アジア手工藝 AEO LIFE MARKET ご案内  



アジア手工藝 イオ・ライフ・マーケット

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●ウェブサイト(オンラインショップ)
http://www.aeolm.com/



●店舗(ショールーム)
東京都荒川区町屋3−23−18
店舗(ショールーム)は当面休業させていただきます

e-mail. maruyama@aeolm.com
古物営業の許可番号
東京都公安委員会 第306661103567号

2022/6/21

19c バンカ島 絹緯絣&金糸緯紋織 ソンケット・リマル裂  染織




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製作地 インドネシア バンカ・ブリトゥン州 バンカ島ムントゥック Muntok Bangka
製作年代(推定) 19世紀後期
素材/技法 絹、天然染料、撚金糸 / 緯絣、緯紋織(ソンケット)
サイズ 13cm×33cm

13cm×33cmの断片裂ながらも、高貴な布としてのオーラが隠しようもなく放たれている19cスマトラ貴族・富裕商人向けの儀礼用染織作品。

”カイン・ソンケット・リマル・ムントゥック(Kain Songket Limar Muntok)”と呼称される作例で、”バンカ島ムントゥック製作の緯絣と緯紋織で装飾された布”と意訳できるもの、完品は90cm×2mほどの女性用肩掛(スレンダン)であったものと推察されます。

絣柄の繊細さと色彩の完成度の高さは傑出しており、エンドボーダーを彩る典型的なムントゥック様式の”竹の子模様(プチュク・ルボン)”も端整かつ流麗で経緯絣と見紛うような出来映えです。

そして本裂の特筆すべきは撚金糸の煌びやかな美しさ(孔雀と象の連続模様が織り表されていると思われる)で、金の大方が剥離せずに残っており、当時において最も上質な部類のペルシャ・インド舶来の撚金糸が用いられている様子を顕微鏡画像から伺うことができます。

海洋交易による栄華の時代に花開いた染織作品で製作の盛期は短く失われていったもの、時代に固有の濃密な色香と、儚さを内包する孤高の完成美に魅了される一枚です。



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(光学顕微鏡による画像)
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2022/6/16

20c初 ”鳳凰・松&井桁模様”経緯併用絣 近江上布  染織




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製作地 日本・滋賀 湖東地域
製作年代(推定) 20世紀初め 明治時代
素材/技法 麻、藍 / 経緯併用絣
サイズ 幅(緯)33cm、長さ(経)125cm

”鳳凰””松””井桁”模様が大ぶりかつ端整に織り表された明治期の近江上布裂。

子供用着物の解き裂と推察される一枚で、同じデザイン様式で異なる吉祥モチーフが配された着尺地が同地域・同時代の所産として見出されます。

経緯併用絣に分類される染織作品ですが、仮織りの状態で伊勢型紙を用いた型紙捺染により糊置き・藍染めを行ったうえで本織りされるもの、糸は大麻と苧麻の交織が一般的に行われていたため、本品についても交織布である可能性を指摘することができます。

絣模様の美しさとともに上質な麻糸遣いの織物ならではの肌触りの良さと布表情のたおやかさが魅力、時代に固有の生命感と色香が薫る近江上布古裂の優品です。


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(光学顕微鏡による画像)
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2022/6/4

19c 木綿地”真桑瓜”模様 絞り染め・男児用着物  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代(推定) 19世紀 江戸時代末−明治時代
素材/技法 木綿、天然藍 / 絞り染め
サイズ 裄丈37cm、袖巾21cm、袖丈42cm、身丈68cm

複数の絞り染め技法を駆使して布地全面に”真桑瓜(マクワウリ)”模様が生き生きと染め描かれた男児用の着物。

一つ身で魔除けの背守りが縫われており、寺社参拝用の着物と考察されますが、蔓を長く張り巡らせ葉と実がふっくらと瑞々しく育つ姿が可憐に表されており、子供の健やかな成長を祈る親の気持ちが伝わってまいります。

木綿地は手紡ぎで柔らか味が強く当時としては相当上質な種類のもの、藍の色も深くかつ瑞々しく、手の込んだ絞り染めを併せて特別上等なものを紺屋に発注したものと推察されます。

