昨日は平成最初の天皇誕生日であったのだが、曇天だった。振替休日の今日は好天気には恵まれているのだが新型のコロナウイルスの拡大で感染の憂いがあって相変らず怯えがしずまっていない。
「麗(うるは)しき春の七曜またはじまる」とは、山口誓子の作品である。連休であるため、月曜日ごとに、改まった気分で一週間を迎えるのは、少し何時もと違った感情ではあるのだが、「麗しき春の七曜」とは、何故か新鮮な感じを誘ってくれる。そんな思いに浸りながら、道明寺の梅が満開だからドライブに出掛けないかと誘ってくれた、妻と娘の行為を無にした返事を悔んでいる。思えば、今朝の散策でジャンジャン横丁の入口で見知らぬ人から挨拶を受けどう考えてもその人が誰であるかが分からぬままに、林芙美子の
『めし』のモデル店はここであったのだと、人ひとり通っていないジャンジャン横丁をキョロキョロしているうちにその人を見失っていた。しまったとその人に「めし」の店を訊いて、話の切っ掛けとすればと、老人呆けの兆候を悲しんだことであった。
道の上に棄てられているマスクありどこからつけてここに棄てしか

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