2015/4/7

包裂サイズ 白地・茜地染め分け インド鬼更紗裂  染織



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製作地 インド グジャラート州(或いはコロマンデル海岸エリア)  
製作年代(推定) 18世紀
素材/技法 木綿、天然染料 / 木版捺染、茜媒染(赤・黒茶)、描き染め(黄・藍)


本布は手紡ぎ感の強い木綿糸を経緯に用いた厚地の織り布をベースとする、安土桃山〜江戸期の日本で”鬼更紗(おにざらさ)”と呼称された種類の(古)渡りインド更紗で、この鬼手インド更紗の多くは茜の媒染染めによる赤(明礬)・黒茶(鉄漿)、描き染めの黄・藍及びその掛け合わせにより彩色される(=蝋・糊の防染は藍浸染時を除き施されない)点が技巧上の特徴となります。

蝋や糊などで防染することなく”白地”と”赤(茜)地”をくっきりと見事に染め分ける、この染色技術がインド更紗の真骨頂(のひとつ)と言えるかもしれません。


鬼更紗は茶の湯文化の嗜好と合致し袋・包み・敷物等として重用され、太糸・厚地の堅牢さから、京都祇園祭の南観音山や鯉山などでみられるように祭りの胴掛等としても用いられました。

”白地茜地染め分け花模様・鬼更紗”と名付けることのできる本更紗裂は、63cm×65cmの大きさがあり茶道具(箱)の”包裂(つつみぎれ)”に相当するサイズのもの、白地・茜地及び黄の入ったボーダー模様部分が、包裂として折り重ねられた際(上画像)に絶妙な色柄表情を呈しており、或いは渡来の当初より茶の湯の裂として見い出されたものなのかもしれません。



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