戦争や震災等の災禍をくぐり抜けて、ここまで状態良く現在まで守り伝えられてきたことに感謝をしたくなる一品です。




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(参考画像) 江戸時代に東京葛飾エリアで栽培されていた真桑瓜
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※上画像は「最新の食情報を動画報道するフードボイス」記事より転載いたしております

2022/5/29

琉球王国 19c 木綿地”浅地雲に雁若松楓流水模様”紅型裂  染織




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製作地 琉球王国(現日本国・沖縄県)
製作年代(推定) 19世紀前期−半ば
素材/技法 木綿、天然顔料 / 型染、糊防染、片面染め
サイズ 横12.7cm、縦18.3cm

19世紀前期〜半ば、今から180〜200年前の琉球王国で手掛けられた木綿”浅地雲に雁若松楓流水模様”紅型裂。

大模様・大柄型紙が使用され多色の染め分けを交えて飛雁・流水のモチーフが生き生きと染め描かれたもので、この裂には収まっていない箇所を含める型紙全形(これに近いものを過去にご紹介)では複数の飛雁と若松・楓モチーフが配されたパノラマ的絵図の作品となります。

王候貴族階級の衣裳の衿の部分裂と考察されるもので、約13cm×約18cmの小ぶりな裂ながら固有の格調の高さが薫ってまいります。


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(光学顕微鏡による画像)
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●参考画像
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苧麻地「浅地雲に雁若松楓流水模様」紅型衣裳(部分)
東京国立博物館収蔵
※上画像は京都書院発行「琉球紅型」より転載いたしております

2022/5/13

17c 呉州染付”蝦蟇仙人図”小皿(平盃)  古陶磁




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製作地 中国 福建省民窯
製作年代(推定) 17世紀 明末清初
渡来地・使用地 日本 江戸時代初期
サイズ 5枚 口径9.3cm〜10cm、高さ2.6cm〜3cm、重さ56g〜77g

後ろ足が一本の”三足蝦蟇”を操る”蝦蟇仙人”の姿が、勢いのある筆遣いで大らかかつ躍動的に描かれた呉州染付小皿(平盃)5枚揃。

日本では画題として、また古典芸能の登場人物としても人気を博してきた蝦蟇仙人は、発祥の地中国においては知名度が低く、八仙とは異なり陶磁絵付の主題とされることはさほど無かったと考えられております。

上記及び絵図の蝦蟇・鉄拐の混交具合を鑑みると、本染付小皿は日本から送られた絵手本により製作されたことが特定でき、呉州手ならではの下手(げて)な絵付、釉の白濁具合と絵の暗青色がかもす粗朴な風情も発注者の狙い通りであったものと推察されます。

釉・呉須・砂高台の表情と虫喰が見られない点は呉州染付の特徴に符合し、少ない筆数で素早く描かれ絵もダミの入れ方も器毎に自由奔放なところに呉州手の持ち味と魅力が感じられます。

一枚一枚に施された丁寧な金繕いに数寄者の愛蔵ぶりが伺え、飄逸な仙人の絵図を愛でながら盃としたであろう光景も浮かびます。


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2022/5/9

20c初 タイ・イサーン 木製漆塗り”蛙”装飾箱(合子)  生活と祈りの道具




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製作地 タイ東北部 イサーン地方
製作年代(推定) 20世紀初め
素材 木、漆、顔料
サイズ 全長約16.5cm、幅約13.5cm、高さ約12cm、重さ325g

神仏信仰に縁の吉祥の動物たちが象られた、イサーン地方伝統の木製漆塗り装飾箱。

”蛙”には雨乞い・豊穣・多産の祈りが託されるとともに、箱の中に薬や裁縫道具等を納めておくことで日常生活の中でご利益が得られると信じられてきました。

この地で古い時代に手掛けられた木製織機の綜絖吊り滑車に同種の吉祥の動物たちが彫り表わされているものがあり、織物文化と不可分の工藝品でもあります。

世襲職人の手による彫り意匠は洗練され完成された様式美を備えており、過飾を排したシンプルな造形のうちに信仰のものとしての精神性の深みが実感されます。

目にしていると心和み、手にしていると心落ち着くような、静謐な空気感を有する一品です。


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2022/5/5

いつかの旅 ミャンマー  旅の一場面




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(写真 ミャンマー・シャン州 ニァゥンシュエにて)

