッキーアイテム 鉛筆』 今日は緑色に注目!ヒントがあるわよ!と、
「世界一じゃなくても良いでしょ?どうせ比べられないよ。」とある。傘の年を越した老人には100円で他愛もない遊びなのだが、昨晩その犯人を捕まえた人があった。子どもかと思いきや初老の女であり孫まであると言う。100円を入れなくても蓋を開けることことが出来、ホームレスにやったら喜んでくれるとかでその善悪が判断出来ないのだろうか。この前を通ったら、つい盗みになるともおもわず毎日の様に掴んではこの袋に入れるということをやっていて許して下さいと平身低頭して、払いますと結構平然としている為、一先ず警察官に説諭して貰うため連絡した。パトカーで来た二人に徹底的に詰問された結果、近隣の市営住宅の住人と判明。自宅に待機する娘と対面。その自宅には、おみくじが山積されていたとの報告があった。哀しいことであった。
雲垂れていて忽ち昏れる冬の街爪先たたねば先見えぬかな

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