2014/7/26

細部に宿る伝統織物の技と魂  染織



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製作地 ミャンマー・チン州  
製作年代(推定) 20世紀半ば
民族名 ティディム族  
素材/技法 木綿、染料 / 平地(経地合)、一部綾地、緯紋織、片面縫取織、二枚接ぎ


ミャンマー中西部のチン州に生活する「ティディム族」の手による、祝祭儀礼用の木綿縞織ボディクロス”タウノック”。一見するとシンプルな縞織物のようにも思えますが、細部(下画像)を目にすると様々な高度な技巧が加えられている様子を確認することができます。

平地(経地合)の織りを主体としつつ、部分的に綾地へと切り替わり、緯浮きと経浮きを駆使して織り表される”菱綾(diamond twill)”の紋織が見事(画像上から1・2番目)。

また白縞上に黄・桃と緑で文様が表された箇所(画像上から3番目)は、桃・緑の経糸と桃・緑の絵緯(縫取織)を巧みに交えて、肉眼では確認することのできない細密さでモザイク様の端整な文様をつくり上げている様子が、数倍に拡大した画像によりはじめて判ります。

接ぎ合わせの精緻なクロス・ニット・ルーピング(画像上から4番目)を含め、作り手の神経は細部にしっかりと及んでおり、作品からは儀礼用の特別な布としての濃密な精神性が薫ってきます。


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●本記事内容に関する参考(推奨)文献



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