2022/4/28

17c 江戸時代初期渡り インド朱赤地花卉文様”モール”裂  染織




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製作地 インド
渡来地・使用地 日本 
製作及び渡来年代(推定) 17世紀 江戸時代初期
素材/技法 絹、銀(截金) / 錦(平地・縫取織)、銀モール(截金は紺青に着色)
サイズ 横幅(緯)28cm×縦(経)19cm

江戸時代中後期に打敷とされ伝世した、江戸時代初期の舶載錦(ブロケード)の解き裂。

肉眼ではまったく判別できないものですが、顕微鏡で十倍程度に画像拡大したうえで観察することにより糸の一部が”モール”であること、また銀の截金に紺青の着色が施されていることなどが確認できます。

日本での呼称”モール”の語源は、インド・ムガル帝国(Mughal)の”ムガル”が訛ったものとする定説がありますが、本裂はまさにムガル帝国全盛期の17世紀のインドで織られ、紅毛船・唐船等の交易船により日本に渡来した上手のモールと考察されます。

花卉文様を構成する絹糸は色によっては腐蝕脱落し、銀モールも剥がれて黄色の芯糸が覗く部分が多く、製作当初とは相当異なる姿になっていると思われますが、それでもここまで力強く瑞々しい美の生命を宿し続けていることに感動を覚えます。

17世紀当時のインドのモール織り入れブロケードが、ここまで糸遣い・織りが細密かつ巧緻であることに驚かされるとともに、様々な視点から鑑賞の愉しみが尽きることのない一枚です。


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(光学顕微鏡による画像)
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2022/4/22

トラジャの伝統文様  装飾




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(写真 インドネシア・スラウェシ島 タナ・トラジャ及びママサ・トラジャにて)

2022/4/18

15c プレ大航海時代 トラジャ渡りインド更紗  染織




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製作地(推定) インド北西部 グジャラート州  
製作年代(推定) 15世紀
渡来地・使用地 インドネシア・スラウェシ島 トラジャ地方
素材/技法 木綿、天然染料 / 木版捺染、媒染、防染
サイズ 65cm×58cm

ヨーロッパ諸国による地球規模での海洋交易が行われる以前の、14〜15世紀に遡る時代に製作されたインド更紗がインドネシア・スラウェシ島トラジャ地方から見出されます。

イスラーム船が稀少な香辛料・香料を入手するための代価としてトラジャ地方にもたらしたと考察されるもので、”プレ大航海時代の交易インド更紗”と分類されるものです。

この種のトラジャ渡りインド更紗の共通点として、@製作地は総じて北西部(グジャラート)と推定されること、A木綿地がいわゆる鬼手であること、B茜染めは茶味の強い海老茶色・藍染めは色味の濃い暗色が基調・下染めは土色掛かった薄茶色であること、Cトラジャ伝統建築や舟形棺の装飾に見られる渦巻・蔓葉状幾何学モチーフが主副の模様に配されていること等が挙げられます。

17世紀以降のオランダ東インド会社がもたらしたインド更紗では、経緯絣パトラの意匠様式の影響が見受けられるものが増えデザインは多様化、製作地については拠点(積出港)のインド南東部コロマンデルが中心となり、絵柄・染め色を併せ作品の雰囲気は大きく変わります。

本作品、下に掲載の「参考画像」の作品、いずれも単に古いということにとどまらない独特の原初性が感じられ、どこか神秘的な空気感が匂い立ちます。


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(光学顕微鏡による画像)
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●参考画像 
14−15c製作の同種のトラジャ渡りインド更紗
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製作地 インド・グジャラート州
製作年代 1340年±40年(放射性炭素年代測定による)
Victoria and Albert Museum所蔵品
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製作地 インド・グジャラート州
製作年代 1370±40年(放射性炭素年代測定による)
Victoria and Albert Museum所蔵品
※上画像はTHAMES AND HUDSON刊「WOVEN CARGOES」より転載いたしております

2022/4/11

インド 17−18c 古渡り”算崩し文様”唐桟留裂  染織




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製作地 インド
渡来地・使用地 日本
製作及び渡来年代(推定) 17−18世紀 江戸時代初中期
素材/技法 木綿、天然染料(茜・藍) / 経緯とも双糸、平地・格子織
サイズ 横幅(緯)34cm、縦(経)69cm

