一月は正月の月で「祝い月」との呼称もあるのだが、新暦では一年中で最も寒い月でもあり、賀春ということばは旧歴の新年にあたり春を迎えるよろこびではこちらの方が相応しいようである。今年の一月は祝いらしからぬ正月のようで、新型コロナウイルスによる肺炎の広がっている問題でWHOが国際的な感染防止の緊急事態を宣言する事態に大騒ぎになっている。そんななかで一月が終って行く。
マスクして他人のように歩く街との呟きが聞えて来るようなマスクする人との出会いが多くなっている月末を迎えている。
土の下から出ている草の芽踏みずらく俯いて行く散歩道かな

1973

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