2017/6/2

20c中 絹縞&絣・腰衣”サンポット・ホール・アンルン”  染織





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製作地 カンボジア南部
製作年代(推定) 20世紀中期
素材/技法 絹(カンボウジュ種)、天然染料 / 綾地・緯絣、縞織
サイズ 縦(緯)96cm×横幅(経)160cm

カンボジア南部で手掛けられた、絹地・縞&絣装飾の腰衣”サンポット・ホール・アンルン”。

”サンポット・アンルン(sampot anlunh)”とは通常格子の縞で織られた腰衣を指しますが、これに絣(ホール)が加わる場合は、縦方向(緯)に縞が配され、その間に絣の文様が織り表わされる作品を指し、主に女性用の2m巾の腰衣”サムロイ(samleuy)”として用いられてきました。

本品はカンボウジュ種絹と天然染料を素材に20世紀中期に手掛けられたもので、経にラック染めの赤糸、緯の縞に藍染めの浅葱糸、絣にはやや紫味の強い臙脂赤のラック染め糸を配して、約2cm間隔の繊細な縞と小文絣が三枚綾織の技法で織り上げられたものとなります。

ラック染めの臙脂赤を地色とする小文絣と浅葱色の縞の色コンビネーションが新鮮かつ印象的、鮮やかさの中にも天然染色ならではの繊細な色濃淡、経緯の色が織りなす重層的な色の深み、光の加減による色変化があり、見飽きることの無い表情の豊かさが感じられます。

目の詰んだ織りで、堅牢さとともにカンボウジュ種絹による織物ならではのしなやかさ・肌触りの良さが感じられる古手の優品、20c前期作”サンポット・ホール・アンルン”の稀少作例であり、今では失われし素材感・技巧の準アンティーク作品です。






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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
  



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