経緯とも二本引き揃えの”双糸(そうし)”の木綿が赤青白の三色で配され、圧倒的な細密ぶりで”算崩し”の文様が織り上げられたインド舶来の古渡り木綿織物。

この”唐桟留(とうざんどめ)”と呼称された織物は、同じくインド舶来の”古渡り更紗”とともに、木綿を素材とする未知の次元の高度な技巧が加えられた染織として、戦国・安土桃山〜江戸初中期の大名・貴族・茶人等の数寄者を大いに魅了したことが資料・文献及び彼らが製作した裂帖等により伺うことができます。

そしてこれらの渡り木綿に対する憧れから国産木綿の生産及び和製木綿織物の発達が促され、江戸中後期の庶民文化の中で”嶋物(縞木綿)”がもてはやされるに至った、まさにその原初のもののひとつという見方ができるように思います。

今では失われし素材感と手技のもの、近世海洋交易の時代に心誘われる一枚です。


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(光学顕微鏡による画像)
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●目盛は1mm単位

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2022/4/5

出雲地方 19c ”鶴亀模様”孫ごしらえ 筒描産湯布  染織




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製作地 日本・島根県 出雲地方
製作年代(推定) 19世紀後期 明治時代
素材/技法 木綿、天然藍 / 帽子絞り、筒描
サイズ 横幅62cm(2枚接ぎ)、縦81cm

嫁いだ娘と生まれた孫のために生家が仕立てて贈る伝統を有した、”孫ごしらえ”の呼称で知られる出雲地方の特色のある筒描布。

布上部が斜めに帽子絞りで防染され、その下に鶴亀松竹が筒描・藍染めで表されたこの布は、産湯の際の湯上げ布とされたもので、防染(白抜き)部分には紅花等によって赤の色付けがなされ、これで顔・皮膚を拭うことにより魔除け・病除けとする願掛けの意が込められたものとなります。

本布の筒描の線が並ならぬ力強さを有しているのは、子供の健やかな成長を願う祈りの強さゆえであろうと実感されます。疱瘡・麻疹等による乳幼児の死亡率が高かった時代の所産です。

時代が下がると総じて筒描の線は柔らかくなり、”瑞亀”の顔も穏和になっていきます。


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(光学顕微鏡による画像)
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2022/4/1

いつかの旅 中国  旅の一場面




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(写真 中国・貴州省 黎平県肇興鎮にて)

2022/3/28

インド・マスリパタム 19c 聖母子と天使図 インド更紗  染織




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製作地 インド南東部 マスリパタム Masulipatam  
製作年代(推定) 19世紀前期
素材/技法 木綿、天然染料 / 手描き、木版捺染、媒染、防染、片面染め
サイズ 横幅148cm(2枚接ぎ)、縦292cm

”聖母子と天使”のキリスト教絵図が染め描かれた長さ約3mの大判のインド更紗。

周囲の”花唐草模様”のボーダーと上部の”尖塔状模様”は明らかにペルシャ向けインド更紗の流用であり、木綿地・染め色・防染技法等の意匠細部から、これがペルシャ向けインド更紗の主要生産地であったマスリパタムで手掛けられたものとほぼ特定することができます。

主模様の聖母子と天使の絵図に関しては、ヒンドゥ様式インド更紗の寺院掛布”ピチャヴァイ”の構図・モチーフの援用(引用)が確認でき、大盛りのザクロ(吉祥果)等の供物の描き方にそれが顕著に表れております。

本インド更紗の第一の魅力は、衣裳を染める茜赤と藍青を主体とする色彩の豊かさ・美しさにあるように思われます。取り分け瑞々しくかつ濃厚な色味の青が何とも印象的で、これはピチャヴァイにおいてクリシュナ神の肌を染める色と重なって目に映ります。

長きにわたり宗教的な(聖なる)布を製作する中で代々培われた高度な染色技術が実感されるものです。

インド国内のキリスト教コミュニティからの発注品である可能性が高いように思われますが、この種の絵画的なキリスト教様式インド更紗は残存する類例が限られるため、製作背景・使途等について判然としない点もあり、その分資料的に極めて興味深く魅力の尽きない一枚です。


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(光学顕微鏡による画像)
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