2014/1/27

シャーマンが用いる特別な織物”パー・サバイ”  染織



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製作地 ラオス・フアパン県  
製作年代(推定) 20世紀前期
民族名 タイ・ヌア族  
素材/技法 絹、木綿、天然染料 / 緯紋織、縫取織(浮文織)

仏教信仰と精霊信仰が深く結び付き、現在も信仰の篤いラオス北東部フアパン県において、村の司祭者(シャーマン)が用いるための特別な染織作品として、この”パー・サバイ”=ヒーリングクロス(治癒力を有する布)や、”シン・ピー”(精霊の宿る腰衣)が手掛けられてきました。

フアパン(サムヌア)の染織は、ラオスの染織文化の中で特別な位置付けにありますが、それは単に技術が高度であるということのみではなく、信仰と染織が伝統文化・生活の中で一体のものとして結実し、それが近年まで保たれてきた点に理由があると感じます。

本パー・サバイは20世紀前期の作例で、浮文表現の絹縫取織の色柄の力強さと完成度の高さには並々ならぬものがあります。信仰なくして生まれ得ないものを自ずと実感させてくれる作品です。


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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 



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