2014/3/4

着用時に前後で絣柄が変わるイバン族の腰衣  技巧・意匠・素材




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製作地 マレーシア・ボルネオ島 サラワク州  
製作年代(推定) 20世紀前期
民族名 イバン・ダヤク族  
素材/技法 木綿、天然染料 / 経絣

ボルネオ島の森の民、イバン・ダヤク族の手による木綿・経絣の腰衣。着用した際に前と後で異なる絣柄となるよう切り替えデザインで織り上げられた秀逸なアンティークの作例です。

ボルネオの森中に半野生化し栽培される“タヤ”と呼ばれる木綿を素材とした糸作りにはじまり、草木素材による染料作り、括り・染め・織りの全てを自身の手により行うモノであり、多大な労力・技巧を掛け、糸作りから完成まで数箇月の月日を要するモノとなります。

蔓枝・犀鳥・蜘蛛などボルネオの森の様々な動植物が混交した繊細な“鉤状蔓草文”は精霊信仰に基づくイバン・ダヤク族固有の意匠、作り手のインスピレーションが反映され一点一点が異なる表情を有します。他者が真似をすることの出来ない独自の精神性が薫る染織・衣装作品です。




●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 



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