2016/11/7

江戸後期 ”雨龍&山道模様”型染め布  染織




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製作地 日本 ※地域不詳
製作年代(推定) 19世紀後期 江戸時代末
素材/技法 木綿、天然染料、天然顔料 / 型染め、片面染め
サイズ 横幅(緯):73cm(二枚接ぎ)、縦(経):81cm

本布は江戸時代後期に地方(九州或いは東北?)の紺屋で作られた”地細工”と呼ばれる種類の型染古裂で、手紡ぎ・手織りの木綿地を台布に天然藍及び天然染料と顔料を交えた多色遣いで大柄かつ手の込んだ模様が染め上げられた特殊な作例となります。

”雨龍”は雨乞の象徴模様として知られるもので、本布の具体的な使用用途は不詳ですが、凝った彫り型紙と多色の華やぎある染め意匠から、日常遣いではなく何らかの祝祭・祈願或いは芸能行事(”山道模様は芸能衣裳と縁が深い)で用いられたものとも考察されます。

特筆すべきは接ぎ合わせ部分の模様がピタリと組み合うのように仕立てられている点で、型紙彫り師と染め師、江戸職人の技巧の高さを随所から伺うことができます。

意匠から濃密に薫る江戸の色香、時代染織の有する豊かな物語性に惹き込まれる一枚です。






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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 



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