2018/2/25

20c中 菩提樹の下の仏陀と王宮文 絵絣ピダン  染織






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製作地 カンボジア南部 タケオ若しくはカンプチアクロム
製作年代(推定) 20世紀中期
素材/技法 絹(カンボウジュ種)、天然染料 / 綾地、緯絣
サイズ 幅(緯)83cm×全長(経)306cm

カンボジア南部のタケオ若しくはカンプチアクロムで手掛けられた、仏教儀礼用の絹絣「ピダン(pidan)」、20世紀中期の準アンティークの作品です。

仏教寺院において天蓋布や仏像を奉る祭壇の掛け布(後背布)として用いられた系統の3mサイズの絵絣ピダンで、布端と中央の上下6箇所に布掛けループが付されており、実際に天蓋布・掛け布として使用されたものであることが確認できます。

菩提樹の下に坐して瞑想を行なう仏陀様と王宮(或いは寺院)とその中の王子の中心に、幟幡を掲げ様々な仕草で祈りを捧げる天女或いは宮廷女性、吉祥動物たちが繊細かつ生き生きと躍動感たっぷりに染め描かれており、作品がかもす信仰の世界観に目と心を奪われます。

本ピダンは取り分け人物の表情・仕草・女性たちが着用する衣裳の表現が端整かつ秀逸で、巧みに描き分けられた腰衣の絣文様(絣の中に描かれた絣)や幟幡、建物の屋根・柱・カーテン等のディテイルに見飽きることの無い表情の豊かさが感じられます。

また布両端に配されたボーダー文様”ヤントラ”は色調に変化が加えられており、全体の表情を引き締め仏教儀礼用布たる荘厳な空気感をかもしております。

生命息づく絵絣モチーフひとつひとつが紡ぐ物語性に惹き込まれるクメール絹絣の逸品です。





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●本記事内容に関する参考(推奨)文献
  



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