アジア手工藝 AEO LIFE MARKET ご案内  



アジア手工藝 イオ・ライフ・マーケット

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●ウェブサイト(オンラインショップ)
http://www.aeolm.com/



●店舗(ショールーム)
東京都荒川区町屋3−23−18
店舗(ショールーム)は当面休業させていただきます

e-mail. maruyama@aeolm.com
古物営業の許可番号
東京都公安委員会 第306661103567号

2022/1/17

江戸時代後期 ”波に水車柄杓御屋敷菊花”模様 火消刺子袢纏  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代 19世紀 江戸時代後期
素材/技法 木綿、天然染料、天然顔料 / 筒描、描き染め、刺し子
サイズ 肩幅58cm、袖丈29cm、身丈92cm

大波、水車、長短様々な蜘蛛手につけられた柄杓... 水にまつわる模様が躍動感豊かに描き込まれた江戸時代後期の火消装束・刺子袢纏。

上部の肩袖に描かれた石垣のある立派な御屋敷と菊花は、家々と人々の平安な生活を火事から守る仕事を担う意気が表されたものでしょうか。

特筆すべきは、江戸期の所産ならではの落ち着きと深みのある天然染料と天然顔料の色彩で、表地と刺子の藍をあわせて色の調和が見事です。

また内布には紅花染めの木綿が仕込まれていますが、鬼手に類する質感豊かな紡ぎ・織りの木綿を染める紅花の色味が優美かつ妖艶で、ここからも願掛けの意を汲取ることができます。

衣裳全体から江戸の色香が強烈に匂い立つ一品です。


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(光学顕微鏡による画像)
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2022/1/12

江戸時代初期 絹”御簾垣しだれ桜”模様 寛文小袖裂  染織




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製作地 日本 京都
製作年代(推定) 17世紀後期 江戸時代初期
素材/技法 絹、天然染料 / 糊染(筒描)、色挿し、型鹿の子(摺匹田)
サイズ 幅(緯)29.5cm、長さ(経)50.5cm

右肩上がりに配された御簾垣模様の入り方から着物全形を想像することが可能な(本記事最下の参考画像参照)、”寛文小袖”右後ろ身頃の部分裂。

350年前後を遡る時代の裂ながらここまで状態が保たれているのは、小袖が打敷等として寺院に奉納される慣習があったためであり、本布も長い年月にわたり寺院内で大切に保存・継承されてきたのち、比較的近年に裂として外に出てきたものと推察されます。

模様は糊染(筒描)の防染後に萌黄の地染めがなされ、型鹿の子(摺匹田)を交え鼠・茶・藍・紅花で色づけがなされていますが、友禅染め誕生以前の”初期友禅”と位置づけられる技法による色挿し、取り分け紅花の濃淡を効かせた染めに得も言われぬ雅な空気感が感じられます。

糸・織・染・描の細部に生命が瑞々しく嫋やかに宿っており、目にしていると時空を超えて彼の時代に誘われるような心地となるいにしえの一枚です。


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(光学顕微鏡による画像)
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(参考画像)
同時代・同デザイン様式の寛文小袖

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※上画像は(財)歴史民俗博物館振興会刊「[染]と[織]の肖像」より転載いたしております

2022/1/7

江戸時代後期 ”墨絵竹虎図”模様 火消刺子袢纏  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代 19世紀 江戸時代後期
素材/技法 木綿、天然染料、顔料 / 筒描、描き染め、刺し子
サイズ 肩幅58cm、袖丈29cm、身丈95cm

竹林の虎が勇猛な姿表情で裏地に染め描かれた、江戸時代後期の火消装束・刺子袢纏。

特筆すべきは単なる竹虎模様ではなく、墨絵(水墨画)のタッチで濃淡とぼかしを駆使して竹・虎・空間が緻密かつ立体的に描き込まれている点で、絵柄からは躍動感とともに研ぎ澄まされたような荘厳な空気感が伝わってまいります。

藍表地の擦れや褐色は水を被ることから始まる火消仕事が繰り返された証跡であり、袖先や襟のホツレや疵を含めて、正真の時代モノ火事袢纏としての風格が感じられます。

刺し子の一縫い一縫いに表情があるのは、これに安全への祈りが込められているからに他ならず、内布として仕込まれた江戸期和更紗及び竹虎図の流水の青の色付けからも願掛けの意を読み取ることができます。

危険を顧みない命懸けの火消仕事を担う者のために職人が心血を注いで作り上げるもの、時代に由来する濃密な精神性と芳醇な色香に惹き込まれます。


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(電子顕微鏡による画像)
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2022/1/3

