2017/5/15

20c前 タケオ 仏教寺院・掛け布”ピダン”  染織





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製作地 カンボジア南部 タケオ Takeo
製作年代(推定) 20世紀前期
素材/技法 絹(カンボウジュ種) ※経の黒糸は紡績糸の可能性あり、天然染料 / 綾地・緯絣
サイズ 幅(緯)84cm×全長(経)274cm

カンボジア南部の地”タケオ”で手掛けられた仏教儀礼用の絵絣ピダン。

仏教寺院において天蓋布や仏像を奉る祭壇の掛け布(後背布)として用いられた系統のもので、推定1930〜40年代の20世紀前期の作品、布端と中央の上下6箇所に布掛けループが付されており、実際に天蓋布・掛け布として使用されたものであることが確認できます。

菩提樹の下の仏陀様と王宮(寺院)とその中の王子の中心に、幟幡を掲げ様々な仕草で祈りを捧げる天女或いは宮廷女性の人物文、獅子や聖鳥ハムサ等の吉祥動物文が繊細かつ生き生きと躍動感たっぷりに染め描かれており、作品がかもす信仰の世界観に目と心を奪われます。

取り分け女性たちが着用する衣裳の表現が秀逸で、巧みに描き分けられた腰衣の絣文様(絣の中に描かれた絣)や幟幡等のディテイルに見飽きることの無い表情の豊かさが感じられます。

より古い時代に宮廷儀礼用のものとして手掛けられたピダンと比べると、諸処に作りの粗さ・甘さが見られますが、大らかかつあたたかみのある絵柄と色彩に、民間使用・庶民のための祈りの布ゆえの慈愛の空気が伝わってくるような、魅力に溢れる一枚です。




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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
  



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