2016/4/16

江戸中期 綸子地”鶴に松”紅花染め京鹿の子裂  染織




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製作地 日本 京都 ※白綸子は中国からの舶載品と推定  
製作年代 18世紀 江戸時代中期
素材/技法 絹(綸子)、紅花染料/疋田絞り(京鹿の子)、紅花染め
サイズ 33cm×84cm


生糸を素材とする繻子織地に繻子裏組織で地紋を織り描く”綸子(りんず)”(絹ダマスク)の織物が台布として用いられ、指・爪により一目一目を丹念に緻密に括っていく”疋田(ひった)”の鹿の子絞りがなされ、”紅花”を主染料に染められた江戸中期の着物(表着)裂。

上質な生糸遣いで”卍繋ぎに梅花”模様が緻密に織り表わされた”紗綾型綸子”は、糸の繊細さと布感から中国からの舶載品と推察され、布地自体に得も言われぬ気品が感じられます。

そして一目一目の”疋田”で描き出された躍動感と生命感溢れる”飛翔鶴”と”松”の文様表現の巧みさ、紅花染めの紅に黄染料(キハダや梔子)を交色し華やぎ感を加えた”猩々緋(しょうじょうひ)”、意匠全体から職人手仕事の技巧の完成美、京染色の格調の高さが薫ってまります。

二百余〜三百年を遡る江戸中期京鹿の子裂、土地と時代の色香に惹き込まれる一枚です。




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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 




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