2016/2/17

トラジャ彫刻とトラジャ向けインド更紗の意匠  技巧・意匠・素材



●サダン・トラジャ人王族の舟形木棺に見られる彫刻の意匠
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(写真 インドネシア・スラウェシ島 タナ・トラジャにて)


●トラジャ向けインド更紗 手描き藍地植物文の意匠
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トラジャ人王族の家系に伝わる木棺を装飾する彫刻の意匠と符号するデザインのインド更紗。

家屋の壁や木棺等トラジャ人の彫刻(ウキ)で描かれるのは、彼らが信仰する”精霊・自然崇拝(アルク・トドロ)”に基づくもので、本意匠は”植物的精霊文”とも名付けることができます。

トラジャ人の”植物的精霊文”が、海洋交易の時代に”トラジャ向けインド更紗”の意匠とされたものなのか、逆に(更に数世紀を遡る時代の)インド更紗等の染織の意匠がトラジャ人の彫刻に影響を与えたものなのか、判断には研究・考察を要するものですが、興味深いものです。

”日本向けインド更紗”の中には、”扇面”や”桜花”など明らかに日本的意匠がデザインされたと判断できるものが存在しており、このことは”純粋なトラジャ的意匠”が描かれたインド更紗が存在し得ることを示唆しているように思われます。




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製作地 インド北西部 グジャラート州?  
製作年代(推定) 17−18世紀
渡来地・使用地 インドネシア・スラウェシ島トラジャ
素材/技法 木綿、天然染料 / 手描き、媒染、防染、両面染め



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