江戸時代末 木綿”波兎”模様 筒描布  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代 19世紀後期 江戸時代末
素材/技法 木綿、天然染料、天然顔料 / 筒描、線描、摺込み
サイズ 幅(緯)36cm、長さ(経)85cm

荒波に立ち向かうように駆ける姿が印象的な”波乗り兎”模様の木綿地筒描布。

婚礼等のお祝いごとに際して紺屋(こうや)への特別な発注で手掛けられるものであり、作品からは吉祥感・躍動感とともに布に込められた祈りが伝わってまいります。

両織り耳と織り始(下辺)が備わった一巾分の布で、製作当初の作品の種類・用途は定かではありませんが、上部の朱赤横縞の入り方を見ると蒲団表や夜着ではなく、馬掛け或いは小ぶりな油単として数枚接ぎで仕立てられていたもののように思われます。

うさぎは輪郭線を伴わずに手描の破線や暈しを駆使して柔らかく表現している点は江戸期の染め職人仕事に符合し、波・飛沫の描き方と青の色彩感、ベンガラの落ち着いた色味を併せ、時代に由来する風雅と精神性が薫ってまいります。

一巾分ながらしっかりと完成美を宿している点が本布の最大の魅力であり見どころ、江戸期紺屋職人の技術の高さとセンスの良さ、粋(いき)が実感される一枚です。


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(光学顕微鏡による画像)
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2022/1/1

祝・2022年  




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”墨絵竹虎図”模様 火消刺子袢纏 江戸時代末

2021/12/15

ミャンマー 19c 木造金彩仏教浮彫パネル残欠・脇侍(童子)像  仏神像




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製作地 ミャンマー中部
製作年代(推定) 19世紀
素材 木製(チーク材)、漆、金彩
サイズ 高さ約19cm、幅(最大部)約12cm、奥行(最大部)約7cm、重さ215g

19世紀のミャンマーで手掛けられた仏教寺院や僧院を荘厳する浮彫パネルの部分(残欠)としての木造金彩脇侍像。

跪いて捧げ物をする童子の姿がハイレリーフ(高浮き彫り)の技法により立体感豊かに造形されたもので、浮彫パネル全形では中央に仏陀(菩薩)様が、左右に本品及び対となる童子が脇侍として配され、手には花(蓮華)を持していたのではないかと推察されます。

部分(残欠)ながら信仰のものとしての濃密な精神性が宿るとともに自律美を有している、欠損や漆金彩の古色を含め”残欠ゆえに美しい”と実感される浮彫像です。


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(光学顕微鏡による画像)
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2021/12/10

江戸時代後期 重ね車輪&萩模様・型染裂  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代(推定) 18世紀末−19世紀前期 江戸時代後期
素材/技法 木綿、天然顔料 / 型染、片面染め
サイズ 幅(緯)35cm、長さ(経)138cm

重ね車輪(源氏車)と萩模様が多色で染め表された江戸時代後期の型染裂。

細糸太糸が入り混じり厚手に織られた木綿地にややくすんだ空色に近い青と灰・赤茶の3色遣いで模様が型紙を用いて染め表されたものですが、地色の染めは藍の染料ではなく顔料が用いられている点に特色があり、”和更紗”の呼称がより似合う作品です。

同種の顔料染め型染(和更紗)が鎧下に用いられたケースがあり、本布も入手時に鉄錆の付着箇所が確認されたことから、やはり武家装束を用途に手掛けられたものと推察されます。

特定の身分階層向けに型紙職人・染め職人等が技巧と意匠を凝らし、定められた様式により染織作品を生み出していた時代に固有の雅趣が匂い立つ一枚です。


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(光学顕微鏡による画像)
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2021/12/5

沖縄 19c末−20c初 絹(紬)”黄色地網目小花蝶貝模様”紅型  染織




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製作地 日本・沖縄県
製作年代(推定) 19世紀末−20世紀初期
素材/技法 絹、顔料 / 型染、糊防染、片面染め
サイズ 幅(緯)34cm、長さ(経)508cm

紬織の絹を台布として網目の地模様と花貝蝶等の小模様が多彩に散りばめられた、19世紀末〜20世紀初期作の黄色地紅型。

反物の半分弱5mの長さがあることから、通常サイズの紅型衣裳とは異なる胴衣や子供着等を仕立てた残りの布が保存継承されてきたものとも推察されます。

送りが11.5cmの中模様型紙による染めですが、白地型紙と染地型紙の双方を用いて模様を重層的に表す”朧型(ウブルガタ)””重型”と呼ばれる技法がとられており、染め柄はのっぺりと平面的ではなく、黄の地色と黒の網目模様、更には花貝蝶の散し模様のそれぞれが立体感を伴って目に写り、王朝期紅型直系の作品としての格調と完成美が宿ります。

