2016/3/10

儀礼用腰衣裾帯とされたママサ・トラジャのカード織帯  民族衣装




●ママサ・トラジャのカード織帯が裾部に付された祭事儀礼用腰衣”ドド・アンピレ”

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※上画像はBNI刊「Untannun Kameloan」より転載いたしております


多色木綿がパッチワークされた色鮮やかな腰衣”ドド・アンピレ(dodo ampire)”は、トラジャ人の祭事儀礼の際に、女性の舞踏用として用いられてきたとされるデザイン様式のモノで、裾部にはママサ・トラジャ人の手によるカード織帯”パラワ(palawa)”が付される伝統を有してきました。

カード織帯”パラワ”に縫い付けられているのはオランダ銀貨とグラスビーズで、いずれも16〜18世紀を中心とする海洋交易の時代にトラジャの地にもたらされ伝世品とされてきたもの、単なる装飾目的ではなく、宗教的意味合いが込められたものと考察されます。


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パラワには精霊・先祖を表わす人型文様”タウタウ”が織り描かれた作例も多く、古い時代の銀貨をあわせて鑑みると、この腰衣を着用して舞踏を行なうことに”招魂”の意味合いがあったことは間違いないように思われます。日本の盆踊りと近しいものという見方もできるかもしれません。



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