2015/4/19

金は落ちても色香は失われない渡り金襴裂  染織



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製作地 中国 明朝末〜清朝初期
製作年代(推定) 17世紀 江戸時代初中期
渡来地・使用地 日本
素材/技法 絹、天然染料、箔糸(金平箔 ※金は消失) / 繻子地、緯紋織


本布は繻子の地組織で”牡丹唐草”の茶色文様が、平箔とともに通された青藍の絵緯で背景が織り出されるという主客の反転する手の込んだ織物で、ジャカード機が導入される以前(空引機の時代)の金襴&錦織物の組織の妙味、手仕事の卓越ぶりに魅了される古裂です。

平箔の金が剥離している点は残念ですが、経繻子の茶と平箔の濃茶により牡丹唐草が流麗かつ精緻に織り描かれている様子が確認でき、枯淡な表情に独自の深い味わいが感じられます。

金は落ちても時代織物としての色香は失われていない... 300余年の時代を遡り、製作時はどのような布の表情であったかをイメージしながらの鑑賞を愉しめる一枚でもあります。



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