絹地ゆえに顔料の発色が鮮やかで華やぎがあるとともに、紬織ならではの光沢が抑えられたマットな質感と落ち着きが同時に備わっており、この点も本布の魅力を高める要素となっております。土地と時代の色香を纏った一品です。



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(光学顕微鏡による画像)
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2021/12/1

明治時代 鶴丸&唐草模様・筒描蒲団  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代(推定) 20世紀初頭 明治時代
素材/技法 木綿、染料、顔料 / 筒描、型染
サイズ 幅134cm(4枚接ぎ)、長さ179cm、厚み3〜4cm程度

翼を伸び伸びと大きくひろげた”鶴丸”模様が、4巾(4枚接ぎ)の表地全体に躍動感たっぷりに染め描かれた明治期の婚礼用蒲団。

裏地と縁には”菊唐草”模様の型染布が配されており、中綿の入った製作時のままの姿で現在に継承されたものとなります。

朱赤に色づけされた鶴の翼は黒に近い褐色(かちいろ)地を背景に燃え立つような鮮烈な印象があり、鶴丸から四方に伸びる筒描による蔓唐草は流麗で生命力に溢れ、大きさも相俟って、作品を目にしていると圧倒されるような存在感と華やぎが感じられます。

綿入りで百余年間にわたり大切に保管され今に伝えられた貴重な明治期筒描蒲団の完美品、時代の空気が凝縮されたような一品です。


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2021/11/25

琉球王国 19c 木綿”花色地水鳥花枝模様”紅型裂  染織




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製作地 琉球王国(現日本国・沖縄県)
製作年代(推定) 19世紀後期 琉球王朝期
素材/技法 木綿、天然顔料 / 型染、糊防染、片面染め
サイズ 横幅(緯)34cm、縦(経)28cm

19世紀後期の琉球王朝期に手掛けられた、木綿”花色地水鳥花枝模様”紅型裂。

”花色地(ハナイルジー)”と呼称される地色染めのもの、これは朱で下地を染め、動物染料の臙脂を上掛けし色彩を生み出すもので、外来の色料が主素材とされた海洋交易時代・琉球染色の特徴が良く顕われた作例と言えます。

和らぎある薄桃色の地色のうえに様々なモチーフが彩豊かに散りばめられておりますが、モチーフの多くが縦横斜めの別なくランダムに配されている中、臙脂で色づけされた”水鳥”のみ方向が定められており、これが模様全体に絶妙なアクセントとリズムを生み出していることが判ります。

淡い花色地で主模様をもたずに小モチーフが散りばめられたこの種の紅型は、色の濃い紺地花織衣裳等の裏地とされたものが複数確認されており、本布も衣裳全体の完成図を想定して製作されたものの可能性を指摘することができます。

目にしていると気持ちが和み心癒されるような独特の空気感と色香を薫らせる一枚であり、作品が有する固有の世界観に惹き込まれます。


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(参考画像)
紺地花織絣衣裳の裏地に花色地紅型が用いられた作例
19世紀 日本民藝館所蔵品
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※上画像はサントリー美術館刊「紅型 琉球王朝のいろとかたち」より転載いたしております

2021/11/22

19世紀後期 木綿”井桁模様”型染併用経緯絣裂  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代(推定) 19世紀後期 江戸時代末〜明治時代
素材/技法 木綿、天然染料 / 経緯絣、型染(灰色の片面染め ※濃藍に見える部分)
サイズ 幅(緯)32.5cm、長さ(経)33cm

経緯絣により上下左右に井桁模様が藍・白交互の連続文様として織り描かれ、織りの片面から型染によりモザイク様の模様が重ね染めされた19世紀後期作の木綿染織。

本布は”絣(織り)”と”型染(染め)”のふたつの技法が併用された特殊な作例で、布裏を目にすると経緯絣のみでも充分に井桁模様が判別できるにも関わらず、敢えて片面(布表)から模様の形状・輪郭をより明瞭にするために型染が施されたものとなります。

経緯絣と染めが併用された染織としては、17−18世紀にインドから舶載された古渡りインド更紗中の”格天井手(ごうてんじょうで)”の存在が知られますが、本布はそれに着想を得て製作された可能性を指摘することができます。

