朝からの曇り勝ちの空模様が続いている。罹りつけの診療所で主治医の診断を受ける。血圧、脈拍ともに正常の数値であるとか。昨年末に年が明けたら血液検査を予定していたので血液を採取される。思わず
「寒の水ごくりと呑みて血の検査」なる駄句一句を物す。後日、その検査の結果を知るのだが矢張り緊張感を覚える。診察室から出たら、かって同町内の商店街で総合電化店を経営していた店主とばったり出遭った。もう店を閉めて何年になるのかと三店あった本支店が商店街を去って久しい。昔に罹っていた医者を信頼しているのだろう、現在も世話になっているという。
午後、その街の商店街の理事会があって彼も長年理事を務めていた関係から、懐旧の念著しく当時の様子を頻りに話していた。
楷書にて書けと書きし書を誤字ゆえ破られている


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