2016/4/18

江戸末〜明治初期 木綿×絹交織縞 丹波布  染織




クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します


製作地 日本・兵庫県(丹波国)  製作年代 19世紀 江戸時代末〜明治時代初期
素材/技法 木綿、絹、天然染料/平地、絹・木綿交織、縞格子
サイズ 緯34.5cm、経172cm


この丹波布は、江戸後期に織られ始め、輸入木綿の紡績糸と機械織の布が市場を席巻する明治半ば頃までの比較的短い期間に丹波国佐治村(現兵庫県)で製作されたローカルな織物ですが(昭和初期の民藝運動期に復興される)、手紡ぎ木綿の中に手引きの”絹つまみ糸”(引き始めの繭表層の荒糸)を加えて生み出す、素朴ながら染め色と交織パターンに繊細な味わいがある独自の織り表情は、京・大阪の町人を中心とする庶民層の間で愛好されたものとなります。

画像からも手紡ぎ木綿の柔らか味と手引き絹の暖かみが触感として伝わってくるような本丹波布は、蒲団表とされた大判の布(通常四枚接ぎで仕立てられる)が解かれた一巾分の完品で、使用頻度が少ないままに現在まで保管・継承されてきたと推察されるものです。

嫁入り道具として仕立てられた後、使うのがもったいないと大切に残されたものかもしれません。

木綿と絹の縞の入れ方は濃淡を含めて画一化されておらず、絹つまみ糸も細太をならし過ぎず荒々しいまま... 織り手の想いや息遣いが伝わってくるような密度の高い織物です。





クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します


クリックすると元のサイズで表示します





クリックすると元のサイズで表示します





●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