繊細な紡ぎ糸を素材に、井桁ひとつが1.5cm角の小ぶりかつ細密なディテイルを有する模様として端整に表されており、裂地からは”茶の湯好み”の風雅が匂い立ちます。

30数cm四方の小裂ですが、サイズを超えるスケール感と格調の高さが感じられる一枚です。


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(光学顕微鏡による画像)
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2021/11/19

江戸時代後期 右肩上がり吉祥模様・型染裂  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代(推定) 19世紀初期 江戸時代後期
素材/技法 木綿、天然染料、天然顔料 / 型染、片面染め
サイズ 幅(緯)32cm、長さ(経)175cm

鶴亀の丸紋と松竹梅及び唐草で構成される吉祥模様が多色遣いで緻密かつ躍動感豊かに染め描かれた、今から2百年を遡る19世紀初期作の木綿型染布。

本記事の最下掲載の「参考画像」のように、布を横並びに接ぎ合せると唐草の細部が繋がり、模様は右肩上がりに途切れることなく続くよう巧みに構成されており、デザイン・モチーフに込められた”繁栄の祈り”がより具体的に伝わってまいります。

特筆すべきは唐草模様の細部の手の込み方と白の輪郭を伴った色付けの明瞭さで、通常型染の唐草は総じて抽象化が進んでおりますが、本作品は手描き(筒描)で表される模様に相似するほど繊細さと力強さが際立っております。

当時としては特別上質な木綿糸が用いられていることを併せ、本型染布が武家・貴族等の上流階級向けに手掛けられたものであることは明らか、幕末前の充実した江戸期染織に固有の密度の濃い精神性と色香、染め職人の技巧の粋と”いき”が随所から感じ取れる一枚です。


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(光学顕微鏡による画像)
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(参考画像)
本布が横並びに接ぎ合された際のイメージ図
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2021/11/16

室町時代 銅造”薬師如来”懸仏(御正体)  仏神像




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製作地 日本 ※地域不詳 
製作年代(推定) 14−15世紀 室町時代
素材/技法 銅製 / 鋳造、線刻
サイズ 高さ5.5cm、幅4.3cm、奥行(背側突起部含む)約2cm、重さ44g / パネル台(発砲ボード・ABS樹脂) 高さ16cm、幅11cm、奥行(台底部)4cm、パネル厚み5mm

14−15世紀の室町時代に手掛けられた銅造懸仏(御正体)。

肌の荒れ具合から火災の熱を受けた火中仏と推察され、形状が判然としない左手は熱で熔解したものと思われますが、掌に持物(薬壺)の痕跡が残り”薬師如来”と判断されます。

螺髪が省略され帽子のような形状で表された肉髻、身体に着いたまま屈臂し掌を立てるように表現された施無畏印、浅い毛彫りで刻まれた衣文と蓮弁、これらの特徴は懸仏の製作が地方に広まる過程で形式化が進んだものと捉えることができます。

質朴な像容ながら神仏習合を背景とする信仰の精神性、御正体としての神秘性が実感される作品であり、古銅の深みある色合いをあわせ像から発せられる厳かな空気感に惹き込まれます。


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2021/11/13

江戸時代中期 木造”阿弥陀如来”化仏  仏神像




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製作地 日本 ※地域不詳 
製作年代(推定) 18世紀 江戸時代中期
素材 木製、漆塗り、金彩、鉄釘(和釘)
サイズ 高さ7.8cm、幅4.5cm、奥行2.7cm、重さ14g / パネル台(発砲ボード・ABS樹脂) 高さ16cm、幅11cm、奥行(台底部)4cm、パネル厚み5mm

高さ約8cm、江戸時代中期の木造金彩”阿弥陀如来”化仏(けぶつ)。サイズと彫りの繊細さから、大ぶりかつ端整なつくりの寺院本尊の光背に配されていたと推察される作品です。

実際に使われていたオリジナルの鉄釘(和釘)が一緒に伝わっており、破損無く金彩が残る状態の良さから、本尊から外されたのちに大切に保管・継承されてきたものと思われます。

江戸時代中期に遡る木造仏は、火災を中心とする災禍及び明治初期の廃仏毀釈さらには昭和の戦時下に多くが失われており、当時の姿が保たれ残存するものは特別稀と言うことができます。

静謐な坐姿で阿弥陀定印を結び、目にする角度や光の加減で変化する表情は慈愛に満ち、本体像に付属する光背化仏ながら単独の仏像としての完成美が宿ります。


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