大阪市内の中心地にあるナンバの商業地周辺では年末年始に極端な繁忙を迎える。年末は兎も角、年始は今宮戎神社の祭礼があり、十日戎の前後は100万人を超える参拝者で殷賑を極める賑わいを呼ぶ。その大祭が済めば極端な静まりが訪れる。その最初の日曜日にあたる日であるが、久しぶりに郊外に出かけようと予定したのだが、新型コロナウイルスから派生したオミクロン株という変異株の急速な蔓延で外出するのが怪しくなって来て自宅に自制する羽目になっている。折りしも、テレビは京都での女子駅伝の中継があり、穏やかに晴れ渡った京都市内を疾走する都道府県の名誉をかけた女子ランナーの英姿が眼に留まった。第40回大会とあるから初回から観戦している、わが年齢も何時しか80の半ばに差し掛かっているのを考えて年老いた自分を考えて、冬の日差しに輝いている比叡の頂を懐かしんでいる。
さは言えど女性が駆ける美しさ京都の街の冬晴れの日の


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